浅草鬼嫁日記~外伝~

外伝1 あやかし夫婦の再会



『鬼神に横道なきものを!』


 そう叫び、源頼光によって首を切り落とされた。

 その瞬間を、今でも覚えている。

 死後の世界があるのなら、きっと俺は、酒呑童子は、地獄に堕ちるものだと思っていた。



       ○


「馨! 早くしなさい、今日から幼稚園なのよ!」

「……もう準備してるよ」

「あら、あんた玄関にいたの。あ、ならそこで待ってなさい。お弁当お弁当」

「弁当ならもうカバンに入れたぞ」

「は? あんたいつのまに……」

「母さんが化粧してる間」


 俺の名前は天酒馨。5歳。

 今日から幼稚園の年中組になる。


 母は、あれどこいったっけとか、鍵がないとか、口紅塗ってないとか、いまいち外出の準備が整わないみたいだ。

 俺は先に用意を済ませ、玄関で待っていた。

 そこにある大きな鏡に映る自分の姿に気がつくと、いつもため息がでる。


 なんだ、このちっぽけな姿は。

 前世は平安の世を脅かした鬼・酒呑童子だったというのに。

 この落ちぶれようには笑いを通り越して泣けてくる。


「我ながら、可愛げのないガキだな」


 体は小さく、幼稚園児らしいスモッグを着ているのに、神経質そうなムスッとした顔のクソガキ。目なんて生気が感じられない。虚ろなもんだ。

 しかもこれから、幼稚園に預けられる。この時間ほど、キツイものはない。

 俺は大人だった酒呑童子の頃の記憶を有している。

 現状、こんな俺と話の合う幼稚園児などいないし、逆に彼らと話しを合わせ遊ぼうとすると、一気に疲れてしまって…… 


「ん?」


 玄関の隅をちょろちょろ移動している、手のひらサイズの緑色のナマモノを数匹見かけた。

 隅田川の手鞠河童たちだ。

 うちは隅田川沿いのマンションだから、たまにこいつらを家で見かける時がある。

 どうやら我が家の角砂糖を盗み、運んでいるらしい。

 ただの人間に生まれ変わっても、こういう輩は、見えるのだな。


「なんだお前、また人様の家のものを持っていってるのか」

「あ〜? すみましぇん、借りぐらしでしゅ〜」

「借りたものを返さないくせに」

「あ〜? 言ってる意味がちょっとわかんないでしゅ。あ、ここの盛り塩もちょっと持ってくでしゅ〜」

「…………」


 玄関の隅に置かれた盛り塩も虚しく、彼らの生活物資となる。

 自前の袋に入れてあれこれを盗み、持ち運ぶ、小さなあやかしたち。

 出口に困っていたので、ちょっと玄関を開けてやった。

 そもそも、いったいどこから入ってきたというのか……


「あーもうやんなっちゃう、会社に遅れちゃうじゃない」

「……俺、幼稚園くらい一人で行けるぞ」

「はああ? バカ言ってんじゃないわよ。こんな小さな子供を一人で幼稚園に通わせてたら、私が白い目で見られるわよ」


 母親は相変わらずカリカリしている。

 いや、俺がこんな風だからかもしれない。

 両親は子供らしからぬ冷めた我が子に、愛情の向け方が分からずにいるみたいだった。

 俺もまた、鬼に成り果て両親に捨てられた前世の記憶を、いまだ忘れられない。

 親というものに対し、心を許せないのだ。


 それにしても、なんて生ぬるい時代。

 あの時代から、千年も未来の世界に生まれ変わったというのに。

 このつまらない、灰色の日々はいったい何だ。

 昔のような争いごとは無いが、俺は足りて無い何かに心がぽっかりと穴を開けているのを自覚している。日々の生活に、飽き飽きしているのだ。

 いや、もしかしたらここは、本当に地獄なのかもしれない。

 大切にしていたものが、一つも無い。

 あの人を、見つけられない。


「……茨姫」


 いつも、いつもいつも、前世の妻、茨木童子のことを思っている。

 彼女は今も、鬼として生きているのだろうか。

 会いたい。会いたい。

 だけどこんな小さな俺を見たら、彼女に失望されるかもしれない。

 それなら早く大人になりたい。

 大人になって、この家を出て、俺は彼女を探しにいくのだ。




 園内には大きな桜の木がある。

 今日は少し風が強く、散る桜の花びらを虚ろな目で見送りながら、母親の隣を歩いていた。


「きゃあっ」


 強い風が吹いて、誰もが足を止めた瞬間だった。

 そう、その強い風の中で、だ。

 ただ一人の幼稚園児が、向かい風を突っ切って、猛ダッシュで俺の横を通り過ぎていったのだ。


「ーーーえ」


 赤い。

 気高いその赤い眼光を、纏う霊気を、忘れるはずもない。


 俺は思わず振り返る。

 幼い、赤みがかった髪の娘を目で追う。

 その娘はどうやら黄色い帽子が風に飛ばされ、それを追いかけているようだった。

 しかしその帽子は、桜の木の高い場所に引っかかってしまっている。


 いや、違う。あやかしだ!


