2章 普段大人しい子は意外に激しい
「久しぶりー! キャミちゃん元気だったー?」
「あっ……うん、半月ぶりだねせりかちゃん」
夏休みも終わり始業式、せりかは親友の
仲は良いのだが、アクティブなせりかと内気な香耶美では遊ぶ系統が異なっており、休みの間はあまり会うことがなかった。
できれば共通の趣味があれば、もっと一緒に遊べるのに。そういつも思っていたせりかは、
「あのねあのね、キャミちゃん!」
「ど、どうしたの? せりかちゃん」
「カート! カートやってみない!?」
自分の側に引き込もうとし始めた。
「あの、カートって……」
「えっとね、車みたいなのなんだよ! すっごく速くて面白いの!」
弱々しい少女にカートはかなりハードなスポーツだ。現に運動好きなせりかですらボロボロになってしまったのだから。
だけど今までこういった誘いはぼちぼちあった。香耶美としても、せりかと一緒に遊びたいとは思っていたが、なかなか踏み込めずにいた。
今回も恐らくは断ってしまうだろう。何せ彼女は運動が苦手なのだから。
「わ、私も……やってみようかな」
「ホント!? やった!」
受け入れてしまったようだ。それはいつになく目を輝かせていたせりかに圧倒されたのか、それともその目の奥にある本気を察したからなのか。
「じゃあさじゃあさ、明日学校帰りにちょっと寄り道しようよ!」
「えっ、明日? うん、いいけどどこに……」
「よーっし、明日が楽しみだね! キャミちゃん!」
「う、うん……」
何が起こるのかわからず不安げに返事をする香耶美と1人で満足げにしているせりか。約束はしているが、ほとんど拉致に近い。
だがせりかは気付いていない。弱々しい口調とは裏腹に、香耶美の目の奥にあるものが、せりかのそれと同じことを────。
☆
「こんにちはぁー!」
「うおっ。や、やあ」
彼女が再び訪れたのはあれから1週間ほど経ち、9月に入ってからだ。しかも増えているときたものだ。
せりかちゃんよりも少し年上っぽい少女。長いサラサラの髪が特徴的な、メガネをかけたのほほん系だ。
「えっと、お姉さんかな?」
「ど・う・きゅ・う・せ・い!」
少しむくれた感じでせりかちゃんが訂正する。そういえば一人っ子だったっけ。
「ご、ごめん。そういえばせりかちゃんはいくつになったの?」
「えっとね、14歳だよ!」
なるほど、同級生の子は相応か少し上くらいの見た目だ。せりかちゃんは……成長段階というわけか。
「それで今日はどうしたの?」
「んっとね、キャミちゃんもカートに乗ってみたいって!」
いきなりキャミちゃんと言われてもわからないが、この子のことだろう。
「へえ、なるほどね」
折半しようというのか。それもありといえばありだ。
そういうプライベーターは多いし、いろんな人間が乗ることでクセが打ち消しあいきちんと走れるフレームになったりもする。
「あ、あの……西條香耶美、です……」
なんとか聞き取れるほどの小さい声で自己紹介をしてきた。
「よろしく。キミはカートの経験あるのかな?」
「あの、すみません、無いです」
目を合わせようとしないほどにおどおどした感じの子だ。大丈夫なのかな。
まるでこの子がやってみたいと言っていたような口調だったが、どう見てもせりかちゃんが無理矢理つき合わせようとしているように感じる。
西條さんは普段本でも読んでいそうなタイプで、カートに興味があるようには思えない。
気弱な子を強引に誘い込み、自分が欲しい物を手に入れようというのなら関心しない。
だけどそんなものは僕の憶測でしかない。本当はカートのようなアクティブなものに興味があるんだけど、なかなか踏み込めないというのもありえる。もしそうならせりかちゃんを疑うのは失礼だな……。そうだ、試してみればいい。
「じゃあちょっと乗ってみようか。いつがいいかな」
「あっ! じゃあ明日で! いいよね、キャミちゃん!」
「え? あ、うん……」
この子は僕が暇人だとでも思っているのだろうか。
しかし事実として空いている自分が情けない。
「わかった。明日の8時でいいかな?」
「はい!」
はてさて、明日はどうなることか。
○
「おっはよーございます!」
あいも変わらず元気なせりかちゃんと、少し眠そうに眼鏡を外して目をむにむにしている西條さんがおそろいのジャージで玄関前に立っていた。
「おはよう。それじゃあ早速行こうか」
2人を車に乗るように促すと、せりかちゃんは車の屋根にカートが積まれていないことに気がついたようだ。
「あの、マシンは?」
「今日は無しだよ。ちょっとやってもらおうと思ったことがあってね」
「そうなんですか! よくわからないですけどやります!」
「よ、よろしくおねがいします……」
