第4章 配達員とサンタのクリスマス
配達員とサンタのクリスマス (1)
「先輩! クリスマスですよ、クリスマス!!」
「ああ」
「もう世間はお祝いムード一色、血沸き肉躍る……じゃなくてワクワクする感じの、クリスマスが今年もやって来たんですよ!!」
「……ああ」
「あれ、サンタさんがいるのは何処の国でしたっけ? サンタクロースキングダム? それともサンタクロースアイランド? とにかくサンタ襲来ですよ! 編隊を組んでプレゼントの絨毯爆撃にやって来るんですよ! 」
「…………ああ」
隣ではしゃぐ後輩、
季節は冬。
今年も、もうすぐ終わりを迎えようとしている。
コハネの言う通り、今日はクリスマスだということは、もちろん分かっている。
しかしそんなことで浮かれる気はしない。
俺の心は、そんなところにはない。
――だってヒビキ君、コハネ君に対して、隠していることがあるじゃない。
先日の騒動の時、社長から言われた言葉を思い出す。
確かに、俺は、周囲に対して隠していることがある。
アラタのような例外を除いては、誰に対しても隠し通してきた秘密の事項。
それは、後輩でありパートナーであるコハネに対しても同様だ。
しかし社長は、まるで、全てを知っているかのように。
何もかも、万理を理解しているかのように告げてきた。
俺が隠し続けてきた目的。
それは、ある物を探し続けている、ということ。
そもそも、この多元世界干渉通会社『Otherwhere Zone』、通称『OZ』で働いているのだって、探している物の手がかり、あるいはその物が手に入る機会があるだろうと思ってのことだ。
何しろ、数多のチートアイテムを所蔵している『OZ』だ。
その倉庫には、俺が探している物、その物が眠っていてもおかしくはない。
それを手に入れる為に、俺はこの会社で数々の配達をこなして来た。
裏では、アラタと協力して、倉庫の調査も進めながら、だ。
そしてついに、俺達は地下倉庫内にて怪しげな扉を見つけることが出来た。
しかし、すんでのところで社長の邪魔が入り、中を調べることは出来なかった。
一歩進んだかと思いきや、その場で足踏みをし続けているだけのような現実。
悩みは尽きず。
焦りが俺の身体を包む。
何一つ、解決していないのだから。
だから。
「こっちは呑気に浮かれている場合じゃないんだよ!!」
「のわっ!?」
思わず出た声に、隣の席のコハネが驚きの声を上げる。
「な、何ですか先輩! 突然大声出して!?」
「あ、ああ、すまん。考えごとをしていた」
「そうですか……てっきりサンタさんが来たのかと思いましたよ」
「はぁ? 何を言ってるんだお前。サンタなんて、俺なんかのところに来る訳ないだろ」
「いえ、先輩のところに来ないなんてことは誰だって分かってますよ。だって先輩って、大人の悪い部分を集めて固めたような大人ですもんね」
「常々思うんだが、お前のその口の悪さはあれか。前世で何かあったのか? 抑え切れない憎しみか何かがあったりするのか?」
とても先輩への態度とは思えない感じなんだけど。
「それは先輩の方がいつでも先に暴言をぶつけて来るからでは……って、でも、ちょっと意外でしたね!」
「何だよ、意外って」
「だって、先輩。サンタさんを信じているんですよね? 『俺なんかのところに来る訳ないだろ』ってそういうことですよね?」
「……はぁ?」
「いやいや、私だって一応は大人ですし、いつまでも夢見る少女じゃいられません。昔はもうワクワクしながら……ってあんまり昔のことは覚えていないんですけど……それでも大人になるにつれて世の中の常を学んだんです。サンタさんは実在しない! 世の中の大人の事情が作りあげた偶像だと気が付いたのです!」
コハネは、声高々に宣言する。
「それなのにまさか、先輩が! この世の悪意をじっくりコトコト煮込んだような先輩が! そんなピュアな心を持ち続けているなんて! ちょっとキモ……じゃなくて素敵だと思います! キモ素敵です!」
「お前、自分が何を言っているのか分かっているのか?」
