家も、学校も、隣の席のあの子も。みんなみんな歪んでる

怪しげな宗教に傾倒する父、諦観で心身を守る母、そして“気付いてはならない”妹。
主人公、神山を取り巻く家庭環境はひたすらに歪んでいた。

そんな神山に訪れた小さな転機。
年に二回しかない席替え。
クジにより最後尾の窓際というこれ以上ない席につけた神山。
さらに幸運なことに苦手だった女子の白石に代わり、神山の隣の席になったのは清楚で可愛らしい『涼森さん』だった。
席替えの神様に感謝する神山はそれがさらなる歪みへの入り口になるとは思いもしなかった。

次々に失せる私物。
その度に貸してくれる涼森さん。
あまりにも用意周到な彼女に、神山はジワリジワリと違和感を覚えて―。


可愛らしいのに明らかにおかしな美少女。
涼森さん。
どんどんとエスカレートしていく彼女の歪みと狂気に冷や水を浴びされたような寒気を感じました。

物語の結末がどこに向かうのか全く予想できないサイコホラー、是非読んでいただきたい。




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