概要
――こっちを見ろ、と声がした。そこにいる君へ、ここにいるわたしから。
わたしには好きな人がいる。わたしをお姫様と呼ぶ、幼馴染の女の子。
加賀美仮名子と烏丸真名美は高校二年生。どこに行くにもいつも一緒、同じくらいの背丈に、ときどき同じシャンプーの匂い。二人の瞳はいつだって、お互いの姿を捉えて、離さない。
私の隣にはお姫様がいる。誰よりも可愛い、私だけの「かなちゃん」が。
「カガミ」「マナミ」と呼び合うようになって、どれくらいだろう。黒髪の「カガミ」と栗毛の「マナミ」。コンタクトレンズで過ごす近視眼と、ぜんぜん似合わない伊達眼鏡。
いつだって、君に独占されてきた。視線も思いも、自分でさえも。
瞳と瞳で向かい合う、鏡とガラスが一つずつ。
ずっとピントは合わないままで、いつだって、恋をしている。
加賀美仮名子と烏丸真名美は高校二年生。どこに行くにもいつも一緒、同じくらいの背丈に、ときどき同じシャンプーの匂い。二人の瞳はいつだって、お互いの姿を捉えて、離さない。
私の隣にはお姫様がいる。誰よりも可愛い、私だけの「かなちゃん」が。
「カガミ」「マナミ」と呼び合うようになって、どれくらいだろう。黒髪の「カガミ」と栗毛の「マナミ」。コンタクトレンズで過ごす近視眼と、ぜんぜん似合わない伊達眼鏡。
いつだって、君に独占されてきた。視線も思いも、自分でさえも。
瞳と瞳で向かい合う、鏡とガラスが一つずつ。
ずっとピントは合わないままで、いつだって、恋をしている。
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