「いえいえ、みなまで言わないで下さい! 先輩のことをちょっと見なおしたって言うか、もしくはちょっと見くびってたって言うか……今度からはピュア先輩、略してピュンパイって呼ぼうと思います」
「おい、一応言っておくけどな……」
「何ですか? ピュンパイ」
「サンタクロース、実際にいるからな?」
サンタクロースとは、クリスマスの夜に、世界中の子供達の枕元にプレゼントを届ける、赤い服を着て、白い髭をたくわえた人物及び存在の名称である。
煙突から侵入したり、トナカイにソリを引かせたり、子供達からの手紙を受け取ったりする職業のことだ。
現代では黒いサンタなんていう、ナマハゲみたいな奴も存在しているらしいが、基本的にはプレゼントを持って来てくれる、子供達に愛される存在である。
つまり。
「奴らはプレゼントを配達する訳だ。つまりチートアイテムを配達する俺達の同業者、いやむしろライバルっていうことになるんだよ」
俺はコハネに対し、サンタクロースが実在しているという事実を、懇切丁寧に説明する。
「あいつら、クリスマスの日しか働かないとか、ふざけやがって。ほぼニートみたいなものじゃねえか」
「はぁ」
「まあ、聞いた話ではクリスマス以外は、プレゼント代を稼ぐ為に、地道にアルバイトとかしているって話だけどな。子供達の夢を壊したらいけないということで、正体は隠しているらしいけど。でもあんなに立派なヒゲをどうやって隠しているんだろうなあ」
「はぁ……」
適当な相槌を返してくるコハネ。信じていないな、こいつは。
それどころか、若干『子供の頃の夢を捨てきれないどころか、引き摺り続けている大人ってどうなんでしょうか』みたいな顔をしてこっちを見ている。
「あの、そんなにサンタクロースに来てほしいんだったら、私に相談して下さいね? 私だって先輩の為なら、サンタの格好をすることくらい造作もありませんし。まあ、特別料金は頂きますけど」
「金がかかるのかよ。いかがわしいお店みたいになっているじゃねぇか」
「ケーキだって作ってあげますとも、有料で。流石に1ホールは多過ぎるかも知れないので、ちゃんと分けてあげますから、一切れだけ」
「お前のおこぼれなのかよ!?」
「最近、私のお腹の調子があまり良くないんですよね。昔は、1ホールを1ダースぐらいは余裕だったのに。最近、1ホールはきついんですよね。私も衰えましたね」
「脳細胞が衰えてるんじゃないのか……?」
というか1ダースって。こいつの身体はどうなっているんだよ。
「はあ、まあいいや。仕事だ。仕事をするぞ」
「はい! 行きましょう! ピュンパイ」
「それ止めろ!」
今は失礼で口のへらない後輩のことで悩んでいても仕方がない。
あの倉庫の扉のことは、アラタに調査を頼んでいる。
この場で俺に出来ることはない。
だから、俺が今するべきなのは配達。
軽トラックを駆ってチートアイテムを、必要としている誰かの元へとお届けするという、日々の配達業務。
その先に、辿り着きたい場所がある。
いつか、絶対に、叶えたい想いがあるのだから。
その道行きに悩むことなんて、
ただ、真っ直ぐに、進むのみだ。
◆ ◆ ◆
「着いたな」
本日最後の届け先、俺達がチートアイテムを届ける為にやってきたそこは、一見して、普通の世界だった。
頭上に広がる空は青く、何処までも続いていきそうなくらいに広い。
眼下に広がる草原もまた、ひたすらに広く、動物が駆け回ったり、湖のほとりで休憩していたりする。
柔らかな風が、頬を撫でる。
そんな、自然に溢れた普通の世界の光景。
しかしこの世界には、普通でないところは、ただ一点だけ存在する。
それは、目の前に広がる光景の中に、生きているものは、ただ一つとして存在しない、ということだった。
「こうして見ていると、とても信じられないですけど。この世界に、生物が一匹もいないんですよね? あそこにいる動物達も、皆ロボットだって言うじゃないですか。凄いですね、映画の世界みたいですね!」
そう。この世界には、誰も生きてはいない。
眼下に見える動物も植物も、全て作られた機械である。
徹底的に、普通の生命というものが欠けている。
過去、この世界には、それこそ俺達の知っている他の世界と同じように、文明が存在し、人も生活していた。
