水戸黄門・第一部
福竜
第1話 助さんと看板娘・10
オレは、一路花屋へ向かう。みくちゃんの喜ぶ
顔が見たい。花束を贈れば、きっと彼女も。。。
「す〜けさんっ♪」
背後から女性の声。オレを追い抜き、こちらを向いて立ち止まると、
「助さん大すき♪」
とウインクして、どこかへ行ってしまった。
かわいかった。どこの人だろう?
(いやいや!)
オレは頭を横に振る。オレにはみくちゃんがいる。
浮気は厳禁だ。
「!!」
背後に気配!八時の方向を見る!
通りの角から男がこちらをうかがっていた。
あ!
男はひょっこり隠れた!
「・・・。
あれが噂のひょっこりはんか。」
市井(しせい)では、彼を見かけると、小さな幸せが
舞い込むらしい。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます