歴史小説かのような物語

「国母が必ず殺される」というコンセプトを見た時、蒲原さんの他作品がファンタジー要素の強いものが多いので、呪いのようなものが関係しているのかと思っていました。

でも違いましたね。これは国の習わしとして殺されるという話なんですね。いつか殺されるというバッドエンド(…になる可能性がある)に向かう中で、どう足掻いてそれを覆していくのかが見どころです。

王妃でありながら、心は武人という設定も素晴らしいですね。

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