第二十一夜 真昼の暗黒―まっくらやみ―

「うん」


 綾見あやみが首肯を示すまで、しばしの空白があった。

 だが、彼女ははっきりと口にする。


「……確かに、そうだ」


 いつもの薄ぼんやりとした表情で。底の見えない暗い瞳で。正面からじっと凌ノ井しののいを見つめながら、まるで自分の意思を宙に浮かせたような口調で呟く。


「思いだしてしまった。それをやったのは、私だよ」


 まさか、という気持ちは起こらなかった。だが凌ノ井鷹哉たかやの心中に沸き上がってきたのは、やはり、という感情でもない。言うなればそれは、ドス黒い安堵にも似た感覚。求めていた最適解にたどり着いた人間が抱く、特有の愉悦である。


「じゃあ」


 凌ノ井は、自らの表情筋が引きつるのを自覚できない。口元が吊り上がり、醜悪な弧を描いていく自分のことを認識できない。そして、綾見が無表情のうちに隠し持った様々な感情を把握できない。


「職員を殺して逃げたのも、お前か」


 そしてまた一瞬の空白がある。降りしきる雨音だけが耳朶を打つ時間がある。

 綾見は、わずかに首を傾げた。


「それは違う。私じゃない」


 予想に反して出てきた否定の言葉。望まれざるその一言を理解することを、凌ノ井の感情は一瞬拒絶した。


 嘘をつくな。お前じゃなければ誰がやったんだ。

 その言葉が口をついて出ることがなかったのは、目の前の少女が、あまりにも沫倉まつくら綾見であったからだ。綾見のぼんやりとした表情はどこまでも不気味で、彼女は自分が<真昼の暗黒>であることを肯定した。そこまでは、凌ノ井の望んでいたことである。


 凌ノ井がすべてのしがらみを捨て、ただ己の目的を遂行するためには、沫倉綾見が絶対悪でなければならなかった。綾見が己の意思で職員を殺害し、逃走した。その事実さえあれば、あらゆる躊躇は必要なくなる。凌ノ井が自らの意思で、<真昼の暗黒>を倒すという罪を背負う。

 その結果、彼は沫倉綾見と過ごした決して短くはない時間を、葬り去ることになるだろう。偽りであったか真実であったかもわからないあの時間を、鎖のように全身にぶら下げて生きることになるだろう。だが、


「凌ノ井さん、職員が殺されたって、どういうこと」


 目の前の少女は、<真昼の暗黒>であり、沫倉綾見でもあった。考えることを放棄した凌ノ井に向けられたのは、彼がもっとも望まなかった最悪の展開。今までに見たどんな悪夢よりも悪夢らしい、しかしこれは現実だ。


『綾見さん、その前にこちらの質問に答えていただけますか』


 言葉を失った凌ノ井の代わりに、尋ねるのは<悪食>だ。


『あなたはマスターと私を今まで欺いていたんですか? 自分が<真昼の暗黒>であることを自覚していたんですか?』

「ううん」


 綾見は首を横に振る。


「いま、思い出したよ。私、こんなだからそう見えないかもしれないけど、結構驚いているし、ショックを受けている。お母さんを殺したのも、私だ」

「……お前の母親じゃない」

『マスター』


 凌ノ井の口から出た言葉を、<悪食>が鋭く窘めた。

 綾見はぼんやりした顔で黙り込み、しかしそれからしばらくして、頷く。


「そうだね」

「……お前は沫倉綾見じゃない」

「それは違う」

 綾見の表情が、わずかに険しくなった。


「私は沫倉綾見だ。この名前は私だけのものだ」


 凌ノ井の感情は、いまだに混迷を極める。状況は、彼の望まなかった事態をそのまま体現していた。沫倉綾見は自身が<真昼の暗黒>であると言い、しかし同時に凌ノ井が今まで慣れ親しんできた沫倉綾見としての自我を保っている。

 だが同時に、目の前の少女に対する凌ノ井の憎悪も、徐々に膨れ上がりつつあった。


「<悪食>さん、職員が殺されたって、どういうこと」

『殺されたんです。綾見さんが逃げる時間と前後して。ヒュプノスでは、綾見さんが彼らを殺して逃げたということになっています』

「何人亡くなったの」

『4人です』

「そうなんだ」


 綾見は、そこで静かに目を閉じる。それは哀しんでいるようにも、黙祷を捧げているようにも見えた。実態はその両方なのかもしれない。どんな弁解よりも、まず彼女は哀悼を優先し、そしてその態度はことさらに凌ノ井を苛立たせた。


