「よあけのそらにまいたたね」

かごのぼっち

『のぞみ』

だれでもよかったのよ。


さみしかったから。

それだけ。


おかね? うんあげた。

なんでって、こまってるっていうから。

ほら、あたい、そうゆーのによわいから。

だって、かわいそうじゃん?


そんなにバカバカいわないでよ。

じぶんだってわかってるんだから。

でも

しょーがないじゃん。

それがあたいなんだもん。


かれ?

よるがあけたらでてったよ?

かのじょのところに。

え? へーきなのかって?

いんだよ、あたい、こんなだから。


でもね?

ここんところ、せーり、こないんだよね?

これ、やばくね?

まじで。

え? だってナマがいいっていうから。

しょーがないじゃん。


かれににんちしてもらう?

あはは!

むりむり!

そんなかいしょーあるわけないじゃんよ!

いまもヒモみたいなせーかつしてんだよ?

ぜってーむりだから!


え?

おこるよ?

おろさない。

ぜったいに、ぜったいに、ぜーったいに!

おろさない!!

あんたのゆーことだってきけないこともあるよ!


このこはね?

かみさまがあたえてくれたんだよ?

あたいがさみしがってるから。

このこをあたえてくれたんだよ。

きっと。


うん、うむ。

ぜったいにうむし、そだてる。

しんでも、うむし、そだてるから。

あ、しんじゃそだてられないね?

あはははは!


え、おや?

うん、はなしたよ?

こどもがこどもうむんじゃねー!

って、おこってた。

うん、あんたみたいにね?

かんどーだって。

あたいのめんどーはもうみらんないって。

べつになにもたのんでないのにね?

あはははは。


あ、そうそう。


もうね、なまえもきめてあるんだよ?

『のぞみ』

え? うっせーよ!

キラキラネームなんかにきょーみなんてねーから!

このこはあたいの『きぼう』だからね?

だから『のぞみ』

あたいにしては、いいなまえでしょ?

えへへ〜♪

そーでしょ、そーでしょ。


あたい、ぜってーがんばるし。

しごとも。

べんきょうも。

え? べんきょう、するよ?

てーじせーだっけ?

いくつもり。

このこのためなら、なんだってする!

なんだってできるきがする!

たがら、おーえんしてよね?


えへへ、だからあんたすき♡




よるがあける


そらはうすぐらく

さきはみえない


だけど


あたいのなかにまいた

ははおやのたねは

ちゃんとめぶいて

そだっている


おなかのなかの

のぞみとともに


ほら


おひさまが

わらいはじめたよ


のぞみ











おしまい





──────────────────

勢いで書きました。


私、こんな母親をたくさん見てきました。結局児相に引き剥がされて、発狂して、泣きわめいて、何もできないうちに、ひとりにされるのです。

見ていて心が引き裂かれる思いです。


見捨てるのは簡単です。

種をまけば子供が産まれる。

子供は親を選べない。

どうすれば良いのか。

どうすれば良かったのか。

これを読んで腹を立てた人も少なくないでしょう。ですが、現実にいるし、こうして産まれてくる子供の為とは、幸せとは何なのか。まだまだ考えるべきだと思っております。


なので、一縷の光を彼女たちにと、このお話を書きました。

読んでくれてありがとうございますm(_ _)m

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「よあけのそらにまいたたね」 かごのぼっち @dark-unknown

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