この世界の文明はかなり進んでいたらしく。人の代わりに機械を使役し、人がやるべきことを全て肩代わりさせて、何もかもを機械任せにする、そんな進化と退化の繰り返しのようなことを行い続け。
結果として、その世界は滅んだ。
そこに至るまでの経緯は分からない。
きっと、人類の進化にまつわる理由とか、戦争の愚かさとか、機械生命の在り方とか、複雑で深淵な理由があるのだろうが、正直そんなことはどうでもいい。
とにかく、大きな戦争が起きて。
人々と機械が激しく争い、戦って、滅んだ。
今では、主を失った機械たちが、取り残されてしまったということらしい。
「じゃあ、今回のお届け先は、この世界に住んでいるロボットさんなんですか?」
「いや、どうやら、たった1人だけ人間の生き残りがいるらしい」
「え、生きてる人がいるんですか?」
「ああ、この世界に唯一生存している人間……小さな男の子らしいな。それが、今日の最後の配達先だ。何でも、その男の子の心に関する物らしいけどな……」
俺は、配達伝票を見ながら、コハネにこの世界の事情を話す。
「この世界に残されているロボットは、どいつもこいつも戦いの為に造られた存在らしくて、人間の心の機微が良く分からないそうだ。銃火器の扱いには慣れているけど、モップを持ったことはない、みたいな。まあ、そんなロボットなら、確かに人間の世話は難しいだろうな」
「そう、ですか……」
俺の話を聞いて、何か考えるような様子を見せるコハネ。
こいつも、人の心が良く分かっていないことが多いし、何か共感するところがあるのだろうか。
そんなコハネはひとまず放っておいて、俺は軽トラックの荷台のチートアイテムを確認する。
それは、白い布袋に入れられた、小さな箱のようなもの。
中身を確かめようにも、箱は厳重に封印されてしまっている。
「中身はなんでしょうね。チートアイテムっていうことは、人間を強制的に多幸感で包む込む薬品とかでしょうか」
「それチートアイテムじゃないな? 違法な奴だよな?」
何を考えていたのかと思ったら、とんでもないことを言い出しやがった。
「でもでも、機械の中で1人だけ生き残っている人間って、まるでターミネーターみたいじゃないですか! 心躍りますよね!」
「ターミネーターは機械サイドの方だろ」
「えー、でも、カッコいいですよね。ああいう真面目で素敵なマッチョマンって、憧れるじゃないですか。ああいう人になりたいですねぇ」
「ああなりたいのか……?」
あれでいいのかよお前。
俺には、コハネの理想としているビジョンが分からないです。
とにかく、のんびりと風景を眺めていても仕方がない。
さっさと配達を済ませてしまおう。
そう思って、軽トラに戻ろうとした、その時。
ガサリ、と。
草原をかき分けてこちらに迫る、何者かの気配を感じた。
「……ん?」
この世界には、生物は存在しない筈だ。
ロボット達も、現在では人に危害を加えるようなことはないと事前に聞いている。だから、そこまで心配することはないのだが、一応確認する。
「何だ? 出て来い」
背後を振り返り、告げる。
ガサガサと、明らかに何かが近付いて来ている音が続く。
しかし、次の瞬間、その音が止んで。
茶色の全身タイツに身を包んだ、変態が現れた。
もう一度言おう。
変態が 現れた。
どうしよう。
俺の目がイカレてしまったのだろうか。
しかし、必死で目をこすってみても、そいつは消えてくれなかった。
確かに、変態が目の前に立っている。
茶色の全身タイツ、頭には申し訳程度の飾りのようなものが付いている。
変態の体躯は、しかしタイツの上からでもはっきりと分かるくらいに、筋肉の発達したマッスルボディだ。
今にもはち切れそうな程、タイツの下で肉体が躍動しているのが分かる。
それは、一朝一夕で手に入るものではない、確かに鍛え上げられた肉体だ。
まあ何をどうあがいても、結局は、変態なんだけども。
変態という大前提が変わらない時点で色々とキツいんだけども。
目の前にいきなり変態が出現した場合って、うちの会社的に正しい対処法が定められていただろうか?
