舌なし妹/ 野犬/作家奴隷
ぶう
舌なし妹/ 野犬/作家奴隷
舌なし妹
妹には、舌がない。
いや、物理的に舌がないというわけではない。
私には喋らないのだ。
母親には、一番口を開く。
父親には、口数は少ないが返事はする。
だが私に対しては一切、口をきかない。
以前も、話したかもしれないが、洗面所を独占したり、食事の時間は口をきいてくれなかったりそもそも、話しかけても無視をきめこむくらいコミュニケーションがまともにできない。足音をたてたり、舌打ちをしたり、視線や変顔で伝えてきたりとどこかの民族かよとツッコミをいれたくなるくらい私と会話をしたくないようである。
父と母とは最低限の返事くらいはするが、私の場合はシカトである。
まあ、正直、傷はつくし、ストレスのもとにもなる。コミュニケーションをとってくれなければ、風呂や洗面所を使うときに先に使わせてとかの提案もまともにできない。
ここで話が変わるが、ライトノベルや漫画、アニメをよく見る人間、妹とはどんな存在だ?
美少女?
これは幻想でしかない
うん、分かっていたというそこのあなたもいるいないとわず少しくらい言い分はあると
潜在的に思っているのでは?あるいは無意識に。
二次元だと、デフォルメされているし、共通してそんなある程度美少女だ。男の場合もそうだ。だが3次元の場合は話はべつだ。
よく考えてほしい。自分と似たような顔か容姿がよろしくない人間に、やれ、ツンデレ、ツンツン、しお対応、自分に対していじめまがいなことをされるとぶん殴りたくなるだろう。
ぶん殴るとまではいかず、不快にはなる。
現実は厳しいものである。
イケメンとか美少女とかの場合なら別だが、私や妹はそれに該当しない。
話を戻すが、そういう口もきかない妹が家の中にいるとストレスでしかないのだ。
対策として、最低限の会話、話し合いができるようになるのを科学的なテクニックでどうにかするか。そもそも、お金を稼いで実家からでるの二択だろう。それか、妹のいるときはうまく会話をする必要がないようにふるまったり行動を前もって対策しておくことだろう。
正直、この話にオチはない。
相変わらず、妹には舌がない。
舌をちょんぎられたのでは?と疑う。
だが、ちゃんとある。
父や母、猫のルル、妹の友人に対しては、舌を使って言葉を発する。
しかし、私の時は舌がなくなる。
不思議なものだ。
言葉を発さずにコミュニケーションをとる人間は世界に存在する。
そんな人間は案外身近にいるものだ。
私がいる世界だけ、妹は声を出すことはできないのだ。舌がないからである。
脳機能の障害を抱えており、どうしても声を発することができないのだ。
民族の掟で兄に対して、妹が言葉を発することを禁止されているのだ。
そんなふうに考えれば、幾分かだが心はラクになる。
普段から顔を合わせる相手に無視されると傷つくものだ。
このことは重々、理解しておくことだ。
誰であろうと、そんな態度をとると傷つくのであるから。
私やアナタ自身も例外ではない。
私たちも舌がなくならないように注意しておくことだ。
野犬
フォンフォンフォーフォンッ!
私の家の隣人は犬を飼っている。
中型犬だ。
それがひっきりなしに吠えてイライラする。
21時46分。夜、深夜に近づいている時間帯なのに犬は鳴く。
飼い主は注意している気配はない。
瞑想、リアプレイザルといった科学的なテクニックをつかって怒りによる行動は避けられてはいる。ため込んでいるというわけでなく、怒りがひいていくのを待つ。風船がしぼんでいくような感じで。
まあ、いろいろと対策は練っている。
短編15p漫画で隣人の60歳の婆さんと中型犬を消滅させる漫画を描いた。イラスト漫画投稿サイトに投稿したくらいだ。
小説でも以前書いたような気がする。
隣人の婆さんは、中型犬のココっていう名前の犬を飼っている。
なんで名前を知ってるかっていうと、ひっきりなしに
フォンフォンフォーフォンッ!
という鳴き声に
コーレエ~という婆さんの雄叫びと共に、
ココ!
