第七洗 高飛車お嬢様と親友達と書記と(その3)

バサァッ!!カッ…カッ…カッ…(金色の髪を靡かせ、高そうな革靴で優雅に教室に入る)

・おお……でっけぇ…。

♪えっ、やばっ…私より何倍も…

^おほぉ〜^中々描きがいがある子ですなぁ〜。

❴紹介しよう、彼女は…❵

『お~っホッホッホッ!!!』

❨…!?❩

《お?》

〚ひっ…!?〛

≡は?はっ…はぁ!?≡

{わぁーお、そう来るかぁ〜。}

❴…ん"ん"っ。しょ、紹介しよう。彼女は金剛家の…❵

『わたくしは金剛家の次期当主…金剛輝々良ですわっ!!お父様に庶民の暮らしを知ろと言うことでこの学園に来ましたわっ!!さぁ!庶民達、わたくしを拍手喝采で祝福して下さるかしらっ!!?』

❴………み、みんなそう言う事だ。拍手で歓迎しよう。❵

パチ…パチパチ…(疎らに拍手が流れる…)

『ふぅ…まぁ、最初というのはこんな感じですわね。皆様、これから3年間宜しくお願いします。』

ペコリ…(礼儀正しくお辞儀をする)

❴……そ、そうだ!皆、彼女に質問は無いか?❵

・しつもーん!輝々良ちゃんってぶっちゃけおっぱい何cm…ブホッ!?

≡この馬鹿っ!!誰がそんな馬鹿みたいな質問答えるのよ!!≡

❴こらこら…葛葉、注意は良いが、叩くのは無しだ。金剛さんも済まなかっ…❵

『そうですわね〜…大体97はありますわね。』

❴金剛さん!?❵

うぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!(クラスの殆どの男が歓喜する…一人女子も混ざってはいたが。)

❨皆!話の途中だぞ!!?静かにしろっ!❩

≡きゅ、きゅきゅ、97!?なぁっ……!ぜ、絶対詰めてる!!詰め物よっ!!!≡

『ふぅ〜ん…』カッ…カッ…カッ……(輝々良が一番後ろの席の葛葉凛の前に近付く。)

≡な、何よっ…!!?ふっ…wもしかして図星なの?≡

パチッ…パチッ…

ぷるんっ…♡(輝々良がおもむろに胸元のボタンを外し葛葉凛に胸を見せる)

❨うっ!不味いっ…皆!金剛さんの方を見るなっ!❩(片手で目元を隠しながら言う)

≡なっ!??な、なっ!??≡

・うぉぉぉ!!!ありがとうございます!!ありがとうございま…ブベラッ!!

≡見んな変態っ!!………うっ…何よこれっ…≡

『あら、本物かどうか確かめるのでは無くって?』

≡だ、だからって……!!う……ぅぅぅっ!……≡

❴こらっー!!な、何やってるんだっ!!そんな破廉恥な事は辞めなさい!!❵

≡はっ!?そ、そうよっ!!この痴女っ!変態!!乳デカ乳牛女っ!!!≡

{お、おいおい…流石に言い過ぎじゃね?}

≡う、うるさいわねっ!!≡

パチッ…パチッギチギチ………胸元のボタンを閉める、少しギチギチと音を立てながら。)『ふふっ…乳牛女…そうですわね、貴方よりも大きいのですからそう言われるのも仕方ありませんわねぇ?』

≡なっ!?なんですってぇ!!?わ、私はまだまだ成長途中何だからねっ!!本当よっ!!将来的にはあんたよりも2倍大きくなってやるんだからっ!!!≡

『ふ~ん…まっ、庶民なりに頑張りなさ〜い!お~っホッホッホッ!!!』

≡ぐぬぬっ……!!!≡

❴はぁ…とんでもない子がうちのクラスに入ったなぁ…❵

『それでっ?先生…わたくしの席は何処かしら?』

❴あ、あぁ、それなら御手洗さ…あれ?御手洗は休みか?❵

《いや?盟友なら保健室で休んでるぞ?》

❨正確には、バスに乗り遅れた事で竜馬君が肩車をしながら共に時間ギリギリで来たというのが正解ですね。その時に彼は車酔いの様な物を起こし今ではぐったりしてますよ。❩

『肩車…?まぁ!あの時のお馬鹿丸出しの2人のうちの上に乗った方ですの!お~っホッホッホッ!面白い方が隣なのですわね?ふふっ、ふふふ…!』

《あ?おい!盟友の事を馬鹿って言うんじゃねぇ!!》

❨馬鹿は君だろ…。❩ボソッ…

《お?なんか言ったか?》

❨何でもない、それより金剛さん…君は無茶苦茶する様な人物だな。❩

『あらっ?それは貴方の方なのではありませんこと?』

❨…どういう意味だ?❩

『ふふっ…わたくしが一つ言える事は…わたくしには大きな権力があること…それだけを覚えて下さいまし。』

❨何…?❩

❴はぁ……ほらっ、早く授業始めるぞ〜。もう時間が押してるからな〜?❵

『では、失礼しますわ。』

ガーッ…ギィッ…(輝々良が席に座る)

❨………(不思議な女だ、それより…僕の何を知っているんだ?やましい事など過去にした事は無いが…?)❩

……………………

…………………

さぁ、物語がここから本格的動き出しますよ。

楽しみにして下さる?

次回をお楽しみに。

…次回、一人称です。

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