第9話 三者面談


 その1


 体育祭も無事終わり、これから冬に向かう季節となっていく。11月の頭、冬への突入と合わせてそろそろ3年生となる日が近づいてくると、‘進路’というものが現実味を帯びて来る。

 その中で避けて通れないのが、三者面談だ。

 担任の先生と父兄、そして生徒という、中学校の時も一応何度かやったことがある恒例行事のようなものだ。自分の進路にどうして先生や父兄が関係あるのか、ということを言う生徒もいるけれども、僕としては先生や父兄と話し合うことは当然だという感覚だ。

 どんなに頑張ったところで、僕自身が自分一人の身勝手で物事を決めたり進めたりすることはできない。それは‘親に養って貰っているから’という感覚とも違う。

 親だって‘自分の子だから’と、一個の人間を好き勝手にすることなど許されない。本当に一個の人間の生死から進むべき道からを示すことができるのは神様しかおられないのだから。その神様のご意向の中で会うべくして巡り会った先生や両親や自分。それは久木田や岡崎との出会いすらおろそかにはできないのと同じように縁が作用し合うことを恐れてはいけないのだという感覚を近頃は持つ。そして、先生・父兄・自分の関わり合いの中で、神様がお示しくださる進路を、自分自身が知らずの内に感じることができれば。

 市の大会で自己ベストが出せた時、自分が跳ぶべきジャンプをお示しいただいたように。


その2


「かおるがいつもお世話になっています」

 お母さんは担任の熊野先生に丁寧に頭を下げた。熊野先生は30代前半の男の先生だ。担当教科は日本史。熱血、という感じではないけれども、物事に対して誠実に当たる、ということを体現している先生だと思う。

 僕とさつきちゃんの夏休みの‘事件’の折にも、丁寧に冷静に僕たちの話を聞いて下さった。熊野先生本人は僕たちの‘処分’に関して影響を及ぼす権限は持ってはいなかったけれども、事実を脚色なくありのままに捉え、臆することなくはっきりと「小田君と日向さんは、非難を受けるような言動は取っていません」と校長先生、教頭先生に伝えてくださった。

 そして、あまり表には出ていないけれども、実は鷹井高校の生徒指導・担任教師と西條高校のそれぞれの教師とが事実関係の突合せをする会合を持ったのだ。おそらく岡崎含めた西條高校生3人が自己防衛のために脚色した申告をしていたせいだろう、西條高校側は僕とさつきちゃんの話が本当に事実なのか疑わしいと食い下がって来たのだ。どちらかというと静かでおっとりとした熊野先生だが、

「それなら、貴校の生徒とわが校の生徒を直接面談させるしかないですね。本当はこれ以上わが校の生徒に嫌な思いをさせたくはないんですが。

 面談には覚悟を持って臨んでいただきたい。わたしは生徒たちを決して子供としては扱わない。彼らはもう高校2年生です。義務教育でもない。もし、わが校の生徒に非があれば退学勧告も含めた重い処分を課すことをお約束します。その代わり、もし貴校の生徒に非があった場合、同様に彼らに大人としての責任を果たすよう求めていただきたい」

冷静に、静かに、相手にこう言ったのだ。

 西條高校側は面談までは必要ありません、と、急にトーンが下がった。そして、結果的には岡崎たちを3か月の停学としたのだ。熊野先生の、厳しくも誠実で筋の通った話に、西條高校側の誰かが、やはり誠実さでもって対応した結果だろう。


 その熊野先生が普段あまり見せない笑顔でお母さんと僕をゆっくりと見やる。

「小田君は、小説を書きたいんだという話を誰かから聞いたことがあります」

 いきなり想定外のコメントをされて、ちょっと焦る。僕はお父さんにもお母さんにもそういう話をしたことはなかった。お母さんがまず反応する。

「・・・初めて聞きました。かおる、それって真面目な進路として言ってる?」

 僕は1年生の終業式の日の進路についての‘告白’の話をかいつまんで先生とお母さんに話してみた。先生はうん、うん、と頷きながら真剣に聞いて下さった。お母さんはなんだか不安そうに、‘えー・・・’という感じの表情をしている。お母さんは先生に素直に不安を打ち明ける。

「先生、こんなんで大丈夫でしょうか?もし、本気で小説を書くなら、大学の文学部に行けばいいんでしょうか?」

 先生は笑顔のままお母さんに答える。

「いえ・・・必ずしも文学部、ということではないと思いますね。それに、小田君の‘小説’の捉え方は、‘生き様’みたいなものの総称というような気がします。サラリーマンであれ、自営業者であれ、政治家であれ、リタイアしたお年寄りであれ、それぞれの日常・生き様自体が小説のようなもののはずですから。それを、文章という目に見える形とするのか、文章にはしないけれども心に持って日常に当たるのか、という違いです。ですから、学部の選択肢を文学部に絞る必要も特にないと思います。仕事だって、別に‘専業小説家’になる訳じゃないようですし。

