第6話トゥルース
「やっぱり…止められなかったのね…」
香奈さんはやっぱり知っていた。
「どういう事が教えてくるないか?」
「わかったわ」
僕の質問に答えると返事をした香奈さんは涙を拭った。
「どこから…説明しようか…」
話し始めると同時に警察と救急車がきた。
さっきのサイレンは警察と救急車だったのか。
空牙は運び込まれ、警察ま集まってきた。
しかし、僕を捕まえようとしてない。
どうやら僕に真実を教えてくれるらしい。
「私から警察の方には話しつけてあるから大丈夫よ。
私のお父さん、警察で結構地位も高いの」
「初耳だな」
「話を戻すとあなたと空牙は中学からの付き合いなの」
「え?」
僕と空牙は中学からの付き合いだと?
「そう、中学一年の頃あなたは事故に合い記憶と感情を無くした」
僕が事故に合った?
それで記憶と感情が消えた?
「それで空牙はあなたを助けるために今回と同じことをしたわ。
中学の頃は鈴(りん)という子いたはず、空牙からはそう聞いてるわ」
鈴?確かにどこかで聞いたことがあるような気がするけど…
「でもあなたは中学二年、三年になる度に同じ一部の記憶と全感情を無くしてるの。
空牙の話によると高校一年、そして二年でまた無くなったの。」
そんな!
そんなこと!
今までも記憶と感情を無くしその度に空牙が助けてくれたっていうのか?
「その話を聞いたとき止めさせようとしたわ、死ぬ危険性があったから。
でも空牙は笑えねぇ~日常なんてつまらねぇ~だろって言って聞かなかったわ」
じゃあ最初に香奈さんが話しかけてきたのも全て空牙が僕のために…
「氷治君…」
僕の目から涙が溢れてくる…
【悲しい】
胸が【苦しい】
何で言ってくれなかったんだ!!
涙が止まらない…
ごめんなさい…ごめんなさい…
空牙が死んだわけではない…
だが、僕はとんでもないことを犯してしまった…
そして、僕は警察の人と小屋から出た…
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