第3話 逆賊3
〜二条城・作戦会議室〜
諸将が勢揃いしている。
「?」
一人足りない。あの男が……。
「ルパン四世はどうした?」
関中王が問う。
「……やめました。」
官兵衛は申し訳なさそうに答える。病気か?はたまたスキャンダルか?
「何?
やめた?」
「はい……。
また盗みがしたいと……。
スリルが味わいたいと……。」
・・・。
場に重い沈黙が流れる。。。
出会いがあれば、別れがある。世の必然だ。
ルパン四世も、旅立ちの時が
来たようだ。
「わかった。
しかたあるまい。」
「詳細をご報告せよ。」
官兵衛が促す。
間者は――
「はっ!
反乱の首謀者は、千利休。」
「はぁ?」
意味がわからない。利休は飲み友達だ。茶の……。
考えても信じられない。一昨日も飲みに行ったの
に……。
「本当に利休か?」
「はい!」
関中王は額に右手をやる。しかし、おかしい。敵の兵力は数万。その兵糧は莫大だ。利休にそれだけの
財力があるのか?
(これは助力者がおるわ。)
関中王は、
眉間(みけん)にしわを寄せた。。。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます