もう、「中身」はくり抜かれちゃったけど、カボチャの心はホクホクでした

 とにかく、読んでほっこりした気持ちになれます。

 主人公はかぼちゃのお化け。

 ハロウィンのためにかぼちゃがくり抜かれ、お化けの顔を与えられる。そしてライトを中に入れられて夜にぴかぴかと照らされる。

 「かぼちゃお化け」がハロウィンの日をどんな気持ちで過ごしているか。そんな心情が描き出されているのがとても微笑ましかったです。

 かぼちゃお化けは「不気味なお化け」みたいな扱いだけれど、結構愛嬌のある外見でもある。「可愛い」と「怖い」が同居したお化けだからこその絶妙な葛藤が心の中で生まれていて、なんかすごく優しくしてあげたいな、という気持ちにさせられました。

 そして最後、お化けさんの身に訪れた変化。とにかくあたたかくて幸福感のある作品でした。

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