第23話 僕の事、琴音の事、静の姿
静と琴音が買い物から帰って来た。基本、100年前の服装はいっぱい持っていたが、現代の服は持っていない。
そして、静は身長も俺よりも少し高くて、大人でまるで本当の絶世の見たことないほどの美人のモデルって感じだ。
当然、街中では目立つし、注目もされる。100年前の服装と言っても、話を聞いたら、和服な姿が多かったと言う。そして、その当時に流行っていた服を着ていたが、今はいろいろな服装をする人がいるので、着物の姿も綺麗だ。
そして、静のその姿を見た琴音が
「やっぱり、静ちゃん綺麗過ぎる、、、」
「そんなことないですよ。琴音姉様。」
「私も成長して、静ちゃんくらい綺麗になりたいし、お母さんのような綺麗な女神になりたい。」
とボヤいていた。
「まぁ、琴音は中学2年生だから、頑張れば、まだギリギリ間に合うんじゃないか?」
と僕は琴音にフォローを入れた。
「啓介兄さんがこれなのに、、、」
と言われ、見た目が平凡な僕をジト目でジーッと見てきた。
流石に僕はそれを言われるとフォローできなくなった。
「まぁ、静ちゃんは神様からもう二度と作れないくらい美人な天使と言われてるから、仕方ないけれど、、、」
と琴音が何とか受け入れようとしている。そして、僕は思い出した事を聞いた。
「そういえば、皐月さんは天使見習いだが、純粋な天使なのか?」
「いや、見た目や素行が良いから、天使からのスカウトだけど、、、」
「原田先輩の時もそうなのか?」
「あの人は偶然に他の天使を見て、偶然見られた天使に、天使になりたいって言って、その天使にどうすればなれるか?って聞いて、試験を受けて、落っこちた。それに見られた天使の子は一般人に見られたから、天界追放より教えた方が良かったみたいね、、、」
「やっぱり、モデルみたいにスカウトじゃないと厳しいのか?」
「そりゃ、そうよ。皐月さんもギリギリ補欠で受かって、三年の天使の研修を課せられてるんだから。普通にそんな天使がバンバン出てくるわけじゃないのよ。」
「そういえば、原田先輩はどうなったの?」
「あの感じで、天使堕ちだから、50年は刑に処せられて、それで記憶を消されて、人間界に戻るかなぁ?」
「そうなんだな。」
天使になるのも、大変だと僕は痛感した。 しかし、妹の琴音が女神だと、僕は立場がない。そこで、琴音に聞いた。
「僕は天界にとってはどういう存在なんだ?さっき、父さんが来て、父さんから全部聞いたよ。」
「父さん来てたの!?まぁ、兄さんは父さんの先祖の力の覚醒遺伝が凄いから、天界では神様本人から、様子は随時見られてるわよ。私も神様にあった事ないから、男の人なのか女神なのか、分からないけど、、、」
「そこまで、大変な存在なのか?僕は!?」
「そりゃ、そうよ。何せこの宇宙を壊す破壊神の力を持つ力を持っているのよ!その力が受け継いだのが、一部でも、本気なら、この銀河系は破壊できるくらいだとは思うわよ。」
衝撃だった。さすがにそこまでとは、全然考えもしなかった。自分自身の事でも、スケールが違った。
そして、今日は夜のバイトシフトの日だったのを忘れていた。それを二人に伝え、二人は買って来た服を着替えながら、お互いに服装をチェックするらしいので、丁度良いらしい。
そして、今日は皐月さんがシフトに入っていない日だから、忙しいから、急いで用意して、バイトに向かった。
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