17-18(最初の復活の奇跡と火の対決
(アハブ王のいる北イスラエルでのできごと
神が預言者エリヤに干ばつを予告する。
ヨルダン川の東にあるケリトの谷で身を隠すように言われる。食料はワタリガラスが運んでくれる。
その後、シドンの町ザレパテに行った。
貧しいやもめから、残り一食の小麦を分けてもらう。
やもめも、あげてしまったらもう食事がないなか躊躇ったかもしれないけれど「つぼは空にならない」と言われたのを信じて、勇気を出したのかなと思う。
その後やもめの息子が病気で死に、またエリヤが現れる。やもめは「私に罪を思い起こさせるために来たのですか」と嘆いたが、エリヤが息子を復活させることで、ヤマメは「あなたは神に仕えている人だ」と信じた。
18章
干ばつから3年目、飢饉に見舞われていた。
アハブに会い行くようにと神に言われて、道中でオバデヤに会う。(オバデヤは神に畏敬の念抱いている人)
オバデヤは、「アハブに会えばあなたは殺されてしまいます。ずっとアハブは探していました」と止める。それでもエリヤは神に命じられているので、行くと言った。
アハブはエリヤに「イスラエルに災難をもたらしたのは、お前か」と言う。
「違います。あなたがバアルに従ったからです」
それでイスラエルの民とバアルの預言者たちを集めさせ、どちらが真の神か対決をさせた。
(カルメル山にて
「あなたたちは、いつまでどっちつかずの態度をとっているのですか」
それに対して民は、一言も返さなかった。
「祭壇に神自ら火を起こしたものが、真の神です」
まずバアルの預言者たちから先に、自分たちの神を呼んだが、朝から真昼になっても神は答えなかった。
エリヤは「バアルは考え事をしているのか、用を出しているのか、寝ているのか」と煽る。彼らは自分の体を傷つけ始め、血だらけになった(バアル崇拝は人身御供もする
夕方過ぎになり、エリヤは祭壇を直し、石を12個取った(イスラエル12部族の象徴として
四つの大きなかめに水張り、祭壇に撒いた。それを3回繰り返しので、水浸しになった。
「アブラハム、イサク、イスラエルの神よ。私に答えてください。イスラエルの民が真の神が誰なのかわかるようにしてください」
すると、天から火が降りてきて、祭壇や、水も舐め尽くした。
イスラエルの民は、「神の神だ」とすぐに平伏した。
「さぁ、大雨が来ます」
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この時の挿絵が印象的で、火の柱のような力強いものが天から降りてくる。
祭壇に着火されるようなものではなく、誰の目からみても畏れるほどのもの。
水を撒いたり、先に供物の羊を選ばされるなど、エリヤは悪条件を自分からしても、神はそれをものともしない力を見せたのが、圧倒的すぎて、私は好き。
私もたまに、「はっきり分かるようにお示しください」と祈る時、揺らぐ私の心を責めるわけでなく、本当に力強く反応を返してくださり、決断や安心できるようにしてもらえているなって思い出す。
生で見たかったなぁ〜!!
はっきりとイスラエルは神を思い出したのに、出エジプトの時の民じゃないけれど、すぐに忘れてしまうのも、人間の弱いところ。
日頃から、自分の心が揺らいでないか。
「あなたはどちらに従いますか?」と自問自答をしていきたい。
バアルは過激すぎるけど、それに仕える民は良いのか。まぁバアルの民もたいがい過激な連中だけども。
北イスラエルでは、ずっと異教が混じりながら王も悪行の連続の中なのを見てきたので、民も揺らいでいるのもわかる。
ついに神がテコ入れをしてくれた!って印象。
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