第2話 助さんと看板娘・11

「いらっしゃいませ♪」

(う!

 かわいい!!)

オレはくらっときた!花屋の女性店員もすごく

かわゆい。

ブルブル!

頭を横に振る。浮気などするものか!そう神様に

誓った!

「ここは、花屋か?」

言ってしまって恥ずかしくなった。花屋かどうかは

見ればわかる。緊張のせいだ。

「はい♪

 見ての通り、花屋ですよ?」

か、かわいい!!

優しい!!

(いやいや!!)

浮気はしないと、今誓ったはずだ。しかし、恋というものは、いいものだ。

「女性に花束を贈りたいんだが。」

「それならきれいなお花が

 いいと思いますよ♪」

「なるほど。

 では選んでくれないか?」

「え?

 わたしがですか?」

目を丸くする彼女。何か間違えたかな?(汗)

オレはぎこちなく、

「あ、あぁ。」

「わかりました♪

 テキトーに選びますね♪」

「え?

 テ、テキトー?」

ガタン!

奥で何かが倒れた!

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