「人がそれでも前に進んでいけるのはそこから学ぶことができるからだよ」選挙 イギリスのちゃぶ台返し

シュウ:話が戻るんですが、選挙に行かない理由で、自分の意見や意志が通らないってのがあると思います。ネットでみんな言ってる。


ヒカル:我々は週休8日を希望しま~す!


キサラギ:まぁ、立候補者は他人であって自分じゃないしなぁ


ミドリ:自分が望んでるようなこと言ってても他にもなんかやろうとしてるし


マコト:言ってる事・やろうとしてる事が多いと自分の望んでる事をどれだけ注力してくれるかわかんないしねぇ。


キサラギ:自分の意志ねぇ…最近だとEU離脱でイギリスが国民投票してたな。あれなんか自分の意志がはっきり出るなww


シュウ:だってあれ2択じゃないですか


マコト:あれは2つの選択肢でもそれを選ぶ理由は千差万別だったろうね。EU離脱によって起こる余波や副産としていろいろなことが発生するし、そのうちのどれかを意図してどちらかに投票したと見れる。


キ:まぁとにかく大きいとこというか、EUを離脱するかしないか、それだろ。


シ:いや、そうでしょうけど…。


キ:……ISとの戦争を発端として発生した難民の受け入れ、それに我慢できなくなったから無償受け入れを決まりにしてるEUを脱退、けれどEUはヨーロッパ諸国内での通貨統一や関税の撤廃の決まりもやってたからそこからも抜けるってことで…まぁそんなとこより面白れぇのはこっから。


シ:?


キ:シュウも気に入るぜ?あの選挙はこれからの日本にもあてはまるとこがある。………ガキVSジジイの暴力無き戦争だ。


シ:………

マ:…………

ヒ:おおお?ww

ミ:ああ…あんたも好きね…


キ:EU離脱により経済は波打つ、それも世界を巻き込んだ災害級のな。そいつを起こすか起こさないか。起きても自分の資産に影響ないのは準備バッチグーで自分大事な老人共だけ、準備も何もない若者はこれに振り回されるわけだ。若者にとって就活に影響が出てくる、不況になるんだからな。


ヒ:はー

シ:………………………


キ:この戦争の対局図としてはこうだ、残留が若者、離脱が老人。さて、結果は…?


シ:………離脱…老人の勝利…


キ:パチン!(指を鳴らす音)

ヒ:ヒュー……あれ?


マ:僅差だったようだけどね…


ヒ:ジャイアントキリングに惜しくも届かず…かぁ


ミ:言ってる場合じゃない。いい迷惑。


キ:なんかあったの?


ミ:商店街であっちのもん扱ってる店がいくつかあって品の流通が滞りそうでけっこうあたふたしてる。離脱しない方向で落ち着いてたからね…


ヒ:わーお…


シ:実際聞くとシャレじゃすみませんね…


キ:老人が勝った?違うな、若者が敗北したのだよ。


シ:僕らの敗北…ねぇ…。案外、離脱に入れた中にはこんな若者もいたんじゃないですか?破滅主義者。


キ:ふふ…

マ:ん?

ヒ:何それ?

ミ:ロクな話じゃなさそ…


シ:反抗期が抜けきらなくて、世界が破滅するのを望んでる。なるべく多くの人間が不幸に陥ればいい。そこに自分が含まれてようが関係ない。そんな奴が離脱に入れた。


ヒ:あー…

ミ:嫌な話…。

マ:ふむ……


キ:まぁ、実際世界は慌てふためいたな。じゃ、それはそれで若者の勝利か?


ミ:ねぇ思ったんだけど、これって勝ち負けなの?


キ:………………………………

マ:……………………

シ:………………………………………

ヒ:…………


マ:良ければ話を戻そうか。

ミ:そうね

ヒ:うん

シ:そうですね

キ:………わり


マ:日本と同じでむこうも若者の間で選挙に行く意義も疑問視されてたみたいだ。けれど、結果はどうあれ、僅差だ。もう少しで意見は届き得た。この結果が世界で同じように選挙に行く意味を見いだせない人達にいい影響があることを願うよ。


シ:次は、勝………若者の意見も通るように?


マ:そうだね。




つづく

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