第六洗 高飛車お嬢様と親友達と書記と(その2)
ー洗井第一市立高校ー保健室
《先生!!盟友は!?盟友は助かるんだよなぁ!?なぁ!!》
〔鹿野君、保健室では静かに…〕
《良いからっ!どうなんだおい!!》
❨阿賀先生、この人に何言っても駄目です。オブラートに包むなら…今欲しいは一つしか無いのです。彼の安否確認のみです。❩
〔はぁ…率直に言おう、ただの車酔いによく似た症状だ。君達の話だと2人はバスに乗り遅れ、何とか学校に遅刻しないように肩車をしながら走ったのだろう?長時間そんな事をして居れば酔うだろう。須々木君、君は今日1日保健室で休んでなさい。〕
「は、はい………。」
《よ、良かったっ…命に関わらねぇんだな…》
〔そもそも君が発端でもあるのだがね…兎に角君達は教室に戻りなさい。〕
❨はい、ほら泣いてないで行きますよ。❩
《ぐ……な、泣いてねぇ!!》
〔あぁ、そうそう…君達のクラスに新入生が来るらし………居ないな。〕
………………
《おーっす、お前等おはようさ…お?なんか人集り出来てんな?》
❨うん…少し聞いてくる。❩
︙転校生って良い所のお嬢様らしいぜ?
・えーっ、マジぃ?あわよくばお近付きになりてぇ…
♪コスメとか何使ってるんだろ…気になる〜。
〚えっと…わ、私は…や、優しい人ならい、いいか…な…?〛
❨君達、どうしたんだい集まってる様だけど?❩
{おっ、本田じゃん!いやさぁ、このクラスに新入生来るらしいんだよ。}
❨新入生…?遅い様な…まぁ、問題はないか。❩
《お、戦友!今日もいけてるじゃねぇか!》
{お、竜馬じゃん、よっす!}
《おう!よぉ〜す!》
❨はぁ…覚永君、ちゃんと挨拶しないと駄目じゃないか。❩
{ははっ!悪い悪い!おはよう!}
〚っぁ…っ、えっと……そのっ…本田…君、鹿野…君、お、おはよ…う。 〛
{隼華ちゃん、大丈夫だって、2人はちょーット怖い所もあるかもしれないけど2人とも優しいぜ?俺が保証するっ!}
〚そ、そうなん…だねっ…えっと……あまり話した事無かったけど…こ、これから宜しく…ねっ?〛
《おう!宜しくな!》
〚ひっ…!〛
❨はぁ…ただでさえ君は身長が高くガタイが良いのだからそんなすぐにフランクに話すな。全く…怖がってるじゃないか?❩
〚そ、そんなに強く…言わない…でっ。鹿野君が、可哀想だよ…。〛
❨なっ…!?❩
《ははっ!早速嫌われてやんの!》
❨ぐぐぐっ…………落ち着け…落ち着け、コイツは馬鹿だ…コイツは馬鹿だ……よし…。父の様に柔軟ならなければ…。❩
{まあまあっ!隼華ちゃんも警戒を解こうぜ?なっ?(あー…やっぱ正って歪んでるな…もうちょい分かりやすくなればなぁ…あとちょーっと見下し癖もなぁ…)}
❴おーい、皆席に着けー!❵
ワラワラ…ガヤガヤ…(クラスの皆が席に戻る…)
≡………。≡
❴よし、今日は皆にいいニュースだ!新しく新入生がこのクラスに入る事になった!さぁ、来てくれ!
❵
ガラァッ…!(教室の扉が勢い良く開く)
………………
……………
さぁ、次に行くぞよ。
わし?ゴリしばぞよ。
さぁ、次回…本格的にお嬢様参戦します。
お楽しみに。
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