雰囲気抜群の百合ホラー

 主人公は高校三年のある日、自由登校期間にも関わらず、友人の咲希に学校へ呼び出される。

 呼び出した理由を訊くと、千影様のふりをしたいからだという。

 千影様とは、主人公の学校に通う幽霊のことで、この学校に通う生徒だったらしいけど交通事故で亡くなってしまったらしい。

 なんでそんな幽霊のふりをするかというと、
受験のための学校見学に来た中学生が千影様を目撃すると、その子は絶対に合格すると言われているからのようだ。

 そして千影様のふりをして楽しむ二人、そんな彼女たちの姿が微笑ましかったのですが、しかしこれが不幸の始まりとなってしまう……。

 結局、千影様とはなんだったのか、咲希はどうなったのか、はっきりとは書かれていないが、それはそれでいろいろと想像ができて味わい深い。

 雰囲気がとても良い百合ホラー作品でした。

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