25.財宝探索
「ふあ……」
レティシアは、湯船の中で大きな欠伸をした。湯船と言っても、人ひとりがぎりぎり入れるぐらいの大きさの桶に、お湯を張っただけのものだ。もうだいぶ長いこと入っているから、そろそろぬるくなってきた。
それにしても、こんな辺鄙な場所にある宿で、ゆっくりお風呂に入れるとは思わなかった。嬉しい誤算だ。近くに温泉が湧き出ていて、お湯はいくらでもあるらしい。
視線を斜め上に向けると、窓の外には星空が見える。外にあるらしい温泉に入ってみてもよかったかも、と少し思った。とは言え、今みたいに自室でゆっくりお湯に浸かる方が、自分の好みに合ってはいる。
「んんー……あ」
大きく伸びをすると、壁に立てかけてあったメイスに手が当たった。バランスを崩したメイスは、ずりずりと壁をゆっくりこすったあと、大きな音を立てて床に倒れた。レティシアは首をすくめる。
床傷つけてないかな、と不安になる。軽く体を拭いてから、湯船の外に出た。ベッドの上にでも置いておこうと思って、メイスを持ち上げる。
「うわっ」
と、その予想外の重さに、あやうくメイスを取り落としそうになった。一瞬ひやっとした。慎重に、ベッドに置く。
自分の腕に目をやる。そういえば、今は腕力上昇の魔道具を着けてないんだった。起きている間はもちろんのこと、寝る時もほとんど着けっぱなしなので、もう無い方が違和感がある。
服を来て、魔道具の腕輪を着ける。もしこれを無くしたらどうするんだろう、とふとレティシアは不安になった。同じようなものを買いなおせなくはないが、かなりの出費だ。それとも、軽い武器に替えてなんとかするんだろうか。
こんこん、ノックの音が聞こえてきた。レティシアが帰って来たんだろうか。はーい、と言いながら、ぱたぱたと扉に近づく。
鍵を開ける前に、自分の体を見下ろす。今さっき着た服に、変なところはない。べつに何か間違えたことがあるわけでは(少なくとも最近は)無いのだが、つい確認してしまう。気にしすぎかな、と思いながら、扉をあけた。
「ただいま。お風呂はもう、終わりました?」
「うん。おかえり」
そこに居たのは、レティシアと同じく風呂上がりのクレアだった。ただしあちらの方は、温泉に入ってきた後だ。
「レティも、温泉に行ってくればよかったのに」
「でも、男女一緒なんでしょ?」
彼女にとっては、そこがネックだった。同性とでも知らない人とあまり一緒に入りたくないのに、異性ならなおさらだ。
「一応、分かれていますよ? 仕切りとかは無いですけれど」
「うーん」
「ね、帰りは一緒に行きましょう?」
「うーん……考えとく」
そう言った直後、ふあ、と欠伸が漏れた。口元に手をやる。
「今日はゆっくり眠れそう」
「ゆっくり寝ているのは、いつもじゃないですか」
「う、そうだけど」
「朝ちゃんと、起きてくださいね」
「分かってるって」
朝は極めて弱いが、明日は絶対に寝坊するわけにはいかない。迷惑をかけるのは、クレアだけでは済まない。
二人はベッドに並んで座り、髪を乾かした。
次の日の朝、まだ日が昇る前に、レティシアたちは宿を出た。入り口の前で待っていると、二人の戦士風の格好をした男女が建物の中から続けて出てきた。片方の男が、レティシアを見つけて近づいてくる。
「今日はよろしく頼む」
彼はそう言うと、右手を差し出してきた。男性の中でもかなり背が高いだろう彼の顔を、レティシアは見上げた。少し迷った後、その手を軽く握って頷く。
「何回握手したら気がすむの、ウォード」
後から出てきた女性冒険者が、刺々しい口調で言った。男は訝し気な表情で振り返る。その間に、レティシアはさっと手を引いた。
「何回って……まだ二回目だと思うが」
「そういうことを言ってるんじゃないの!」
彼の返答が気に入らなかったようで、女性の口調はさらに厳しいものになった。彼女はさらに何か言おうとしたようだったが、宿の中から現れた新たな人物が、慌てた様子で口を開く方が先だった。
「ラ、ライラさん、こんな朝早くに騒いじゃ迷惑ですから……」
その魔術師風の男性は、唇に人差し指を当て、静かにするよう求めた。小走りでやってくる彼を、ライラはキッと睨み付けた。男は見えない壁にぶつかったかのように、身をのけぞらせて急停止する。
ふん、と鼻を鳴らして、彼女はすたすたと歩き出した。
「おい、待てって」
ウォードが彼女の肩を掴もうとして、盛大に空振りした。むっとした表情で後を追う。大股で歩いて隣に並ぶと、何やら話しかけているようだった。
