二〇〇に至らない物語

椎名S

 僕はあなたの栄養になりたいのです。精神のような曖昧なものでなく、僕はそのまま、あなたの栄養になりたい。砕かれて、骨の細部から、血液の隅々まで、あなたのいたるところに僕は点在していたい。僕が生きれるくらいの、半分程を残して、僕を食べてくれないだろうか。

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二〇〇に至らない物語 椎名S @siina_S

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