【詩的モノローグ】敬う方に愛されたら
kesuka_Yumeno
「嫌悪と愛情の境界を見つめる詩的モノローグ」
この
当たり前のことを失念していた。
知っていたはずなのに認めたくなかった。
私を救ってくれた。
私を一人の人間として扱ってくれた。
いつも、いつも撫でられるだけの家畜だった私。
好きにされるがままだった人形。
拾いあげて、綺麗にしてくれた。
だから、だから貴方になら命を預けてもいい。
そう、本気で思って、祈りを捧げた。
貴方の笑顔を見るためなら、道化にも犬にでもなろう。
じゃあ?
今の、私はなんだ?
貴方に撫でられた
これから、可愛がられるの?
また、家畜みたいに鳴くの?
人形みたいに好き勝手動かされて……
なぜ、そんな顔で笑うのですか?
私は……私は、何になればいい
犬?
犬も家畜でしたっけ?
やめて
やめてください
その一言が言えない
いつもみたいに、わざと黙っているのではない。
この方は声を出せば必ず聞いてくれる
だから、ああ、だから、
声を出してはいけないんだ。
出したくない。
貴方の望みを叶えたい
待って、嫌です
やめて、やめてください!!!
だめ……私を止めるために、自分の腕を噛む
目の奥が熱い
耐えないと。
大丈夫。今までだってなんとかなった。
大丈夫、全然平気。
そう言い聞かせる。
違う。
違う違うちがう、ちがう!?
これは、違う!
幸せなことなんだ、
幸せなんだ
だから、笑わないと
うぁ……ッ
おかしな声が漏れた。
自分の声が信じられない
耳から頭まで通り抜けたそれは、耳はもちろん、肩まで赤く染めていく。
どんな風に振る舞えばいいかわからない。
何も考えられなくなる
これって、苦いんでしょうか?
……甘いんでしょうか?
貴方の顔を見ていたいのに、
ぼやけて、よく見えない
これから、わかるんだろうか
貴方の肩に月がついてきて微笑んでいる
ただ、それだけを理解した
《舞台裏》
う〜ん。実際にこんな状況になったことないから、心情を想像しました。
これは嫌悪感と愛しさが極限でない混ぜになるケース、パターンですかね。
他にも色々、状況次第ですかね。人間の数だけ思いはありそう。
《舞台裏稽古》
"精神的な崩壊と感情の錯綜"
【板付き中】
「ゆめのは身体なんて興味ないんだ、裸の心が見たいんだよ」
「……それは、それでドン引きですね。
恥ずかしい(棒)」
あ、棒ではないか。
「やぁだ、もうっ♡恥ずかしいわ!」
「……こんなの恥ずかしくないわけ、ないじゃないですか。生暖かい目で見てくださいよ」
#詩的モノローグ #心理劇 #愛と支配 #演劇脚本風 #照れの芸術
【詩的モノローグ】敬う方に愛されたら kesuka_Yumeno @kesuka_Yumeno
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