「す、すみません、行きます?」
後に残された魔術師風の男が、情けなさそうに顔を歪める。肯定の返事を返そうとしたレティシアは、ふと気付いて動きを止めた。
「マルクさんは?」
「あれ!?」
男は勢いよく後ろを振り向いた。そこには誰もおらず、閉じられた宿の扉があるだけだった。彼は走ってそこまで戻ると、取っ手を引いて扉を開いた。
すると、一人の男性が転がるように中から出てきた。どうやら扉にもたれかかっていたらしい。
「ちょ、ちょっと、マルクさん!」
マルクという名のその冒険者の体を、扉を開けた魔術師風の男は慌てて支えた。
二人の体格は大体同じぐらいで、服装も似ている。だが、口を半開きにしてぼんやりとした表情をしているマルクに対して、もう一人の男性は生真面目そうで、受ける印象はだいぶ違う。
「……。…眠い」
「昨日一番に寝てたじゃないですか……」
マルクが返事したのは、だいぶ間を開けた後だった。それを聞いて、もう一人の男はがっくりと肩を落とした。
「ノエル、早く!」
「は、はい」
だいぶ遠くに行ってしまったライラに急かされ、魔術師風の男、ノエルはマルクの腕を引っ張って歩き出した。
「すみません……」
泣きそうな顔になって、彼は軽く頭を下げる。レティシアはなんと言うべきか分からず、返答に詰まった。
思わずクレアに目を向けると、相手もちょうど自分の方を見ていた。どうしましょうね、とでも言いたげな困り顔で、クレアは首を傾げる。
はあ、と軽くため息をつく。先行きが不安になりながらも、ノエルたちの後を追った。
宿があった村を離れて、冒険者六人は山道を歩いていた。先頭を歩くウォードは、油断なく周囲に目を配っている。ところどころでお湯が湧き出ていたり、流れてきたりしていて、湯気が立ち上っている。
お湯は全て一緒のようで、臭いや色などが微妙に違っていた。レティシアは不思議そうにそれを見る。果物の汁でも混じってるのかな、などと妄想を膨らませた。
盛大な欠伸が聞こえて、ちらりと目をやる。発生源は、まだ眠そうにしているマルクだった。
彼は元から細目だが、今はほとんど目を閉じながら歩いているように見える。だが足取りは意外としっかりとしていて、レティシアは変に感心をしてしまった。
「部屋のベッドはどうでしたか、ライラさん。よく眠れました?」
相手の機嫌を伺うように、ノエルが恐る恐る訪ねる。宿には個室が二つしかなく、レティシアたちとライラの一部屋ずつで一杯になってしまった。だから男たちは、大部屋で雑魚寝していたのだった。
「ん、悪くなかったけど。部屋でお風呂も入れたし」
「それはよかった」
ほっとしたように、ノエルが表情を緩める。返事の内容がどうこうというより、ライラの機嫌が良さそうだったからかもしれない。彼女もレティシアと同じように、そこらで湧き出るお湯を面白そうに見ていた。
「外の温泉も、よかったですよね。種類もたくさんあって」
クレアは口元に笑みを浮かべ、ノエルを見た。彼はさっと目を反らす。
「そ、そうですね……」
どもりながら答えるノエルに、ライラは冷たい視線を向ける。一瞬目を瞬かせたレティシアだったが、すぐに意味が分かった。
(…やっぱり温泉に行くのはやめとこう)
そう決めると、小さく息を吐いた。少し残念ではあるが、部屋で入る風呂だっていいものだ。今度は飲み物でも用意しておこうかな、などと考える。
不意にウォードが足を止めた。真後ろを歩いていたマルクが、背中に頭をぶつける寸前で止まる。二人の横に並んだライラは、ウォードの顔をのぞき込むように見た。
「どうしたの?」
「この辺りのはずなんだが」
右手にある崖に彼は目を向けた。苔とツタがびっしりと岩を覆っていて、その奥ではお湯が流れているようだった。冒険者たちが歩いている道の脇には、川のような水の流れができている。
「ここじゃないか」
レティシアは何かを見つけて、崖に近づいた。流れる水に足を付けないように気を付けながら、手を伸ばす。
ツタを掴んで横に避けると、崖に割れ目ができていた。その先は通路のようになっていて、かなり奥まで続いているようだ。
「狭いな」
「入れる?」
ライラが割れ目とウォードを見比べる。今のパーティの中では、彼が一番体格がいい。
「多分……俺から行こう」
ランタンを手に持って、彼は自分の体を中へと押し込んだ。横向きに入って、ぎりぎりなんとかなった。彼の革鎧が崖をこすり、小石がぱらぱらと落ちる。他のメンバーも後に続く。
