第2話 気持ち
マリアナは「じゃあ、バーバリーお母さんに又お話がしたくて来たので、また来ますと伝えてください」と話をした。
ラルーサが「良いわよ。ただ、またバーバリーがマリアナやローサと話をしてくれるかは分からないからね」とマリアナに伝えた。
マリアナとローサは「ありがとうございました。また来ますからね」と話をしてホテルへと帰って行った。
バーバリーは「ラルーサ。私、マリアナ達の話を聞いてあんなに私の事を母として慕っていたのにどうしてあの子達を捨てたんだろうって後悔してるの」とラルーサに話をした。
バーバリーが「もしかしたら私あの子達の事を好きなのかもしれない」とラルーサに話をして涙を流した。
ラルーサが「バーバリー。そう言うなら、マリアナとローサに会ってお話だけでも聞いてあげたらどうかしら?」とバーバリーの気持ちを察した。
その日の夜、バーバリーが目を覚まして「マリアナ、ローサ何をしているのかしら?」とふと思いが込み上げてきた。
次の日の朝、ラルーサは「よく眠れた?」とバーバリーを心配で声を掛けた。
バーバリーは「私は昨日の夜、マリアナとローサの事が気になってよく眠れなかった」とラルーサに返事を返した。
ラルーサが「そうだと思ったわ。きちんと今日はマリアナとローサに会って話をしなさい」と注意をした。
玄関先でピンポンとチャイムが鳴って、バーバリーが「マリアナ、ローサ。久しぶりね?今まで、あなた達の事を放っておいてごめんなさい」と謝った。
ローサが「私、お母さんが居なくなってから悲しかったの。もう、離れたくないよ」とバーバリーの体を抱きしめた。
バーバリーが「私は、あなた達の重荷になりたくなくて今まで母親のラルーサの家で身を潜めていたの。許してほしい」とローサとマリアナに今の気持ちを伝えた。
マリアナは「良いの。私達は、親子なんだからお母さんが来てくれたら私達は、またお母さんと幸せに暮らしたいの」と涙を流していた。
ローサが「お母さん。私ね?お父さんの目を掻い潜って逃げてきたの。お父さんあれからお酒に走っちゃって自分が悪かったんだと悲しんでいる姿を見ていられないの」とバーバリーに話し掛けた。
バーバリーは「そう。それは辛かったわね」とローサの返事に答えた。
マリアナとローサは、父親であるケビンのもとへと帰って行った。
バーバリーは「私も旦那のもとへ帰って行って良いのかしら?」と少し不安になりながらも家に帰って行った。
マリアナは「お母さん、お帰り。どうしたの?お母さん」と不思議そうに見ていた。
バーバリーは「あ、私ね?ケビンと会って、お話がしたくて来たのに手が震えて何も言えないわ。自信がないの」とマリアナに今の状態を伝えた。
マリアナが「大丈夫だよ。私達がついているから」とバーバリーの事を励ましていた。
マリアナが「お父さん、お母さんが帰って来たよ」とケビンに話をした。
ケビンが「おぉ、バーバリー。久しぶりだな。俺、あれから考えていたことがあってお前が居なくなってから俺は酒浸りになっていて、辛かったし、お前ともう一度会いたかった」とバーバリーに返事をした。
バーバリーは「あなた、ありがとう。私も大人げなく怒鳴っていて、あなたの事を悪く言い過ぎたわ」とケビンに話を始めた。
ケビンは「でも、またバーバリーに会えて良かったよ」と涙を浮かべて、ケビンは涙を拭いていた。
ローサが来て「お母さん、お父さんと仲直りが出来て良かったね。今までお母さんの事を思い出して泣いていたの」とケビンに抱きついた。
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