2人を後部座席に乗せ、高速道路をひた走る。後ろからは話し声が聞こえるが、主に喋っているのはせりかちゃんで、西條さんはそれに相槌を打っているだけに感じる。
「そうだお兄さん!」
後ろから前に顔を突き出し、せりかちゃんが僕に話しかけてきた。
「突然どうしたの?」
「お兄さんはカート速かったんですか?」
ド直球な質問をしてきた。
「あはは、あまりそういうの人に聞かないほうがいいよ。失礼になったりするから」
「そうなんですか! ごめんなさい!」
「いいって。僕は逆の人間だから」
「逆ってどういうことですか?」
「全日本チャンピオンだよ、去年のね」
「す……凄いです! かっこいいです!」
建前ではなく、本音でそう思っているみたいだ。バックミラー越しに見る彼女の目は、いわゆる尊敬の眼差しというやつだ。
レースに関わっていない人には全く通用しない肩書きだから半ばどうでもいいと思っていたが、こうやって良く見られるのは正直うれしいものだ。
●
「こんちはー」
「いらっしゃ……おお内淵君じゃないか。久々だねぇ」
少し小太りで口ひげを生やしたおっさん、豊西さんは僕を見るなりうれしそうに応対した。
「ええご無沙汰しています。豊西さん」
「日本一おめでとう……って1年前の話だね」
「あはは……顔を出せなくてすみません」
「いいんだよ。それよりも今日はどうしたんだい?」
「えっと、ちょっとコースとマシンを貸してもらおうかなって」
「なんで今更……ああ後ろの子たちかい? 午前中は暇だし、好きに使っていいよ」
「ありがとうございます。じゃあ2人とも行こうか」
よくわからないが一応、といった感じで2人は豊西さんに頭を下げ、僕についてくる。
クラブハウスを出てせりかちゃんはコースをキョロキョロと見渡す。
「ここはサーキット……ですよね」
「どうしたの?」
「なんか少し小さい気がして」
せりかちゃんは少し物足りなさそうにコースを確認している。
「ここはプレイングカート場だよ」
「プレイングカート? こないだ走ったのとは違うんですか?」
「僕が持っているのはレーシングカート、つまり競技用だよ。でもこれは遊びで楽しむためのカートなんだ」
「あの、私は遊びでやるつもりじゃ……」
「そうだとしても、まずこれを乗りこなしてみないと話にならないよ」
「そう……ですよね。わかりました!」
前回の失態を思い出したのか、少し沈んだと思ったら力強く答えた。なかなかへこたれない子だな。この分だと大丈夫そうだ。
「せりかちゃん、前のカートに乗って。西條さんは後ろのね」
僕はマシンを2台用意し、それぞれに乗ってもらうことにした。
「はーい!」
「あ、あの、はい」
元気よく手をあげて返事するせりかちゃんと遠慮がちな西條さん。
せりかちゃんは大丈夫だろうが、問題は西條さんだ。
プレイングカートといってもそれなりに速度は出るし、タイヤのグリップも思ったよりあるから曲がるのも速く、それに伴い横Gがかなりかかる。
といっても怖ければアクセルを踏まなければいいだけだし、ゆっくり走る分には楽しいはず。とりあえず一通りの操作さえわかればなんとかなるものだ。
「えっと、左がブレーキで……」
「あの、大丈夫です。わかりますから」
説明を遮られ、ちょっとカチンときた。きっとやる前に色々調べたのだろう。だけど本や動画で得た知識なんて、実物の前には意味がないからだ。そんなものでわかった気になられたらたまったものではない。
こういうタイプは一度突き放し、自分が間違っていることを知ったほうがいい。
「そう。じゃあ好きに走っておいで」
「あ、はっはい」
「それじゃあ2人とも、ぐるっと回ってからコントロールラインで止ってね」
「はいっ」
せりかちゃんは返事をし走らせ、西條さんもそれに続いた。
まず軽く走ってコントロールラインで止る。そして何故かせりかちゃんは
でも西條さんはゆっくり走るだろうから最初のコーナーでは前に出られるはずだ。
僕は旗を振り、スタート……って、西條さんが一気に踏み込みせりかちゃんの前に出た。
ちゃんと説明を聞かずアクセルを全開に踏んで、パニックで足が硬直したのかもしれない。これじゃあ最初のコーナーで突っ込むかスピンしてしまう。
急に迫ったコーナー手前で慌てるようにハンドルを左右に振る。言わんことでは──
「おいおい、嘘だろ」
勝手に口が動いてしまうほど衝撃的な光景を見てしまった。
コーナー手前でハンドルをインに切り、
ドリフトじゃないか。しかも完璧なタイミングの。
次にすぐあるヘアピンもけたたましく
それも確実に内側を舐めるように……完全にマシンを支配下に置いている。
冗談じゃない。これは初めての人間の走りじゃない。かといってカートの走りでもない。
