第8話 怪しい転校生
いつもの朝、起きて、朝ご飯を準備した。
そうすると、動物のように静が起きて来た。
「いい匂い。今日のご飯は何?啓兄?」
「ホットケーキと野菜サラダだ。」
「朝からホットケーキ!?食べて良いの?」
「小麦粉と賞味期限が切れそうな卵が余ってたからな!いっぱい作ったから、全部食べないとな!」
と会話して、静はホットケーキを美味しそうに食べていた。ちゃんとサラダも食べるように指示して、全部食べた。
「じゃあ、日直だから、先に出るぞ!」
「待って、今着替えるから!」
と静はすぐ着替え、八ヶ岳さんと暦ちゃんの待ち合わせ場所に一緒にいつものように行った。
「ごめんね!八ヶ岳さん!今日俺は日直だから!先に行くよ!」
「分かった。先に行ってね。」
と静を暦ちゃんに任せて、僕は先に行った。
そして、学校の職員室に行き、鍵を取ろうとしたら、後ろに見慣れない子が先生と話をしていた。
転校生かな?と思い、すぐに職員室を後にして、教室に行って、全部用意をした。
そして、授業が始まるホームルームで
「転校生を紹介する。出門 美鈴(でもん みすず)だ。」
可愛い子だ。だけど、何かありそうな雰囲気だ。
ハッキリ言って、何かがピリっと来た。
出門さんは普通に挨拶し、普通に授業を受けて、普通に帰宅の帰路にたった。
間違いかと思ったら、校門近くにランドセルを背負った静がいた。
「静、何かあった?」
「啓兄のクラスの転校生が、ただならない気配を感じて来た。皐月は危ないかもしれないから、帰らせた。」
と言って、後を付けた。
そして、野菜屋に行き、普通に買って、帰ってしまった。
「尻尾は出さないか?琴音姉ちゃんに一応、連絡しておこう。」
「出門さんは確かに怪しいね。」
と琴音に連絡して、僕達は帰った。
実は皐月は追っていた。だが、家に帰ったと言う、報告を琴音にしていた。
彼女の正体は何なんだ?
みんな家に帰り、そう思った。
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