入ってしまえば中はそれなりに広く、ウォードでも歩くのに苦労することはなかった。ただ、外から入ってきたお湯が床に溜まっていて、全員靴が水浸しになってしまった。
しばらく進むと通路は行き止まりになり、その先には半分開いた扉があった。ウォードが立ち止まり、マルクが無言で追い越す。
軽く調べた後、彼は扉を完全に開いて先へと進んだ。ちらりと振り返り、出発を促す。
扉の先は石造りのダンジョンになっていた。相変わらず、床は水たまりだらけだ。ウォードは不快そうに顔をしかめる。
「水の流れる音がするな」
「どこか崩れて入ってきてるのかもね」
ライラが水たまりを蹴とばす。彼らの後ろにいたクレアは、ちょっと首を傾げた。
「違う音も聞こえません?」
全員が口を閉ざして立ち止まる。ざあざあ、ぴちゃぴちゃという水の音に、何かが羽ばたくような音が混じっている。
音は徐々に近づいてくる。やがて通路の奥から、蝙蝠のような姿の魔物が何匹も飛んできた。ただし胴体に当たる部分には、卵のような黒い球体が付いている。
「ギルドの情報にあった魔物だな」
「まーかせて!」
ウォードとライラの二人が剣を構えた。他の冒険者たちも、戦闘の準備を始める。
最初に攻撃を加えたのはライラだった。地面を蹴って前に出ると、魔物の翼の付け根に剣を振り下ろした。両断された魔物の体が、それぞれ地面に落ちる。片翼になった胴体の方はまだじたばたしていたが、飛び上がることはできないようだ。
二人は要領よく翼を切り落としていく。だが敵の数が多く、後から後からやってくる。やがて処理しきれなくなった魔物が、残りのメンバーの方まで飛んできた。レティシアは、武器を持った手に力を籠める。
レティシアは、球体の部分にメイスを叩きつけた。金属を叩いたような硬い音がして、吹き飛ばされた魔物が地面にぶつかった。魔物は何度か床を跳ねたあと、何事もなかったかのようにふわっと浮き上がる。
「だめか」
事前に調べた通り、体は非常に硬いようだ。メイスで翼をちぎるのは難しそうだが、やればできなくは無いかもしれない。
「手伝いましょうか?」
「まだ大丈夫」
レティシアはクレアに首を振った。前の二人は段々慣れてきたようで、魔物を倒すスピードが上がってきた。漏れたやつを叩き返しているだけで十分だろう。
やがて、やってくる魔物の数も減ってきた。最後の一匹に向かって、ウォードが剣を振り下ろす。翼は切断されはしなかったが、根元からぽきっと折れてしまった。地面に落ちた魔物は、羽ばたきながらぐるぐると回っている。
彼は剣を構えたまま、通路の先をじっと見据えていた。水の音と、魔物が暴れる音が辺りに響く。
「もう来ないようだな」
そう言って、ウォードは体の力を抜いた。レティシアはほっと息をつく。最初の戦闘は、問題なく終わったようだ。
ライラが、じたばたする魔物を剣先で指し示しながら言った
「これ、持って帰ったらお金にならないの?」
「なりませんね。使い道がないようなので」
「ふーん」
ノエルの返事を聞いて、彼女は残念そうにしていた。魔物の胴体を剣で突くと、ころころと転がっていく。
「行こう」
「うん」
歩き出すウォードの隣に、ライラが並ぶ。レティシアたちも、その後ろに続いた。
途中何度か魔物の集団に会ったものの、探索は順調に進んだ。一回目の戦闘よりも数が多い時もあったが、魔術師二人の魔法とクレアの魔道具とで対処する。
「うう、触媒代が……」
「ケチって攻撃受けたりしないでよ!」
呻くノエルに、ライラが剣を振りながら釘を刺す。
彼は魔物をぎりぎりまで引き付けてから、まとめて炎の魔法で焼いているようだった。体当たりしてくる魔物を、近くでメイスを振るうレティシアは冷や冷やしながら見ていた。だが当のノエルは、迫る敵を恐れる様子も、緊張している様子もない。
一方のマルクは、剣士二人に背後から近づく魔物に氷弾を飛ばしたり、迫る敵の集団に風の魔法を使って押し返したりして、援護に徹していた。クレアも横に立って、彼を手伝っている。
何度目かの戦闘を終えて、この階層は探索しつくした。ひたすら通路が続いているだけで、部屋の一つも無い。唯一見つけた下り階段の近くに、冒険者たちは集まっていた。
「お宝は下にあるというのがセオリーだが……」
ウォードが腕を組んで難しい顔をする。階段の正面にある壁と天井は崩れていて、勢いよく流れ込んでくる水の道が下の階まで続いている。階段を覗き込むと、十段ほど降りたところに水面が見えていた。途中から水没してしまっているようだ。