 小田君は具体的に行きたい大学なんかはあるのかな?」

「実は、県立大が結構気に入ってます」

「ん?県立大は文学部はないよね?県内で自宅から通えるから、ってことかな?」

 県立大は名前の通り、僕たちの県が作った大学だ。理系、特に工学系に力を入れており、県内の中堅製造メーカーなどが県立大の研究室と技術提携をして製品開発を行っている事例も多い。文系学部は社会学部しかなく、理系定員が1学年1000人に対し、社会学部の定員は200人だ。そして、社会学部とは言うものの、一応教員養成コースや経営学寄りの研究ができるゼミも設けるなど、ごった煮的な学部となっている。

「確かに、自宅から通える、ってこともあるんですけれど、社会学部は勉強の専門がガチガチに縛られている訳ではないので、かえって柔軟な物の見方ができるんじゃないかと思ってます。それと、理系の学生とも交流できる確率が高いかな、と。理系の学生の物の考え方も色々と見られたらいいなと思っています」

 ‘なるほど’・・・と先生は言ってから、少し考える時間があった。

「お母さんはどう思われますか?」

 熊野先生から質問されて、お母さんは少し戸惑いながら正直な気持ちを答える。

「確かに、県内にいてくれたら経済的にも助かりますし、私も寂しくないのでありがたいんですが・・・

 でも、たとえば、就職なんかはスムーズにできるものなんでしょうか?」

 就職。そうなのだ。以前の僕ならば‘就職’のための学業や鍛錬をするのはお金のためにがつがつするような印象があってあまり好きじゃなかった。でも、今は、‘糧’を得るために働くということは、どんな仕事であれ尊いものだと感じるようになった。なぜならその‘糧’は自分の生活のためにも当然必要だけれど、それだけでなく、‘氏神様へ奉仕するための’糧ともなるからだ。これは、魚屋の旦那さんから教えていただいたことを何度も心の中で反芻した結果だ。だから、‘糧’を得るために働く人は、全員、尊い。

‘私は自分の仕事が世の中に貢献する仕事だと誇りを持っています’

 こういう風に、その分野の第一人者と呼ばれる人を取材して‘プロの仕事’というような構成で作ったテレビ番組がよくある。けれども、僕は鵜呑みにしない。誇りは大事だけれど、それが奢りになってしまったら本末転倒だからだ。それに、世の中に貢献できる仕事を神様から与えて頂いているという‘事実’を謙虚にその番組に出演する全員が受け止めているかどうかは、顔だけ見ていても僕には分からないからだ。

 だから、今のお母さんの‘就職できるのでしょうか’という問いかけを、僕は重く受け止める。熊野先生は更に重厚な話をしてくださった。

「えり好みしない、と言ったら語弊がありますが・・・・大学を卒業するその時に巡り会った働き口が‘縁あるものだ’と感じることができるなら、就職はできると思います。もしかしたら自分が勉強した分野と全く関係ない仕事かもしれませんが・・・」

「そうでしょうか・・・」

 お母さんはやはり不安が拭い去れないようだ。先生は例を挙げて説明して下さる。

「たとえば、10年前にハイテク産業の企業に就職したとしますよね。でも、ハイテク事業の業績が悪化して今はそういった企業が生き残りをかけて介護事業も始めたりしてますよ。企業としては背に腹は代えられませんから、理系の研究職として採用した社員も自社が運営するグループホームの介護の現場に回したりします。‘自分は研究者として生きていくんだ’と頭で考えて就職しても、人間の世はすべて移ろいやすいものです。

・・・でも、グループホームの現場に回った理系研究者がそこに‘縁’を感じる能力が高ければ、引き続き生き生きと働けるんじゃないですかね・・・・まあ、現場仕事が嫌で別企業に転職してまた研究者として働くという選択肢もあるかもしれませんが・・・」

 縁を感じる‘能力’。びっくりした。普通の人ならば人間の能力と言えば、頭脳や行動力や、せいぜいでも心の‘きれいさ’くらいのことしか話さないだろう。なのに、‘縁を感じる’という目にも見えない数値にもできない人の性格や言動にすら現れてこないようなことを‘能力’として熊野先生は認めている。