ゲームで慣れていたとか? まさか、こんなGに耐えながらコントロールなんて筐体でも無理だ。それにブレーキが異様に上手い。一瞬ロックさせたところから緩めることなんて相当走りこまないとできない。
せりかちゃんはがんばっているが、どうしてもアクセルを踏み切れずどんどん引き離されている。予想とは真逆の結果になってしまった。
「内淵君、一体なにごと?」
「あっ、豊西さん」
あまりのスキール音のけたたましさに、奥にいた豊西さんが様子を見に来た。
「おぉ、凄いねあの子。あんな完璧にカートを振り回せるなんて」
「そうなんですが……どうもあの子、カートに乗るの初めてらしいんですよ」
「ははは、そんな馬鹿な。確かにカートの走りとは違うが、ありゃ4輪に慣れてないとできない芸当だよ」
「ですよねぇ」
年齢からして車に乗っているはずがない。西條さん、一体なんなのだろう。
それだけ話し豊西さんは受付に戻っていった。僕はフラッグを振り2人をピットへ戻らせる。
「お疲れさん」
先に戻ってきた西條さんに手を貸し、カートから引き上げた。西條さんはメットを取り軽く頭を振り髪を乱し一言。
「…………っはぁー、気持ちよかったぁー!」
なんだこの子、変化しやがった。
ハンドルを握ると性格が変わる人がいるとは聞いていたが、こんな感じなのだろうか。
しかしこれで最初に懸念していたものが消え失せた。この子は自らカートをやってみたいと思っていたんだ。
「それよりもキミ、カートやってことないっていうのにいきなり凄いね」
「あ、えっと、カートは初めてなので……」
途端に元の西條さんに戻った。忙しい性格だな。
というか、カートは初めてということは他に何かやっていたのか?
「カートは?」
「その、カナダにいた時はよくグラスバギーで遊んでましたから」
グラスバギー……草原を走る
グラスバギーもカート同様にシンプルな作りだから、
「じゃあ今度はもっとマシンのグリップを信用して走ってみて」
「あの、えっと、それはどういうことでしょう」
「リアを滑らさず、しっかりと地面をタイヤが掴んでいるイメージかな」
「あの、すみません……よくわからないです……」
これは意外と厄介かもしれない。
見た目とは裏腹に、彼女は感覚で走っているのだろう。そのせいでカートでも今まで染み付いた走りに変換され、リアを滑らせて曲がるのが当然みたいになっている。時間をかけて直さないといけないな。
あとはせりかちゃんだ。
「どうだった?」
ヘルメットを外したせりかちゃんに感想を尋ねてみた。
「なんか凄かったです! 確かにこの前のより強さはないんですけど、まだ行ける、まだ行けるっていう気がするんです!」
大興奮している。かなり気に入ってくれたようでよかった。
「それはよかったよ」
「あとねあとね! キャミちゃんが凄かったの! 全然追いつけなかったよ!」
「あ、うんとね、私は似たようなものに乗ってたから……」
「そうだったんだ! じゃあ私より先輩なんだね!」
コントロール技術からすると確かに西條さんのほうが先輩だが、カートの走りとしてはせりかちゃんのほうがまだまともだ。
さっきは西條さんのほうが速かったが、それを簡単にひっくり返す方法がある。
「せりかちゃん。今度はここからここまでずっとアクセル踏みっぱなしで走ってごらん」
コース図で踏める位置を示す。
「えっ……こんなところからですか?」
ヘアピンからアクセルを踏みっぱなし。手前できっちりと減速をしていれば可能だ。
最終ヘアピン手前から中速コーナー、ホームストレート、高速コーナー。そして第一ヘアピン手前まで。途中でびびってブレーキを踏んだら吹っ飛ぶが、できないことではない。
だがこれは少々難易度が高い注文だ。カートに慣れている人間にとってはできて当たり前。というよりもできないならレースなんて到底出られたものじゃない。でも初心者にはかなり酷な内容だ。
正直まだやらせるのは早いことだけど、できるとわかればこれから先が楽になる。
「あとラインなんだけど」
「ライン?」
頭の上に『?』が見えるような顔でせりかちゃんは僕を見ている。
「ああえっと、どこを走ればいいかなんだけど」
「コースですよね?」
この子は初心者どころじゃない。本当にゼロの状態のようだ。
「ねえせりかちゃん、ひょっとしてカートのこと何も調べていない?」
「あ、はい」
急に不安がこみ上げてきた。興味があるなら多少自分で調べるものだと思うのに、そういったものが無いのはどうなんだろう。
教えるためにはある程度知識があって欲しい。あれもこれもと教えていたら何も進まないからだ。教えたほうがいい知識と自分で学べる知識は全く違う。
