令和の恋の詩です。スマホが登場して、令和の恋愛は便利になりましたが、さまざまな機能があることは、むしろ不便なことも多いのかもしれません。そんなモヤモヤを、巧みに掬い取って、詩に昇華しています。圧巻は、最後の「透明少女」のくだり。詩情あふれる見事な表現です。本作は、デジタルネイティブの恋愛模様を、繊細な感性で描いた、こころがジーンとする秀逸な詩と言えるでしょう。