 校長先生と言い、熊野先生と言い、どうして鷹井高校にはこんな感じの人が何人もいるのだろう。これも、鷹井高校に集った僕たちの縁なのだろうか。

「ところで、かおるの成績ってどうなんでしょうか?」

 お母さんが三者面談の話題としては至極当然なことを質問する。熊野先生は逆に僕に対して質問する。

「小田君は勉強で困ったこととかないかな?」

「え・・・そうですね。数学への苦手意識はずっと持ってますけど、数学の園田先生に質問したりしてなんとかかんとかやってる、っていう感じです」

 バレー部顧問の園田先生様を取り囲んでの勉強会は2年生になった今でも続いていた。

 うんうんと頷いて、熊野先生はお母さんに向かって笑顔で話しかける。

「お母さん、心配されなくても大丈夫ですよ。入るのが簡単、という学校は一つもありませんが、かおるくんは授業もちゃんと真面目に聞いてますし、自分の苦手な科目も自覚して謙虚に努力してます。県立大も年々人気が高まって難関には違いないけれども、着実にそこへ向かって歩めてますよ。それに、小田君は部活も頑張ってますし。秋季大会で幅跳び優勝だったっけ」

「え・・・何とか自己ベストが出せたものですから・・・運が良かったです。それにその日は後輩やクラスメートが応援してくれたので」

 熊野先生は真面目な顔になる。

「クラスメートって、日向さんたちだよね」

 そう言われて、僕は軽く驚き、はい、と返事する。さつきちゃんの名前が出てお母さんも軽く驚いている。

「日向さんや日野君、脇坂さん、遠藤さん。そして小田君たちの雰囲気が僕は凄くうらやましい。なんだか、もう一度自分も学生に戻ってそういう雰囲気に浸ってみたい気がする。君らは気付いてないだろうけど、この5人がクラスの空気をとても和らげてくれてると担任としては感謝してるよ」

 僕は意外な気がした。僕たち5人はどちらかというと人をぐいぐいと引っ張り、周囲に影響を与えるようなリーダータイプの集団ではない。それどころか、5人以外の同級生と話すときは5人とも何となく聞き役になっているようなタイプだと思う。僕は思っている通りを熊野先生に伝えた。熊野先生は頬を緩めてそんなことない、と言った。

「君たち5人はお互いを尊重しあってる。いや、尊敬し合ってる、っていう感じだ。

 知らないかもしれないけど、3年前、僕が担任だった1年生のクラスに物凄いいじめがあってね」

「え!この鷹井高校でですか?」

 僕は本当に信じられない、と感じて思わず大きな声を出してしまった。

「そうだよ。鷹井高校だって、人間が集まる以上、そういうことはあるんだよ。僕は当時本当につらくてね。教師を辞めようかとさえ思った。

 その時、今の校長が、学年問わず、色んなクラスにふらっ、と弁当を下げて顔を出すようになってね。昼休みの時間に、教室の隅っこの方で一緒に食べていいかな、ってそこで弁当を広げるんだよ。みんな最初は恥ずかしがってたんだけど、その内に校長に話しかける生徒がちらほら出始めてね。

 僕のクラスに校長が来た時、気になって教室を覗いてみたら、いじめられてる子やいじめられてなくてもちょっと目立たない感じの子たちが校長の周りを取り囲んで笑いながら弁当食べてるんだよね。

 僕のクラスのいじめのためにすみません、て校長に言ったことがあったんだけど、校長は違う、って言うんだ。

 鷹井高校は県立高校だけれども、自分は県から学校の経営を任された経営者なんだと。経営者が‘現場’を見ない、知らない、ということは自分の怠慢だったと気付いた、って言うんだよね。いじめのことが関係ない、とは言わないけれどそれはきっかけであって、自分が弁当を一緒に食べてるのは自分なりの経営の試行錯誤なんだと。それに、せっかく青春只中の生きのいい生徒が大勢いるのに、接しないのは自分の損だと思ってるから、気にするなと」

 一旦、話を区切って、今度はお母さんの方も見ながら、熊野先生は話し出す。

「小田君と日向さんは、‘厳重注意’という名目で校長室に呼び出され、一緒に弁当を食べました。でも、それは、小田君、日向さんたち5人が自然な形で‘仲間を軽んじない’という雰囲気づくりをしてくれていることへの校長の感謝の気持ちなんですよ。

