第6話 ロードマップ

まぁ偶然だが、社会人になる頃、

パーソナルコンピュータが身近になると言う時代を経験できた。

しかし、今や老害。


当時は、右も左も分かららず、

依頼に基づき、仕様書を書き、それをソースコードに起こすと言う時代。


その前はコンピュータ言語ただ言っても、ほぼ0と1の世界。

紙テープやカードに穴を開けた物をコンピュータに読み込ませていた。


コンパイルと言う処理ではなく、インタープリタ。


家庭用にはF-BASICが組み込まれた富士通 FM7、NEC PC8001、シャープはCP/MのMZあたりが徐々に浸透していた頃だろう。

MS-DOS、IBM-DOSになり、AT互換機が日本を席捲する頃

一方、AppleはApplell、Applell gsでGUIが浸透。


家庭、一部業務で、GUIが一般化したのは、Windows3.x、System6、7からだろう。

爆発的に浸透したのはインターネットが普及し始めた事もあり、Windows95(pc)、漢字トーク7(Mac)


業務では。文章作成や構成管理で使用していた、JSTAR、これはワークステーションと呼ばれていた、UNIXマシン。シェルにOpenLOOK、motifを被せ、GUI環境が整っていた。


この間、今のスマホ全盛の前に、モバイルOSとして、

Palm OSやZaurus OSが生まれた。

このZaurus OS(日本純国産)、国産OSとしては、TRONがあったが、ザウルスは消え、TRONは組み込みOSに

この派生として、WindowsやMacOSと時代は流れ

今はLinux、Android、iOSなどに。


アプリで言うなら日常フロント事務処理はPC、

DTP、画像処理等はMac、3Dグラフィックはワークステーションと分担だった感じ。


この作業分担、道具の使い分けを行う事、しかもデータの共有をする為には、通信の仕組みも知らないとできない時代だった。


今や、それがどうした?

である。


そこらへんの話はブラックボックスでも良いのかも知らない。


今のこのIT関係の教育のロードマップを考察すると、

【小学校低学年(1〜2年)】

└─ プログラミング的思考の導入

・順序やルールを理解(例:朝の準備の手順)

・簡単なゲームや迷路などの操作体験


【小学校中学年(3〜4年)】

└─ ブロック型プログラミング(Scratchなど)

・キャラクターを動かす、音を鳴らす

・順序、条件(if)、繰り返し(loop)を学ぶ

・変数やイベントの概念を導入

・修正:ブロックの順番を変えたり、パラメータを変える


【小学校高学年(5〜6年)】

└─ ブロック型での応用・自作作品

・簡単なゲームやアニメーションを作る

・条件分岐やループを複合的に利用

・簡単な関数やカスタムブロックの利用

・プログラムの動作確認・修正・改善の体験


【中学校】

└─ テキスト型プログラミングの導入

・Python、JavaScript、Javaなど

・ブロック型で学んだ変数・条件・ループをコード化

・デバッグ、エラー理解、コメントの書き方

・簡単なデータ構造(リスト、辞書など)を学ぶ


【高校】

└─ 応用・発展

・アルゴリズム(探索、ソート、再帰など)

・データベース、SQL、Webアプリ開発の基礎

・VBAやPythonで業務自動化

・チーム開発やGitなどのツールを体験


と言う感じだろうか?


言語はUNIXと言うかLinuxなのかな

開発言語はやPython、SQL、HTMLかな

(まぁ多くの人は知らなくても良いかも、AIに投げれば、コード化してくれる時代だろう)

通信プロトコルは…TCP/IPは当面無くならないだろう。


孫たちは今、生成AIの利用が身近になった時代。

そしてそのスタートラインに立った様だ。

この子達の未来、老害は静かに見守るだけしかない。


「おじい!こんな事もできないの?」

(あー、いつか言われるのだろうなぁー…。)


悔しいからきっと、掌を見せ、

「これでいくつ迄数えられる?」と孫に言う。

(もし、指を折り、5と答えたら、)

笑いながら、もっと数えられるよ。と言ってやるつもり…


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デジタルネイティブ VS 老害SE ワイドット(Y.) @Ydot1315-2

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