　私は、たくさんの言葉があることと、その言葉にたくさんの意味があることにとても驚きました。私がいつも使っている言葉にも、別の意味があるとわかって、勉強にもなりました。

　言葉には、それぞれに歴史があって、古い言葉では千年以上も前から使われているとわかりました。もっと、言葉の歴史を知りたいなあと思いました。

　それから、私の好きなことわざも、とても古い言葉でできているとわかって、もっと好きになりました。

　この本を読んで、私は、自分が知っている言葉はとても少ないんだなあと思いました。もっともっとたくさん勉強をして、言葉をいっぱい知りたいなぁと思いました。

「先生、この読書感想文の何が問題なんです？　よく書けてると思いますけど」

　小学校の職員室。

　その片隅で頭を悩ませる教師に、同僚が話しかける。

「そうなんだけど。この子が読んだ本っていうのがね……」

「いったい何の本を読んだんですか？」

「国語の辞書、なんだよ」

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