 いたずら好きのあやかしが彼女にちょっかいをかけ、帽子を持って行ってしまったのだ。

 幼い娘は勇敢にも、その小さな体で大きな桜の木を登る。

 母親らしき女性が「やめなさい真紀っ!」と慌てた声を上げている。


 真紀。もしかして、彼女の名か?

 彼女は小さなあやかしのいる高い位置にたどり着くと、慈悲深く尊大な笑顔を作るだけで、あやかしからスッと帽子を返してもらっていた。

 その様を見て、確信する。

 あれは、やはり彼女だと。


「い……っ、茨姫!」


 俺は思わずその名を叫び、彼女に駆け寄る。

 俺の声に反応したのか、幼い娘は高い枝の上で、キョロキョロとしていた。


「わっ」


 強い風が吹き、彼女の体勢が崩れたので、俺は慌てて下に滑り込み、コロンと落ちてきたその娘の下敷きになる。

 しっかり抱きとめられないなんて、情けない。

 だけど、彼女が、茨姫が怪我をしなかったのなら……


「いっ……てて」

「お、おい! 怪我はないか!?」

「…………」

「痛く、ないか?」


 慌てて彼女を抱き起こし、肩を両手で掴んで、尋ねた。

 俺の顔を見て、彼女はしばらくぽかんとしていた。

 じわりじわりと、お互いにその目を見開く。

 絵に描いたように口を丸くさせ、目を瞬かせることすらしない。

 そんな、小さな茨姫が、散る桜の花びら越しにいる。


「っ!!??」


 しかし彼女は、何がどうしてしまったのか、いきなり暴れて俺の腕を振り払う。

 そして混乱した表情のまま、桜の木の周りをぐるぐると走り回ってから、広場の向こう側へと逃走。


「い、茨姫……?」


 どうして逃げるんだ、茨姫!

 俺もすぐに立ち上がると、逃げた茨姫を追いかけた。

 しかし幼女のくせに足が速い。茨姫に追いつくどころか、見失ってしまった。

 でも……


「……………」


 わかる。見える。

 茨姫の霊力の色、匂いは、古い時代のものと変わらない。

 赤い、赤い。赤い、糸。

 それをたぐって、俺は幼稚園の脇にあるうさぎ小屋の裏側を覗き込む。


「……見つけた」


 そこには、体を抱え込んでいる、小さな茨姫がいた。

 俺が声をかけると、ビクッと肩を震わせて、ゆっくりと顔を上げる。

 そう。小さな茨姫は、いまだ混乱し、怯えた表情をしていた。

 なぜ……?

 だけどもう俺から逃げることはせず、何かを確かめるように、俺の瞳の、その奥を見つめている。

 だから俺も、ゆっくりとしゃがみこんで、その娘の瞳を覗き込んだ。

 目を見れば、わかるとも。

 そこに宿る、茨姫の赤々と燃え上がる強い光。

 しかしその光がわずかに歪んだ。

 目の前の幼い娘が、目にいっぱいの涙をためて、


「会えたの?」


 そう、ぽつりと問う。


「私は、やっとあなたに会えたの?」


 ボロボロと涙を流し、俺に伸ばすその小さな手を、プルプルと震わせている。


「どうして? なんでここにいるの? 私、私、ずっと捜して……会いたくて、あなたに……っ、シュウ様……!!」


 そんな彼女を見て、俺にもやっと、前世の妻と再会できた実感が湧いてくる。


「茨姫……なんだよな。そうに決まっている。俺がお前を見紛うはずがない」

「シュウ様、シュウ様ぁ……っ!」


 茨姫は小さな体で、小さな俺を抱きしめる。

 そうよ、私よと何度も頷き、呼吸もままならないほどしゃくりあげ、泣き続けていた。

 俺もまた、そんな彼女の背に小さな腕を回す。

 無感情な心が揺り動かされ、滅多に泣かないこの瞳に、熱く涙がこみ上げてくるものがある。


 茨姫。茨姫。

 そうかお前、生まれ変わったんだな。

 生まれ変わったってことは、茨姫は、死んでしまったということか。


「すまない、すまない茨姫。やっと、やっと……やっと見つけた……っ」


 気がつけば、何も知らない園児たちが、俺たちを見つけて指をさしたりしている。

 追いかけてきたそれぞれの母親なんて、あんぐりを口をあけている。

 そりゃそうだ。

 はたから見れば、幼稚園児二人が抱き合って号泣している、謎の絵面だろうからな。

 だけどこれは、俺たちにしかわからない。

 わかるはずもない。

 死に別れ、長い時を経て……


 そして、とある夫婦は再び出会ったのだ。

 




