ドラゴンライダーのペンギン

ドラゴンライダーのペンギン

　そのペンギンはドラゴンを操る

　ドラゴンを操りながら、世界を平和に導くために戦っていた。

　生き物に害をなす、なんかとっても悪い奴らをせん滅していた。

　ペンギンは飛べない。

　しかし、だから飛べないままのペンギンでいるのは我慢ならない。

　あるところに、そう思ったあるペンギンがいた。

　なら飛べる奴に協力してもらえばいい。

　そう結論付けたそのペンギンは、どうせならすごい奴に乗せてもらおう、とドラゴンの元へ向かった。

　ペンギンの向上心？にいたく感心したそのドラゴンは、ペンギンをのせてやることにした。

　しかしちょうど、わるいやつらがやってきて、ペンギンのすむペンギン国をおそうところだった。

　ドラゴンはペンギンをおろす暇もなく戦う事になったが、コンビネーションが抜群だった。

　ペンギンの指示通りに空を縦横無尽にかけめぐるドラゴンは、わるいやつらをすぐにせん滅できた。

　ペンギンは自分が空を飛んだ時のシュミレーションを何度もやっていた。

　実際には思いもつかない動き方なども色々考えてみたりした。

　それが、ドラゴンの求めているものに、ぴったりとあてはまった。

　自分達はとてもいいコンビ！

　そう思ったペンギンとドラゴンは、その日から組んで、世界平和のために活動するようになったのだった。