第4話

ダンジョンの構想を練っていたら、夜があけていた。


「よし、ひとまずはこれでいこう」


「はいであります」


はぁ~ダンジョンの構想を練るのに夢中になっていたら夜があけていたよ。しかし、これで今のところ満足できるダンジョンが出来上がったと思うよ。


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動物の塔 Gランク

ダンジョンマスター:タクト


「階層」     「配置モンスター」


1階層平原エリア  牛 カラス ウサギ 金魚 犬 

2階層沼エリア  豚 蚊 カラス

3階層ボスエリア オコジョ軍曹 猫

4階層玉座の間(生活スペース)ウサギ(一番最初に召喚した個体)


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ダンジョンの構想じたいはこういう風になったがなかなかいいものなのではないかな。この構想の意味としては1階層は人を呼び込むためのエリアとしてオープンなエリアを作成し、川や大きな湖も作っているので、その内海中の魔物を召喚したりしたいと考えている。

2階層以降は侵入者の迎撃用のエリアを作成するといった構想だ。特に2階層には凶悪な罠を貼っているのでそうそう突破されることはないだろう。

3階層のボス部屋はオコジョ軍曹が戦いやすい様に作成した、エリアとなっているので、ここが最終防衛ラインといっても過言ではないだろう。


「オコジョ軍曹には全体的に負担が増えてしまって、申し訳ないね。」


「いえ、今現在ボス部屋を任せられるものが私以外にいないため仕方がありません。」


「そういってくれると僕自身もとても助かるよ」


という感じのダンジョン階層になっている。階層じたいはとても少ないが量より質を重視した結果だね。

ちなみに最初に召喚したウサギは愛着が湧いたので、ペットとして4階層の生活スペースで飼うことにしたよ。

今のところだと他にも召喚したいものなどもあるがポイントは有限なので、今はこうするほかないかぁ。


「このウサギは気持ちよさそうに寝ているなぁ。幸せそうな笑顔で寝ていてうらやましいよ。」


「将軍様を差し終えてどうかとは思いますが。」


「スー、スー」


オコジョ軍曹の忠誠心にはほんとに救われるなぁ。このダンジョンの構想をこれだけねれたのもオコジョ軍曹のおかげだし・・・


「オコジョ軍曹の言葉は嬉しいけど、今は寝かせておいて挙げといていいよ。」


「将軍様がそうおっしゃるならば・・・」


「オコジョ軍曹には朝まで付き合ってもらって申し訳ないね。今はゆっくり休んでもらって大丈夫だからね。」


「いえ、吾輩は軍人なので何日でも休まずに働くことができます。逆に将軍様の方こそお休みくださいませ、将軍様の身に何かが起こっては一大事ですから。」


確かに徹夜したせいか眠いなぁ。それにこっちにきていろいろ会って精神的にも疲労が大きいし・・・


「それなら、お言葉に甘えて休ませていただくよ。今後の予定の打合せや計画の進行は休んだ後にするけど、大丈夫だよね」


「はい、問題ないと思います。」


「じゃあね。何かあったりしたらすぐ報告してくれ。」


「了解しました。将軍様」


そう言ってウサギを起こさないように持ち上げて自分の寝室に向かっていった。

寝室についたら、ベットの横にウサギを置いて、ベットの横に寝転んだ。


「色々ありすぎて、疲れたし、今後どうなるかは分からないけど、絶対に生き延びて見せる。はぁぁさて、ひと眠りするとするか」


わずかな希望や未来に胸を膨らませながら意識を手放したのだった。



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