「潜ってみるか」
「えー、あたしは嫌よ」
ウォードの提案に、ライラは口を尖らせた。レティシアも首を振る。
「止めておいた方がいいと思う。下の階が完全に水に浸かっているのなら、探索するのは無理だろう。息が続かない」
「別の上り階段に抜けられる可能性もある」
「水棲の魔物でもいたら、逃げられないですよ。危険すぎます」
ノエルもレティシアの意見に賛成のようだった。ウォードは小さく唸った。
「しかし、もう他に行けるところは無いぞ。隠し扉でもどこかにあったなら別だが」
マルクの方にちらりと目を向けた。彼は無言で首を振る。
「魔力探知の魔法を手当たり次第にかけてみるか? 何か反応するかもしれない」
ウォードの言葉に、マルクは肩をすくめた。ノエルが補足する。
「出費に見合わないですよ。あれ結構触媒高いんです」
「帰るしかないかもね」
はあ、とライラがため息をついた。レティシアも釣られて息を吐く。実入りは今のところ全くないから、かかった旅費や食費の分だけ大赤字だ。
(財宝目当てのダンジョン探索なんて、こんなものなのかな)
魔道具でも見つければ稼ぎは大きいが、運次第だ。普段やっているギルドの依頼や魔物狩りとは、収入の振れ幅がだいぶ違う。何度もチャレンジするしかない。
何とは無しに、辺りをぐるっと見回す。ふと違和感を覚えて、壁の一点に目を止めた。その場所に近づいて、凝視する。
よく見てみても、特に他と違いがあるというわけではなさそうだった。だが何故か気になって、首を傾げる。
「レティ、どうかしました?」
クレアが不思議そうに尋ねる。どう説明していいか分からずに、レティシアは一瞬言葉に詰まった。
「…何かおかしくないか、ここ」
「何かって何よ」
寄ってきたライラが、若干棘のある口調で言った。それに答えようとする前に、マルクが無言で二人を押しのける。彼は壁に耳を付けたり叩いたりしながら、入念に調べ始めた。
「特に何も」
やがて、手を止めてぽつりと言った。レティシアは顔を伏せた。彼がそう判断したなら、間違いないだろう。
「すまない……」
勘違いだったようだ、そう続けようとして途中で止める。顔を上げて、再び壁をじっと見る。
「クレア、魔道具でここに炎を当ててみて」
「ええ? 構いませんけれど……少し、離れていてくださいね」
訝し気に眉を寄せながらも、クレアは右手を開いて突き出した。レティシアたちは彼女の後ろに回る。
「炎よ」
その一言とともに、拳大の火球が虚空に出現し、直線状に飛んでいく。それは壁にぶつかると、ぱっと花が散るように消滅した。壁には焦げ目一つ付いていない。
だがその直後、バタン、という大きな音が背後から響いた。全員が振り返ると、真後ろの壁の一部が倒れ、新たな通路が出現していた。
「おー!」
「あ、ちょっと!」
喜々として入っていくライラを、ノエルが慌てて追いかけた。ウォードも後を付いていく。
「私たちも行きましょう」
「あ、うん」
クレアに呼ばれて、さっき炎を当てた壁を見ていたレティシアも通路に向かった。一番最後に通路に入ってきたマルクが、レティシアの背中をつつく。
「なぜ分かった?」
「……なんとなく」
その返事に、マルクは肩をすくめた。
レティシアたちが少し進むと、先に進んでいた三人の後姿が見えた。立ち止まって顔を見合わせている。
「だめですね、こっちも階段です」
通路は下り階段に続いていて、やはり水没していた。状況は何も改善していない。
「せっかく隠し通路を見つけたのにな……」
「仕方ありません。もう一度ダンジョンを見て回ってから帰りましょう」
ノエルの言葉に、全員がレティシアの方を見た。彼女は思わず一歩下がる。ウォードが、通路の入り口の方に手をやりながら訪ねてきた。
「さっきの仕掛けはどうやって見抜いたんだ? 参考にしたい」
「いや、なんとなく……」
困ったように答えて、通路を戻りだす。ウォードとライラは顔を見合わせた。
(ほんとに、なんで分かったんだろう)
レティシアは自問した。壁に違和感を覚えたのは、まああり得るかもしれない。しかし、炎は完全に勘でしかないはずだ。
(べつに炎は関係なくて、単に叩けばよかっただけなのかもしれないけど)
運が良かったのかな、と結論付けて、レティシアは最後の探索を始めた。
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