男友達が超どタイプの女性にTSしてしまった話。

天丼特盛

第1話 いつもの日々?

朝目覚めると、あいつが女になっていた。

しかも超どタイプの。



ピピピピッピピピピッピピp

バァン!!

勢いよく目覚まし時計のアラームを止める。

「あーーー… もう朝か」


 だるい身体を起こして朝食のトーストを食らう。三度の飯よりパンが好きな俺は最近ハムとキムチとチーズでアレンジしたトーストにハマっている。朝からこれを食べると嫌な月曜日でも、これのおかげで1日いい気分でやり過ごせる。食べ終えてぱっぱと支度をしていると

「おーーい!悠真ぁぁあ!遅刻すんぞぉぉ!」

外からいつもの声。葵だ。

「ちょっと待っててくれー」

急ぎめに玄関を出る。そうすると葵がスクワットしながら待ってた。いや何してんの?

「お待たせ」

「おぅ!おはよう!さっ、行くぞ!」


 俺たちは歩を進めていく。あっ、そういえば紹介がまだだった。では、現在一緒に登校している奴も含めて紹介していこう。

 まず俺は白鳥 悠真。どこにでもいるフツーの高校1年生。目立った経歴は特に無く、もちろん彼女いない歴=年齢となっている。中学はバレー部に所属していたが、練習が思ったより超キツくて2年の時に退部。高校生になってからは帰宅部1年エースとして活躍している(活躍と言っていいのか?)。


 そして…

「そういえば課題は終わったか!? 俺はその存在を今日知ったぞ!がははは!!!」

 マジかよ。

この元気の塊である男は嵐山 葵。俺の男友達であり幼なじみだ。とにかくうるさい奴である。

葵とは長い付き合いで、家が近いのはもちろん、小5と中1以外は同じクラスだった。中学までは野球でリトルシニアに所属していて、スタメン選手で時折4番打者として出場していたらしい。現在はなんと打って変わって茶道部に所属している。いやなんでだよ。フィジカルも恵まれており身長が170cmの俺に対して186cmある。筋肉もエグい。


 そんな俺からしたらめちゃくちゃ羨ましいスペックを持っている葵だが、唯一の弱点がテストの点数が赤点ギリギリもしくは赤点であることだ。ここだけ俺が勝ってる。

 家が近いので、こうやっていつも登校している。まあ家の前まで来てくるのは頼んでないけど寝坊したときの目覚まし代わりになるので助かっていたりもする。


 教室に着くと、葵が開口一番に

「おはようっっ!!!!!」

と、元気よくあいさつ。あいさつを自慢としている学校がいくつかあると思うが、この葵の声量とハキハキとしたあいさつは、まさに模範生と言えるだろう。そして俺はその後ろを静かーについていく。

「おっ、凸凹コンビの登場だ」

と、クラスメイトが言う。そう、俺たちはクラスでは凸凹コンビと呼ばれている。さっきの紹介の通り、俺と葵はスペック・性格と共に真反対だ。だけどいつも一緒にいるし助け合っているからいつの間にかこう呼ばれるようになっていた。案外そう呼ばれるのも悪くなく、結構気に入っている。


 「あーー、彼女が欲しいなぁぁ!!」

「葵ならまたできるサ。もっとアタックしろって!」

「いやーでもよぉ…」

「ハハハハ…」

前の席の方で葵を含んだ男子グループが話している。葵のキャラもあってか、周りには友達でいっぱい。まあ入学式そうそう呼名でふざけてたからな。後で新担任に怒られてたけど。

 え、俺?もちろん、入学式から半年経っても友達は葵だけだよ?悪い?


 そんなこんなで放課後。

今日も一緒に葵と帰った。茶道部は活動日数が週2なので、ほぼ毎日一緒に帰っている。

いつも葵から他愛もない世間話を聞いて反応しながら帰るのが普通だ。

「いやー、昨日のタイガースの試合は白熱したなぁ!」

「……。」

「…悠真?」

「ん? あぁ、やっぱりロングが可愛いよな。」

「いや、そんな話してないが…?」

やべぇ、話聞いてなかった。いつも反応してたからさすがに違和感を感じたのだろう。

「…。」

「なんだよ、悩みでもあんのか?そいじゃ葵のお悩み相談室といきますか!」

俺はさっき考えていた事を正直に話し始めた。


 「…休み時間に葵たちのグループの話が耳に入ってきたんだけどさ。それで少し思ったっていうか…。」

「ほう。」

葵の顔つきが少し変わる。

「葵って今まで何人か女子と付き合ってきたよな。」

「そうだな、元カノは4人以上はいたなぁ。」

「付き合ってるとき、“好き”ってどんな感じだった?」

「どんな感じだったって?」

「例えば…こう…胸が苦しくなるとか、会いたくて眠れないとか。そういうのはなかったのか?」

「さぁ…。楽しかったのは覚えてるが…。うーん……。」

なぜ悩むんだ?好きだから付き合うってもんじゃないのか?俺は無意識に少しムッとしてしまう。

「まあ、俺は遊びの延長で付き合ってた感じかな。」

葵がいつもの笑顔でその言葉を言う。

「付き合うのって…好きって…そんなんでいいのかよ……。」

「悠真…?」

「好きってのは、そんなに軽く扱っていい言葉じゃない。本気で誰かを思うことは簡単じゃないんだ!」

少し強めの口調で言ってしまった。声が少し震えてるのが自分でも分かるくらいに。

「悠真…。」

「ごめん、俺先帰るわ。」

俺は駆け足で家まで帰った。


 「なーに言ってんだ俺ぇぇぇ!!!!ろくに恋愛経験無いくせにぃぃぃぃ!!!!!」

夜布団の中で1人反省会を行う。

あぁ…俺はなんであんな説教じみた話(自論)を…。何熱くなってんだよ俺ぇ。

「…明日は謝ろう。」

そう呟きながら眠りについた。不思議と直ぐに寝付くことができた。


 プルルルップルルルップルルルッ

んーー、もう朝か…って、ん?目覚まし時計のアラームじゃない。電話だ。しかも葵から。

「なんだあ、まだ6時半前だぞ…?」

寝ぼけながら電話にでる。

ピッ

「もしもs」

「悠真君!!??お願いちょっと家来て!!!」

えっ、女子の声?しかもかなりいい声だ。…え?俺は状況が理解できず困惑してしまう。

「えっと、どちら様d」

「いいから早く!!!!」

ピッ

切られてしまった。とにかく葵の家まで行かなければ。

 俺は徒歩3分の葵の家まで全力疾走した。玄関を開け、早口で挨拶。

「はよざす!!!邪魔しやす!!!!」

葵の親御さんはびっくりした表情。まあ無理もないか、こんな登場の仕方はしたことないし。

「おぉ、いらっしゃ…」

そんな言葉が聞こえなくなるくらい急いで2階に向かう。ドアを勢いよく開ける。

「どうしたあお……い?」


信じられない。こんなこと信じられない。


あいつが女になっていた。

しかも超どタイプの。



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みなさんはじめまして。天丼特盛と申します。

第1話を最後まで読んで下さり本当にありがとうございます。

どうでしたか?興味をもってくださった方もいればドン引いた方もいると思います。

こんな感じでストーリーを進めていこうと思っています。ですが投稿頻度はかなり遅いです。なんせ私は国語偏差値45なので…。自分なりに頑張っていこうと思います。

それでは、またいつかお会いしましょう。

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