第1章 平穏な日常が豹変するまで
第1話 まだ平穏な日常だった
ピピピ ピピピ
うるさいなぁ、まだ寝かせてよぉ。
ビビビ ビビビ
もう⋯ちょっと⋯だけ⋯
ビビビビビビビビビビビ
もうわかった起きるって!
ピッ
まだあまり
「ほいっと」
上半身を起こし、お気に入りの
「お母さーん、ご飯もうできてるー?」
2階から1階への
「もうとっくにできてるわよー!あんず、お兄ちゃん起こしてきてくれなーい?
「え、いまぁ?もう、しょうがないなぁ」
あのズボラ兄め、
内心、
「ねえ、冬樹にい早く起きてくれない?私朝忙しいのにわざわざ起こしに来たんだよ?」
体が回転し、こちらを向く。いつも通りのツリ目気味の黒目と目が合う。
「あぁなんだ、あんずか。わざわざありがとな。すぐ行くから先に飯食べとけ」
いつも聞いている、少しムカつくキザなイケボとは
「w⋯はーい。⋯ってあれ?いつもスマホそんなところに置いてあったっけ?」
私の目に入ったのは、冬樹にいの背中側のベッドの上にポツンと置かれた氷の結晶の
「いやーこれはちょっと⋯」
あやしい。そういえば、いつも通りのツリ目だったのも変だ。普段の寝起きは、もっと眠くて
「冬樹にい、起きてからずっとスマホいじってたでしょ!?私の気配を感じて急いで寝てたふりしたんじゃないの?」
「⋯その通りです」
私から目線を外して、いつもの半分くらいの声量で答える。ムカつく。
「はぁ?そのせいで私は朝の忙しい時間を使わされたの⋯?」
声にならない大きなため息が口から
「ところで、何見てたの?」
冬樹にいの
「いやーそれはなんというか色々で⋯ってもうこんな時間!?やば!俺もう準備するから、あんずは早く部屋から出てってくれ!」
「え、いやまだ話は
冬樹にいにグイグイと体を押され
バンッ
と
「ほんとに朝から何なのよ⋯」
「いただきます!」
急いでいるときでも
p.s.序章を読み返したら、場面描写があまりにも少なすぎるなと感じたため、少し付け加えてみました。また、他の方の作品から学び、ルビもふってみました。
VTuber(兄)マネジメントします!? 星癸りる @rilu_rilu
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