第2話 逆賊2

「なんやとッ!!?」

声を荒げてしまい、周囲を気にする関中王。また

平和が崩れた。人とはいったい······。

しかし、

嘆いている場合ではない。冷静になって、口を

開く。

「敵軍の大将は?」

「確認中でございます!」

「兵力は?」

「数万かと!」

数万。大軍である。頭が痛くなってきた。しかし、

何者か?大物だろうが、すぐには見当がつかない。

数万の兵糧。

財力も侮れない。

「総理、中座をお許しください。」

「ご武運を。」

「かたじけない。」

関中王は深々と頭を下げると――

「すぐに官兵衛を呼べ!」

「はっ!

 二条城でお待ちでございます!」

さすがに官兵衛。おそらく準備も万端のはずだ。

「清正!

 馬や!」

「はっ!」


 就任式典は片桐且元に代理を任せ、自らは

二条城へ向かった!

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