「ひとつ聞かせろ」


 凌ノ井は目を伏せたまま、尋ねる。


「どうして雀を殺すとき、俺にあいつを連れ去らせた」

「………」

「放っておいてもあいつは死んだんだろう。なんで、あんな手の込んだ真似をしたんだ」

「それは……」


 綾見の表情が苦悶に歪んだ。それは、今まで一度も見たことがない彼女の表情。悔恨と躊躇だ。綾見は、それを口にすることが決定的な軋轢を生むことを予見しているようでもあり、そしてそれはおそらく、事実だった。


「……それは、その方が、楽しかったからだよ」

「はっ」


 凌ノ井は鼻で笑う。我が意を得たりとでも言うように。


「それが、お前の本性なんだろう。どれだけ取り繕っても、お前は<真昼の暗黒>なんだ」

「それは……」


 凌ノ井の嘲りに、綾見はわずかに顔を伏せる。


「……それは、凌ノ井さんが、そう望んでるんじゃないかな」


 綾見はもう、正面から彼の顔を見ようとはしなかった。


「凌ノ井さん、私、わかったんだよ。私が人の望みに対して敏感なのは、私が夢魔だからなんだよ。だから、凌ノ井さんが今、何を望んでいるのかも、なんとなくわかるんだ。凌ノ井さんは、私を<真昼の暗黒>として葬りたいんだよね」

「そ……」

「凌ノ井さんの夢がなんだったのか。私まだ、覚えてるよ。それが嘘じゃないのも知ってる。でも凌ノ井さんは今、私を殺したいんだ。そしてすべてを思い出にして終わらせたい。それが一番楽な生き方だから。そうだよね」

「……そうだったら、何だって言うんだよ! それの何が悪いって言うんだよ!」


 凌ノ井は叫ぶ。感情に任せて、傘を叩きつける。無遠慮に降り注ぐ雨粒が、コートを黒く染めていった。雨の公園に響き渡るのは、あらゆる外聞を放り捨て、ぐちゃぐちゃになった心の内側を吐露する、男の歪な叫び声だ。


「ずっと探してたんだ。<真昼の暗黒>を。ガキの頃からずっとだ! 見つからないかもしれないと思ってた。どっかのエージェントに退治されてるかもしれないと思ってた。でもこんな形で見つかるなんて思わねぇよ! 今さら俺のやったことも、お前のやったことも、許せるわけねぇんだ!」

「私を殺す?」

「そう言ったら、死んでくれるのかよ……!」

「………」


 綾見は口をつぐんで黙り込む。


 凌ノ井も、今更自身の正当性を主張するつもりなどない。土台、言っていることは無茶苦茶なのだ。だが、この感情を理性的に処理することも不可能である。目の前の少女が仇敵と不可分の存在であるならば、活かすか殺すかの2択しかない。

 そしてそれは、どちらも凌ノ井にとってはあり得ない選択肢だった。だからこそ彼の思考回路は狂う。


「私は……」


 顔をあげる綾見。


「私は、死ねない。死にたくない」


 そう言ってもらえたのは、凌ノ井にとってはほんのわずかな救いであった。


「お前は<真昼の暗黒>だ。もうお前が何をしたかなんて言いたくない。でも、お前がやったことはなくならない」

「うん」


 綾見は凌ノ井の目をまっすぐ見て頷く。


「でも私は、正しいことではなくて、私のしたいことをする」

「俺だって、したいことはしたいし、したくないことはしたくない……」


 降り注ぐ雨越しに、2人は再度睨み合うこととなった。


『あのう、ひとつ良いですか?』


 睨み合う2人の間で、<悪食>がおずおずと声をあげる。


「だまっ……」

「良いよ」


 黙ってろ、と凌ノ井が言うよりも、綾見が発言を許す方が早い。凌ノ井がじろりと綾見を睨みつけるが、彼女はどこ吹く風だった。


『綾見さんは、<真昼の暗黒>なんですよね?』

「うん」

『ちゃんと記憶があるんですか?』

「……うん」

『でも今までは忘れていた?』

「うん」


 綾見は、ちらりと凌ノ井の方を見る。凌ノ井は、顎をしゃくる仕草で続けるよう促した。


「えっとね。私は<真昼の暗黒>というコードネームすら知らなかったけど。雀さんとお母さんにとり憑いていたころの、夢魔としての記憶はある。この身体の本来の持ち主も、私が取り殺している」

『本来の沫倉綾見さんですか』

「わからない」

『わからない?』


 <悪食>の言葉に、綾見は頷き、もういちど『わからない』と呟く。


「この身体の持ち主は生まれてくる前に死んだ。自我も芽生えていない頃だったから。お母さんは私に綾見と名付けたけど、それが本当に生まれてくる子供につけられる名前だったのかはわからない。とにかく、私は綾見として名付けられた。記憶はそこで飛んでる。そこから先に残ってるのは、人間として育てられた思い出だけ」

