尽きぬ猫の愚痴が……

『無防備に お腹をみせて寝る猫の悪行数え 母の手も借る』


 それから、もういっちょ。


『全てはね 君のせいだと睨んでも あくびで返事する呑気者』


 はい。正々堂々と猫の愚痴です。タイトル通りです。

 襖に穴開けるとか、

 カーテンよじ登って、天窓の障子から顔を出すとか、猫飼いあるある朝飯前。


 興奮して壁や襖まで走るとか……

 ――重力に逆らうんじゃありません。

 あっ、とは申しましても、二、三歩ほどです。


 急いで階段を登ろうとして、足を踏み外すとか……

 ――君、猫だよね?

 この拗れた運動神経回路はどうなっているのやら。


 身軽なのか、どんくさいのか。

 天真爛漫なのか。暴れん坊なのか。


 そも、カクヨミで悪文を書き散らかすことになったのも、この猫のせいなんですよ。途中で飽きてやめてしまうかもと思いながら、猫の愚痴でも書いてやろうと思い立って、今に至っています。


 まだ、書きかけの話が書き上がってもいない状況では、やめられず。

 何が足りないのかと課題が浮き上がって来ては、悶々としております。

 多分に、そうしたことを楽しんでいるのかもしれません。


 そういう意味では、猫のおかげなんでしょうね。

 ちなみに、このお転婆さん、もう1歳半と立派に育った大人の猫なんですよ。

 そうだというのに、先日にはインターネットの回線コードを嚙みちぎってくれました。

 このやろー。それだけの話でした。


 

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