今は僕がいるからいいが、カートを手に入れて自分で活動することになったら大変だ。本人も苦労するだろうが、周りの人が迷惑してしまう。それは結果自分が不利になってしまうことだ。
せっかくカートの世界に踏み込んでくれるのだから、楽しくやってもらいたい。
「じゃあ入門書を買ってなるべく勉強しておこうね」
「そういうものがあるんですか!」
知らなかったのか……最初に教えてあげればよかったかな。でもこれで他の人にアドバイスを仰いだとしても、ちゃんと話ができるだろう。
「アウトインアウトっていってね、こう大きく円を描くように……」
コース図に線を引き、走るラインをわかりやすく見せれば理解してもらえるだろう。
コーナーを曲がる際、まずアウトにマシンを寄せる。そしてコーナーの頂点でインに寄せ、コーナーを抜けるところでアウトに向かう。
走行距離は伸びるが、大きく回ることにより高い速度で曲がることができる。
「こう走ると速いんですか?」
「そうだよ」
「じゃあやってみます!」
なんでどうしてと聞いてくるものかと思ったが、素直に受け入れてくれた。
本来ならばちゃんと理論を学び、何故そうすると速くなるのか知ったほうがいいのだが、案外こういうタイプのほうがどんどん伸びてくるのかもしれない。
「それじゃあ……って」
いない。
「あの、せりかちゃんならもう走りに行きましたよ」
せっかちな子だな。今聞いたことをすぐに試したいんだろう。
1周してラインに止りスタート。もう1周してさっき示した全開区間に……。なんだろう、ハンドルを細かく動かしている。
「うん? 一体何をやろうとしているんだ?」
「何か……振っている気がします」
「そうなんだけどなんでそんなことを……」
まさか西條さんの走りを後ろから見ていたから真似しようとしているのか? 確かにさっきの時点では西條さんのほうが速かった。だけど正しいラインとアクセルを踏める位置がわかればリアを滑らせる必要は全く無い。のだが…………。
「なっ……」
「あの、どうしたんですか?」
「い、いや。なんでも」
いくらなんでも気のせいだ。昨日今日始めた子が、あんな走りを……ヘアピンから中速コーナー、直角コーナーを全て一本の直線のように走るなんて有り得ない。
レースで限界の競り合いをしている時、たまに起こる現象だ。僕にも経験がある。
ただそれは走っている人間がそう錯覚してしまうことで、外で見ている人間にはそう写るわけではない。
いや、一度だけ見たことがある。あれは確か、父に連れて行ってもらったとあるレースだ。
あの時走っていたドライバーは……光凌静男。
遺伝なのだろうか、まさか同じような走りを見ることになるとは思わなかった。
「えっと、どうしたのですか?」
「あ、ああ。なんでもないよ」
西條さんの声で我に返った。いかんいかん、ちょっと物思いにふけっていた。
結局あれは試行錯誤の1つだけだったらしく、後は別の走りのまま終えて戻ってきた。
「ふあぁ疲れたー!」
「おつかれさん。どうだった?」
「なんかコツっていうか、少しだけだけどカートわかった気がします!」
そんな簡単にわかられたらたまったものじゃない。
とはいっても先程の走りを見てしまうとあながちと感じられる。例えまぐれだったとしても一度体に通った感覚はまたいつかできるようになるものだ。
そしていつでもあれができるようになれば、地方戦でも通用するだろう。
「今日はこんなものでいいかな」
「はい! ありがとうございました!」
せりかちゃんは元気に礼をした。
「あの、えっと……」
「どうしたの?」
何か言いづらそうに西條さんが話してきた。
「す、すみません。お名前を伺ってなかったもので……」
言われて気付いたが、名乗った覚えはなかった。
というか、この子は名前を知らない相手と今まで一緒にいたのか。無用心だな。
「ああ確かに。じゃあ改めて自己紹介。僕は内淵才覇」
「えっと、失礼ですが内淵さんは何をされている方なのでしょうか」
とても痛い質問をされてしまった。きっと時間が余っているニートか何かだと思われているのかもしれない。
「僕はレーシングドライバー……の予定かな」
「予定ってまだなってないってこと?」
「こんなこと言ってもしょうがない話なんだけどね……実はスポンサーに切られちゃってレースに出られない状態なんだよ」
「スポンサー……ですか」
西條さんは少々難しそうな顔をしている。何か気にさせてしまったようだ。
「気にしなくていいよ。これは僕の問題なんだし」
「ふぅん、レースって大変なんだね!」
元気に話すせりかちゃんの笑顔に何か救われた気がした。
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