『<真昼の暗黒>として、人間社会に潜伏しようと考えたんですか?』

「はっきりしたことは言えないけど、たぶん違う。人間・沫倉綾見として過ごしてきた17年は、<私>が望んだことじゃない」


 妙ですね、と<悪食>が呟く。凌ノ井は仏頂面のまま鼻を鳴らした。


「何が言いたいんだ、<悪食>」

『何が言いたいのかと言えば、私が言いたいのは2人とも仲良くしてくださいですけどね。どうせ今は無理でしょう。せめて引っ掛かりを解消したいんです』


 凌ノ井の頭の中で、夢魔が綾見の話を整理する。


 <悪食>がずっと引っかかっていたのは、<真昼の暗黒>の不自然な動向だ。綾見がずっとこちらを騙していたのでなければ、彼女はどこかのタイミングで夢魔としての記憶を失い、自身を人間だと思い込んで生活してきたことになる。それは果たして<真昼の暗黒>の望んだことなのだろうか。


 綾見は、違うと言った。


『とにかく、綾見さんの周りにはまだ何かあります。<真昼の暗黒>を騙したかハメたかして、人間として生まれ変わらせた誰かがいるんですよ』

「だから何だって言うんだよ」

『え、いやその……。き、気になるじゃないですか……。このモヤモヤを残したまま、綾見さんが<真昼の暗黒>だからさぁ殺そう、みたいな流れになるのはちょっと……ね?』

「………」


 凌ノ井は、綾見のことをもう一度睨む。綾見は少しばかり気まずそうにしながら、しかし今度は視線を逸らさなかった。


「俺は、そうは思わねぇな。俺が<真昼の暗黒>を追ってきた理由の部分は、何も変わっちゃいねぇ」

「そうだね」

『う……』

「だが、そいつがいなきゃ、こんなに気分が悪くなることはなかった、って意味じゃ、確かに気にはなる」

「そうだね」


 <真昼の暗黒>を人間に生まれ変わらせた誰かがいる。

 欝憤の晴らしどころとして、それは妥当な存在であるようには思えた。少なくとも、<真昼の暗黒>が沫倉綾見として生まれ変わることがなければ、凌ノ井はこんなに苦しむことはなかった。


 発想として最低だという自覚は、ある。


 綾見に救われたことだってあった。

 彼女がいるから助かった人間だっていたはずだ。


 だが、その現実を直視したまま、<真昼の暗黒>と対峙できるほど、凌ノ井鷹哉という人間は強くないのだ。結局のところ、それが総てである。


「でもそんなことをして得をする人なんて、いるのかな」

「どうだろうな。だが、<真昼の暗黒>が沫倉綾那を殺したっつー事実は、ヒュプノスに報告されちゃいなかった。お前の存在を隠しておきたかった奴がいるのかもしれない」

「<違崎ちがさき>の言ってた、裏切り者かな」


 綾見は少し遠い目をして呟いた。


「……違崎恭弥きょうやという青年は、うん。当時はあの病院にいたんだ。医者というわけではなかったけどね。製薬会社からの出向だったかな。何度か話したことがあるよ」

「そういや夢現境会むげんきょうかいの連中は、違崎がお前に接触したみたいなこと言ってたな」


 雨足はいつの間にか弱まっている。それを確認して、綾見は傘を閉じる。


「凌ノ井さん、休戦で良いかな」

「………」

「雀さんのことは、いくら謝っても足りないと思うけど。でも、」

「やめろ」


 凌ノ井は語気を強め、綾見を睨みつけた。


「俺は今更謝って欲しいんじゃない。そんなもんで何かが変わるわけじゃない。わかるか、<真昼の暗黒>」

「もう沫倉ちゃんとは呼んでくれないんだ」

「………」


 凌ノ井は何も言わなかった。


 一度でもその呼び方をしてしまえば、決意が鈍るのは明らかだ。それほどまでに目の前にいる少女は『沫倉綾見』でありすぎる。これが<真昼の暗黒>であると意識し続けなければ、結局凌ノ井は、選ぶことのできない2択の間で潰れてしまうだろう。


『綾見さん、記憶を封印した人物に心当たりはないんですか』


 だと言うのに、<悪食>は平然とその呼び方をした。


「うん……。まだその辺が思い出せたわけじゃ、ないみたい」

『裏切り者に心当たりとか、あります?』

「……ない」

『そうですかー』


 最後の綾見の呟きが、凌ノ井には少しだけ引っかかる。

 だが、綾見に対して悪意を維持しようとしている自分の抱いた引っ掛かりだ。凌ノ井は、それをどうにも信用することができずに、呑み込んだ。




 最後に嘘をついたのには理由がある。


 綾見は、『裏切り者』の正体に十中八九で心当たりがあった。だがそれを、今の凌ノ井に告げるのは、あまりにも酷だと思えたのだ。もちろん、いつまでも黙っているわけにはいかない。手遅れになる前に告げる必要はある。