 気が向いたらまた校長室に弁当を食べに行ってあげてください」


その3


 三者面談の日の夜。お父さん、お母さん、僕の3人は、台所のテーブルで顔を突き合わせて座っていた。今日の三者面談の内容を‘総括’するためだ。

 けれども、話は思わぬ方向に進む。

「かおる、将来、どうするの。結婚するにはお金もかかるし。兄ちゃんがいるからこの家にはかおるは住めないからね」

 お母さんが、結構シビアなことを言う。お父さんも同感だ、と頷きながら続ける。

「経済基盤を築くことは子育ての前提でもあるしな。不自由な思いをさせると可哀想だぞ」

 不自由な思いって・・・誰に?僕は何だかよく分からなくなって、2人に対して逆に問う。

「あの、さ・・・将来イコール結婚みたいな話をしてるけど、そもそもまだ相手もいないのに何でそんな具体的な話になるの?」

 僕がそう言うと、お父さんもお母さんも2人して、え?という顔をする。

「いや、全く相手がいない、ってこともないだろう。なあ?」

 お父さんがお母さんに訳の分からない同意を求める。

「うん。絶対、とは言えないけど、もしかしたら、って人はいるよ、ねえ?」

 今度はお母さんが僕に対して意味不明の同意を求める。

「誰のことか、はっきり言ってよ」

 誰のことかは分かってはいるけれども、僕は2人に対してイライラしながら問いかけた。

「いや・・・さつきさん・・・とか・・・ねえ?」

「うん・・・さつきさん・・・とか・・・なあ?」

 瞬間、僕は、「おやすみなさい」と席を立ち、自室に向かった。背後から、ちょっと、逃げないでよ、みたいなお母さんの声が聞こえたけれども、僕は振り切った。

 息子が自制しているのに、親が浮ついてどうするんだ、と僕はぶつぶつつぶやいた。


その4


 明けて翌日。5人組で昨日の三者面談の報告をし合った。

「三者面談、どうだった?」

 というよくありがちな脇坂さんの問いかけから。

 僕は前述のとおり。大学、という意味では県立大のことを。

 脇坂さん、遠藤さんは、それぞれが進みたい分野の学部がある近県の大学についての相談をした旨。

 太一は、弁護士ならば法科大学院のことも考え、隣県の国立大の法学部の相談を。

 そして、さつきちゃんは。

「関城大学(かんじょうだいがく)の家政学科の推薦入学を目指したらどうか、って言われたよ・・・・」

「関城大って、大阪だよね・・・」

 遠藤さんが言う。・・・・大阪?僕らの県からはかなり遠い。しかも、大阪って言ったら僕らの県のような地方都市とは違い、大都会だ。さつきちゃんは遠藤さんの問いに続けて答える。

「うん・・・おばあちゃんの母校なんだけど・・・・

 家庭科部の顧問の平岡先生からもその気なら推薦するよ、って何度か言われたことはあったけど、熊野先生も同じ意見だって・・・わたしがやりたいと思ってることに一番近い学校だって・・・おばあちゃんの母校でもあるから、絶対一生懸命勉強しようっていう気持ちになるから、って・・・」

「大阪かあ・・・」

 太一はそう言いながら、僕の表情を少し気にしてくれている。

 気にならない、と言えば嘘になる。お互いの物理的距離が離れれば、縁も薄れるような気は正直する。けれども、ここへきて、僕の口がまた自分の意思ではない何かによって動き始める。

「そうだよね、みんなそれぞれ離れてた方が、浮かれずに勉強に集中できる、ってことだよね」

 僕の発言に皆、驚く。さつきちゃんも驚いている。一斉に、僕を見る。

「これは、仮に、の話だけど。男女が結婚する場合の話と思って聞いて。結婚するためには男子でも女子でも、人生の志や経済基盤といった、これからの人生を歩むための土台が必要だよね。それがないと、どんなに好き合ってたって、‘惚れた腫れた’だけの絵空事だよね。縁ある2人が学業を終えて仕事も得た年齢で初めて出会ったんならいいけれども、まだもっと若い時に出会う、ってこともあるよね。

 その若い2人が中途半端に大人な時期・・・具体的に言うと、大学時代がそうだと思うんだけど、その時期に近くでべったり一緒にいて浮かれてしまって、将来生きていくための基盤づくりに失敗したら・・・せっかく若くして頂いた縁を無駄にしちゃうよね」

 みんな、シーンとして聞いている。

「だから、将来に備える期間、離れて頑張る、っていうのはありなんだと思う」

 さつきちゃんが、静かな笑顔で僕の‘自動的演説’に答える。

「うん・・・・みんなと離れ離れになるのはちょっと寂しい気もするけど、今かおるくんが言ったことがほんとなんだって、わたしも思う」

 そして、体育会モードでない状態なのに、さつきちゃんが可愛らしく右拳を振り上げ、ボリュームを落とした声で‘檄’を飛ばす。

「受験までみんなで、がんばろっ!」

 おっ、やってるな、っていう感じで5人組の周囲の生徒も、ほんわかした雰囲気で笑っていた。

 


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