と怒鳴る声が聞こえたからだ。
この飼い主には、ツッコミどころ満載だ。
高圧的に怒っても意味ないだろうに。
一年前の4月に犬の騒音に注意をした。
ごめんねとかいいつつ、菓子折りを渡してきた。
それも、親がいるときをまるで見計らって。
「お父さんいる?」
みたいなこと言って
注意した私をおいといて、親に言う。
私の親の前で「犬に注意しても吠える声がとまらないのよ〜」とか泣き言をいいつつだ。
グーパンチでそのぶよぶよのしわだらけの太った顔面を殴り飛ばそうかと思ったぐらいだ。
実際に殴ったら、さすがに問題というか犯罪なので、イラストで犬と婆さんにグーパンチしている絵を描いた。ここで、鬱憤を発散できたからよかった。
話を戻すが、まるで、こっちが被害者みたいな感じになった。親父にはそのことを言ってなかったので俺にも否があるのだが、私が悪いことしたみたいな空気になった。犬がうるさいから注意したというのに。
このクソババアの陰湿さには反吐がでる。
名前を出したいがやめとく。
思い出すだけで頭にきた。
詳しくは割愛するが、気になる殊勝な読者の方がいらっしゃるなら、過去ののらねこの日常と某イラスト・漫画投稿サイトにある短編15p漫画の方をご確認を。
宣伝みたいになったが一応。
今、22時近くに吠え声をきかされ、まいっている。
一年前に注意したのに、改善されず、好き放題ないている。
9時から12時、14時から15時のときもあれば、17時半から20時にかけて、
今日みたいに22時近くのときもある。
お年寄りと犬のセットは危険だ。個人的な怒りをこめた感想なので真に受けなくていい。
ただ、引っ越す場合や自分の家の近くに中型犬を飼っている隣人がいる場合は、気を付けたほうがいい。もし、犬がひっきりなしに吠えてるのに飼い主が何の対策もしてない場合は特にだ。その飼い主が人がよさそうな人間ならなおさら。
まともに、ブリーダーさんや専門家の人に犬をしつけてもらったり、彼らからしつけに関しての知識など学んでもなく飼っている可能性が高い。
しかも、注意した所で善人面で謝るか菓子を渡してくるだけだ。そのあとは、飼い犬のしつけは独力でどうにかするか、したとしても何もしなくなるか、何もしないかの三択だ。
ブリーダーや専門家に頼もうと行動する思考がそもそもない。
スマホが普及して誰もがネットで調べればわかることもしない。
そもそも、持っててもつかえないか、持ってないか、いまだに90年代以前の世界を生きている老いぼれたちだ。脳みそが壊死しているのでは?と疑ったくらいだ。
こういう輩は、どうしようもない。
無自覚だから厄介だ。
まあー個人の自由ってのもあるから何とも言えないし、改善しにくいのがきつい。
犬のしつけは、義務化かやってない人間は法的措置(罰金刑か逮捕)くらいはしたほうが世のためだと思う。冗談抜きで。理由は最後に説明する。
これはあくまで私の感想だ。
愚痴みたいになったので、最後に謝罪したい。
とりま、近くに犬を飼っているもしくは飼い始めた人間がいるのならご注意を。
引っ越しが一番だ。
それか、ホワイトノイズかノイズキャンセリングイヤホンかヘッドホンで対策するほかない。
もし、犬を飼っている方がいらっしゃるなら、吠える吠えない関係なく、飼い始めたらまずは、犬のしつけを専門家やブリーダーの人から学んでほしい。
犬の鳴き声は、高音でノイズキャンセリングイヤホンやヘッドホンで抑えられるわけでもないし、防音対策にも限界がある。
HSPや精神疾患、特に音に精神的なストレスを感じる人もいる。その犬の騒音は引き金となって、自分の取り組んでいる夢や仕事、趣味において多大な損害を与えている可能性があるのだ。近くに赤ちゃんや子供がいた場合はどうだ?犬の騒音が原因で精神的な障害を与えてしまうかもしれない。障害までもいかずトラウマを与える可能性もゼロではない。
勉強に集中できない原因をつくってしまってるかもしれない。
そのせいでその子の人生はぶち壊れるかもしれない。
私はそういう無神経な飼い主をみると、殺意がわく。
人の人生や時間を何だと思ってるのだろうかと。
それで、その吠える犬としつけのことを専門家に相談しないことで精神を病んだり、不安や恐怖を感じたりして、仕事や趣味、日常生活が壊れたりしてしまうことだってある。隣人に注意しようとも、ご近所さんとの仲を優先して、どうにもできず、家族に当たり散らす人がでるかもしれない。最悪、家庭内での喧嘩に発展して、家庭崩壊を招くことだってゼロではない。
だから、私は少しでもいいので、犬のしつけを独力でどうにかするとか、放置するとかするのでなく、専門家やブリーダーの人にでも相談してほしい。
そのちょっとした行動が誰かを救う事につながる。
騒音のストレスはおそろしい。
騒音をきいてる人間のパフォーマンスやメンタル、身体にも悪影響をもたらす。
また、騒音が多いと早死のリスクがあがるという話もある。学習能力の低下や睡眠が終わる(まともに睡眠がとれない、早死と健康被害のリスクも上がる)
飼い主も飼い主じゃない人間も関係なくだ。
犬の騒音もこみで騒音はないのにこしたことはない。
作家奴隷
作家。小説家や漫画家、イラストレーターにも該当していると思う。
私は、これら、クリエイター業をとわず、どの職も何かの奴隷になるかによって決まるのではと最近思い始めた。ネガティブな意味でもない。ましてやポジティブな意味でもない。
ここでいう奴隷という表現はあくまで造語だ。
小説家や漫画家、イラストレーターは読者によって成り立ってるようなものだ。
編集者も付け足しておこう。
彼らの存在もおおいに大事だ。
何かをする上で、完全な自由というのはないのではと思った。
表現者として、金銭のやりとりをしていく場合、需要にこたえて作品づくりをせざるを得ない場合はもちろんある。
そんなとき、自分が主導権があるようにみえて、編集者や読者の要望や願望で書かされる。言い方悪くいえばだが。
ある意味で好き勝手にかけるとかというと、謎だ。
そりゃ当然だとかなにがおかしいのとかいう人もいるだろう。
べつにいやだとかいいとかという話をしているわけではない。
ただ、ふと思った。
これって作品を自分でつくっているといえるのかと。
つくらされているだけではないかと。
これがいまでは、人からAIにかわっただけではと。
読者が書き手=人間を使うことから、AIという、自分で理想のものを出力させるものへと変わったように。
人間からAIに変わっただけ。
そして、今後は読者がより高度なクリエイターへと変わるのではないかという危機感に。
これでは、表現者は何のために存在するのか?
ますます、アイデンティティ、自分の価値観が大切な時代になるだろう。
ようは、楽しくその活動を続けれるかが肝だろう。
奴隷という言い方はよろしくないなと思った。
うーん、なにがいいものか?
アシスタントかな?
ん~何か言い例えがあるかな?
書いているのが深夜なので、代案が浮かばない。
とりま、一旦保留とさせていただこう。
なにかあれば、教えていただきたいものだ。
舌なし妹/ 野犬/作家奴隷 ぶう @buu2018
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