「シュウ様、お怪我は大丈夫?」

「大丈夫だってこんなもん。ちょっとすりむいただけじゃねえか。舐めときゃ治る」

「そうはいかないわ。人間の体って脆いわよ。もう鬼じゃないのよ」

 俺にとっては年少組から通っている幼稚園だが、真紀は今日から、年中組としてこの幼稚園へ通う。要するに、俺たちは同い歳だ。

 二人してたんぽぽ組になった訳だが、その教室の隅っこでこそこそ話しをしていると、茨姫はしきりに俺の怪我を気にするのだった。

 茨姫のクッションになった時に、少しすりむいた肘の怪我だ。


「シュウ様、痛いでしょう? 私もよく怪我をするから、絆創膏を持ち歩いているの。貼ってあげる」


 もともとかなりの心配性だった茨姫。

 スモッグのポケットから取り出した絆創膏を、彼女は真剣な表情をして俺の肘に貼った。

 その様子に懐かしい気持ちが溢れてくるが、そればかりが現実ではない。

 俺たちは遠い昔の時代に死に、生まれ変わってここにいる。

 俺たちの関係は、一度リセットされているのだ。


「あのな、茨姫。俺はもう〝シュウ様〟じゃない。酒呑童子は死んだ。周りを見てみろ。お前が俺をその名で呼ぶから、皆が不審がっている」

「あら、それはシュウ様も同じよ。私ももう、茨姫じゃないわ。茨姫は死んだの。だから、今の私の名前は、茨木真紀。真紀よ」

「……真紀」


 溌剌とした良い名だ。とても似合っている。


「俺は、馨。天酒馨だ」


 俺の名を知ると、彼女はパチパチと目を瞬かせた。

 そのせいで、ずっと目の端に溜まっていた涙がこぼれ落ちる。

 笑顔なのに、その様がなんだか切ない。


「もう、シュウ様と呼べないのね。そう考えると、ちょっと寂しいわ。……でも、同じ。魂は、同じ色をしている」


 こぼれ落ちた彼女の涙を、俺は自分の小さな指でそっと拭う。

 園児なのが様にならないが、真紀は触れた俺の手を自分の手で包み、頬に当て続ける。

 まるで、俺の存在を、この熱を確かめるかのように。


「私、ずっとあなたに会えなくて、苦しくて苦しくて、とても寂しかったけれど……やっと。やっと、馨様に巡り会えた」

「馨様……って。もう、そんな様づけじゃなくていいんだからな。俺たち、ただの幼稚園児だぞ」

「なら、馨さん? 馨くん?」

「いやいや、呼び捨てでいいって」

「……か……馨?」


 おずおずと俺を呼び捨てる真紀。

 ただ名を呼ぶだけなのに、なぜか顔を真っ赤にさせて、両頬を手のひらで覆っている。

 そのせいで、俺までなんだか気恥ずかしくなった。

 酒呑童子と茨木童子だった頃、彼女は俺のことを、いつもシュウ様と呼んで慕ってくれていたから。呼び捨てなんて新鮮だ。

 真紀はまだまだ幼いが、かつての茨姫の面影がそのまま残っている。

 そこに懐かしさを感じずにはいられないし、可愛らしい仕草にはドキッとする。

 何だろう。生まれ変わってから今まで、ちょっとやそっとでは動じなかった強心臓のこの俺が……って、待て待て。

 さすがに幼女にときめくのは酷いぞ。

 いくら前世の妻の生まれ変わりだからと言って。


「ゴホン。ま、まあそうことだ。俺たちはお互いに生まれ変わったのだから、これからは今の名前で呼び合おう。そうじゃないと、周りが不審な目で見てくるからな」


 今も、幼稚園の園児や先生たちが、教室の端っこで正座して向き合っている俺たちに、謎めいた視線を送ってくる。

 特に先生たちが頬染めヒソヒソしているのが気になるな。

 今まで散々大人ぶってきた俺が、一人の女児を相手にやたらとかまっているからな。

 おい、見世物じゃねーぞ。


「いいか、真紀。俺たちはもう夫婦じゃない。将来どうなるかはわからないが、あまりべたべたするのはよそう。おそらく、お互いの為にならない」

「え……?」


 真紀はわずかに寂しそうな顔をした。

 しかし何を思ったのか、彼女はコクンと頷くと、自分の両頬をパンパンと小さな手で叩いた。

 

