第4話アブスターナンス

中間テストが近づき、熱心にテスト勉強している。

勿論、僕や香奈さんも、僕ら以外の生徒たちも。

別にいい成績になりたいわけではない。

ただ、悪い成績になりたくないだけだが、空牙は相変わらず馬鹿騒ぎしてる。

将来、裕福な生活にならなくてもいいけど空牙みたいにはなりたくない。

テスト当日。

勉強の成果もあり、すらすらと答案用紙が文字で埋め尽くされる。

しかし、空牙の顔は白目向き肌の色は青ざめていた。

結果は予想通り。

香奈さんは相変わらず90点以上。

空牙も相変わらず赤点の椀飯振舞。

でも、感謝が少しわかってきたお陰で勉強する【楽しさ】や香奈さんの点に【尊敬】や【憧れ】を抱く様になった。

それと同時に香奈さんに及ばなかったという【無念】で【劣等感】も感じてくる。

しかし、空牙より勝っているという【優越感】に浸るわけにもいかない。

だが最近香奈さんといて【嬉しい】空牙といて【楽しい】なのに物足りない。

空牙と香奈さんが楽しそうに話し合ってるのを見て【嫉妬】してしまう。

一年の頃に話しとけば良かったと【後悔】する。

この気持ちを【嫌悪】【増悪】【怒り】。

そして…


【殺意】

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る