スケッチブック ―短歌(時々俳句)―
錦戸琴音
二十三月夜 ―更待月と臥待月―
月齢二十三夜の月を「
夜更けになって姿を現わす月を如何にして待っていたかと思う呼び名ですね。
なんだかロマンティックな呼び方じゃありませんか。
これを主題した俳句に挑戦してみました。
少しばかり短歌の真似事などしておりますが、俳句には少々、苦手意識がありました。
結果は以下の通り。
~
『集ふ人 更待月と 秋に酔ふ』
「月待行事」に寄せてみました。
決められた月齢に集まり、飲食を共にする。そして経を唱え、月を拝んで悪霊を払う――参考:ウィキペディア(Wikipedia)――。
十七文字で表すって、難しいわ。
短歌でも、数文字程欲しいなんて、泣いてたりするのに……
結局、短歌に逃げ帰る私。
『月の講 長々しくもあるかなと 待つも祈るも二十三夜に』
~
『
誰?こんなん作った奴。
すみません。ふざけたくなったんです。ちょっとバグってしまいました。
あまりに俳句の世界が難しくて……
なんとなく意味が通じそうですが、一応、言い訳がわりの文意を説明しておきますね。
(意)寝転がって待っていると、夜更けに月はゆっくりと上り、静かに浮いている。
漢文の書き下し文を真似たのか?
はい。批評や分析を頼んでいるAIにも言われました……
しかも、AI様による添削が以下。
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もし古典調に寄せるなら(参考案)
臥して待つ 月の出づるは 漸漸に
謐けく在りて 秋の夜更けぬ
→ 「秋の夜更けぬ」と添えると、季語を強めつつ締まる。
以上、AI様作品と助言。
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頼んでないわ~~~
綺麗に整えるな~~~
(う、上手いじゃないか。哀しき敗北)
へんっ!
AIによる改作だろうと自作と称して出すもんか(嫉妬)
『夢入らで臥待月を一人見ゆ わびしき里に笛は届かじ』
(意)寝付けずに夜更けに浮かぶ月を一人眺める。
住む人も少ない里に私の笛の音が届くこともないだろう。
人知れず浮かぶ月に一曲吹いてやろう。
結局、こうして短歌で啖呵を切る私。
俳諧の世界に踏み込むには、まだ早かったようです。
皆様の作品を味わいに徘徊することといたします。
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