 表情には出さなかっただけで、綾見の困惑も酷いものだった。ほんの少し前まで思ってもみなかったことが、新事実として発覚している。『あれ』は間違いなく、自分自身の記憶だ。自分が夢魔として手にかけてきた人間の情報が脳裏に流れ込み、そしてそれは他人事と処理するにはあまりにもリアリティを伴いすぎていた。

 凌ノ井の憎悪はよくわかる。他ならぬ彼の叫びを聞き、その呪詛の心地よさに溜まらず哄笑をあげたのはほかならぬ自分である。


 自分自身の人格の変化にも、大きな戸惑いがあった。


 <真昼の暗黒>が自分自身であるという実感、そしてその時抱いていた様々な愉悦や悪意を確かに記憶していながら、綾見はその在り方をあまりにも理解できずにいる。自分でありながら自分ではない不気味な浮遊感。

 記憶を同梱していながら、人格は別のものであるようだ。だがそれが、人格が『変容』したせいであるのか、あるいは新たな人格が『生まれた』せいであるのか、それも綾見にはわからない。


 後者であってほしいという思いがあった。


 あの凄惨な悲劇を引き起こしたのが自分であるなどとは思いたくなかった。

 何より、凌ノ井から向けられる敵意に満ちた視線が、あまりにも堪えた。


 同時に後者であるのならば、<真昼の暗黒>は自分の中に眠っているだけなのだろうかという不安もある。それが目覚めるようなことがあれば、自分は自我を保つことができるのだろうか。


 疑問はまだある。


 人の望みを叶えるのが好き、という自分の欲求が、夢魔の本能に根差したものであるのは理解できる。だがレベル4の夢魔は、とり憑く相手に悪夢を見せるものだ。ただ事実をそのまま飲み込むには、納得できない部分が多すぎる。


 ただひとつ言えるのは。


「(ユミと約束しておいてよかった)」


 凌ノ井が自分を殺したいと言った時、危うく首を縦に振りかねない自分がいた。そうしなかったのは、高梨ユミと交わした、ほんの何気ない約束の為だ。ひとまずそれを叶えるまでは、死ぬつもりはない。


「おい」


 ぼんやり考え事をしていた綾見に、凌ノ井が声をかける。


「あ、うん。なにかな」

「俺は一度ヒュプノスに戻る。お前はどうする」

「うーん……」


 ここでユミの家に戻るのは、ちょっと気まずい。かと言って、凌ノ井についていっては、今度はこちらの身が危ない。難儀なものだと綾見は思った。


「……凌ノ井さん、裏切り者の件なんだけど」


 彼の質問には答えずに、綾見はぽつりと口にする。


 凌ノ井の心境を考えるならば、できるだけしたくない話ではある。だが、これから彼がヒュプノスに戻るのであれば、告げるチャンスはここだけだ。手遅れになってからでは遅い。


「……さっき、心当たりがないって言ってなかったか?」

「あれは嘘。言いにくい名前だっただけ」


 ここは正直に告げておく。


「……まぁ、言えよ」

「怒ってない?」

「そういうところはとっくに超えてるんだ。それに、少なくともお前は……お前が本当に俺たちの知ってる〝お前〟なら、意味のない嘘はつかない」


 不自然なまでに、沫倉綾見の名前を出すことを避ける。

 凌ノ井のその態度は、ここにいるのが綾見であると認めてくれるものでありながら、埋まらなくなってしまった距離を感じさせるに十分すぎるものではあったが、それを嘆く余裕などありはしない。綾見は小さく頷いた。


「で、心当たりがあるんだな」

「そりゃあ、私を逃がしてくれた人が怪しいなって思うでしょう」

「お前を逃がした奴がいるんだな?」

「うん」


 そこに驚いている様子はない。あの状況から綾見が逃げるには協力者の存在が不可欠だから、さもありなんと言ったところか。ここまでそこを言及してこなかったのは、違う可能性も考えていたのか、それともこちらから言いだすまで待っていたのか。


 凌ノ井は続きを目で促してきた。綾見は黙り込んで額を掻く。


「……どうした?」

「う、うーん……」


 先に『言いにくい名前』と断ってなお、口を出すには憚られる名前だった。


「………」


 凌ノ井がじっとこちらを見てくる。綾見は一度視線を逸らしてから、深呼吸をする。


 そしてようやく、名前を告げた。


「――倉狩くらがりさん」


 凌ノ井の目が一瞬見開かれ、そしてすぐに細くなるのが見えた。

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