「確かに、私たちはもう夫婦じゃないわね」


 この言葉を境に、彼女の纏う空気が、なんとなく変わった気がするのだ。


「鬼ですらないんだもの。ただの人間。ただの幼稚園児。これから、一つ一つ歳をとって、成長していって……そしたらお互いに、別の人を好きになったりするのかしら」

「……え」


 俺は逆にドキリとさせられた。

 そのようなつもりで言ったわけではなかったからだ。

 もしかして真紀は、茨姫は、前世とは違う人生を歩みたがっているのではないか。

 長い時を生き、屈強な身体を持ち、何より美男子で強かった酒呑童子。

 しかし志半ばで死んだ、前世の夫。

 情けない俺のことなど、もう……


「ふふ。冗談よ、馨。あなたを、逃がすものですか」


 しかし真紀は、幼女らしからぬ小悪魔な笑みを浮かべ、少々高圧的な態度で、俺の胸に指を突きつける。


「俺はお前のもの……かつてそう言ったのは、あなたよ。覚えてないとは言わせないわ。だからあなたは私と、もう一度結婚しなければならないの」

「は……、はああ?」


 俺はたまげた。

 茨姫は酒呑童子に対し〝かかあ天下〟を発揮することこそあったけれど、命令したり、翻弄するようなことなど……


「あんたのものは、私のもの。私のものは私のもの!」

「ち、ちょっと待て。なんだよいきなり。どこのガキ大将だよ!」

「ガキ大将じゃないわ。あんたの元妻よ」

「あんた、って」


 腰に手を当て、堂々として言い切る。

 あれ。

 茨姫は、こんな奴だっただろうか?

 勝気な微笑みには、その意味深な視線には、再会に驚き、混乱し、おいおいと泣いていた茨姫はいない。

 先ほどまであんなに儚く、弱々しく……俺の名を呼ぶだけでも、顔を真っ赤にしていたのに。


「だって……このくらい言っとかないと、〝シュウ様〟は私に、全部をくれようとするでしょう」

「……は?」

「でも安心して。私は、絶対に〝馨〟を、肯定し続けるわ」


 真紀はいったい、何を言っているのだろう。

 彼女はスッと俺から視線を逸らし、窓の向こう側の、どこか、遠くを見ていた。


「あ、馨。お弁当の時間よ。私のお弁当すごく大きいのよ。きっと園児のみんながびっくりしちゃうから、あんたしっかりフォローしてよね」

「フォローってなんだよ。って、本当にでかいな、弁当箱!!」


 大食いなところは変わっていないみたいだ。

 しかし、何かが少しずつ、俺の知っている茨姫と違う気がする。

 きっとそれは、俺の存在しない、彼女だけの時間が生んだ変化なのだろう。

 しかし僅かに小憎らしい。

 俺は、今後の真紀のことを考えて、この歳で後の結論を出さずにいたというのに。

 彼女は逆に、暴君のごとく断言し、命令してきおったのだ!


『あんたのものは、私のもの。私のものは、私のもの』


 それが嫌というわけではない。ああ、断じて。

 だってそれは、俺を求める、肯定の言葉だ。

 いらないと言われることが、何より恐ろしい。

 それに、俺があげられるものがあるというのなら、本当は全部、彼女にあげてしまいたい。

 もう一度結ばれることを望まれているのなら、望むところだ。

 どんと来いという感じだ。


 だが、命令されるとどこか反発したくもなる、天邪鬼な俺もいる。

 少しは彼女が、焦るところも見たくなる。

 多少、ストッパーの役目を果たさねばとも思う。

 彼女の人生が大事だ。強い愛情が溢れすぎて、お互いだけが世界の全てになってしまい、過ちを犯してしまうわけにはいかない。

 だから俺は、溢れそうな想いを抑えながら、その後も言い続けることになるのだ。


 まだ夫婦じゃない。

 結婚してないが、離婚だ!

 などなど。


 俺がどんな気持ちでこの言葉を言っているのかつゆ知らず、真紀は「またそんな捻くれたこと言って〜」と、上手な態度で返し、コロコロ笑うのだ。

 これがまた園児らしくない、熟年夫婦の会話、夫婦漫才のような感じになってしまい、俺たちは周囲が困惑するほど、独特の雰囲気を醸すことになる。

 しかし二人でいれば退屈な日などなく、苦手だった幼稚園に通うのも楽しい。

 俺たちは穏やかに、すくすくと時間を重ねていく。


 だけど時々、真紀が、寂しげに遠くの空を見上げていることがあったっけ。

 それは俺の知らない、彼女の顔。

 真紀は、何を見ていたのだろう。

 何を考えていたのだろう。



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