身近な誰かがなくなった時、人というのは足を止めます。
故人を悼むためであったり、自分の気持ちに整理をつけるためであったり。
ただひたすらに悲しみで歩めなくなっているのかもしれません。
ですが、いつまでも死者に縛られていては、前に進むことができません。
いつかどこかで死者との思いを割り切り、そこから旅立つ必要があります。
そうは言っても、大切な人との思い出が薄まって忘れ去ってしまうようで、なかなか割り切るのって難しいです。
ですが、自分の心を縛り付けている死者に対しての思いを、死者自らが答えてくれることで晴らすことができたなら……?
向き合う「人の気持ち」は、故人への思いに溢れており、並大抵には騙れません。
真摯にその人との思い出に寄り添わなければ、相手を傷つけてしまうことにもなります。
これは、一人の青年が、戸惑い、悩み、向き合い、受け入れた、一つの優しい成長の物語です。
読み終えた後、きっとあなたに優しさに溢れた温かさが胸の内に広がっていることでしょう。
是非ともとうもろこしと一緒にお楽しみください。
「会えなくなった大切な人へ、手紙を送れる場所がある。」
『ゼロ番地のポスト』
ここに手紙を投函すると大切な人から返事がくる。
大切な人に何もしてあげられなかった。きちんと向き合えなかった。それは大切な人も同じだった。
明生君も、他の誰もが、想いが自分に向いている時、できることには限界がある。
だけど、ひと度、その想いの方向性が、大切な人へ向いた時、大切な人の背景に想いを馳せた時に感じる、
「大切な人のために何ができるのか。」
その瞬間から、人は無限の力、奇跡を起こせる。
そんな可能性に満ちた素敵な素敵な素敵な感動の物語です✨️
泣けました。°(° ᷄ᯅ ᷅°)°。
ただ泣けたのではなく、深く心が反応しました。
ひとは、ひとの為ならいくらでも動ける。
改めてそう感じられました✨
この物語を拝読して、
伝えられなくなってから気付いたり、後悔したりしないよう、今に向き合い、伝えたいと感じたことは、相手に届くように整えて伝えられる。
そんな人生を歩みたいと心から思いました🥹