まあ多分、銃殺刑とかで良いんだろうけど、あいにく俺は今、ガジェットを持ち合わせていない。
だから、叫ぶ。
「変態だあああああああ!!」
「どうしたんですか先輩!?」
軽トラックの運転席側からコハネはこちらへと顔を出し。
「へ、変態!? 変態って何ですか!? 」
「ま、待てコハネ。見るな!!」
「いや、見るなって…………うわぁ!! 変態だあああああああ!!!」
どうやら見てしまったようだ。一応、うら若き乙女であるコハネに見せるのは忍びなかったが、ここは犬に噛まれたと思って諦めて欲しい。
全ては、変態が現れてしまったのはいけないのだ。
軽トラックから数メートルの位置に立って、こちらを見つめている変態。
せめて何か喋ってくれた方が対処もしやすいのに、ひたすら無言のまま。
無言の変態だ。
「先輩、あの変態って、機械じゃないですよね?」
「機械の変態って存在するのか?」
「トランスフォーマーみたいな」
「それ変態の意味が違うよな? 聞いて驚け、あいつは人間だ」
「人間の変態ですか」
「ああ。事前に聞いていた、この世界の機械とは明らかに違うしな。そもそも、この世界の元々の存在じゃないっぽいな」
俺達と同じように、何処か他の世界から来た存在。
こうして他の世界に現れている時点で、絶対に普通の存在ではない。
もちろん変態だから、二重の意味で普通ではない。
「石でも投げてみましょうか?」
「お前、石を投げたら襲って来るタイプの変態だったらどうするんだよ」
「石を投げられたら大抵の人間は襲い掛かるんじゃないでしょうかね」
「確かに」
そうだよな、変態でもそうなるよな。
「まあ、このままにもしておけないし、攻撃してみるのは良いアイディアだ。という訳で頼むぞ、コハネ」
「何で私なんですか……?」
「先輩命令だ」
「またそれですか。分かりました……仕方がありませんね」
しかしコハネは、言葉とは裏腹に、大変やる気のようだ。
大きく腕を振りかぶって、投擲の体勢に入る。
その手には、石の代わりに、もっと巨大な塊が握られている。
「おい待て。何を投げるつもりだ」
「折角ですから、このガジェット『
「いくら変態でも砕いたら駄目だろ!? っていうか、その使用料も俺の給料から引かれるって分かってるのか? 変態相手にそんな物使うんじゃねえ!」
「行きますよぉー!!」
「行くなぁぁぁ!!!」
変態の命と、後は俺の給料の為、慌てて止めようとするも、しかしコハネの方が、明らかに早い。
コハネの手から放たれたガジェット『
「……え?」
しかしその殺意は、変態の手によって、受け止められた。
片手を掲げた変態の手に、そのままガジェットは収まってしまう。
それでも、変態は特に表情を変えたりしない。
その程度のことなんて造作もないというように。
ただ、じろりと、こちらを見るだけだった。
「よーし、良くやったぞ!!」
そして、新しくカン高い声が、辺りに響いた。
草をかき分けながら現れた、第2の人物。
そいつは、変態とは対照的に、ひどく小柄な女の子だった。
コハネよりも明らかに幼く、年齢も一桁代に思える。
「な、何ですかあの子?」
「分からん」
「変態に近寄らせて良いんでしょうか?」
「分からん」
俺達の見ている前で、その幼女は、変態に近付いて行く。
どうしようこれ、普通に事案っぽい光景だし、変態の手から幼女を保護しておいた方が良いのではないか。
しかし幼女は、変態が伸ばした手の中に飛び込むと、そのまま器用に変態の腕に捕まり、そのまま遊具を登るかのようによじ登り、やがて変態の肩の上に立つ。
そして、そのまま尊大な視線で俺達を見下しながら。
「そこの愚か者共!
そう、叫んだ。
それは、誰の目にも明らかな、宣戦布告だった。
ただ、まあ。
「え、誰なんですか? 先輩知ってます? 何だか凄い可愛いですけど」
「いや知らん」
誰と心得る、なんて言われても、知らないんですけど。
コハネも、幼女の剣幕など一切気にすることなく、まるで親戚の姪っ子を見るような優しい視線を向けている。
確かに、幼女から受ける印象は、『ああ子供が必死に頑張っていて微笑ましいな』というようなものでしかない。
「ななな何じゃその目は! 貴様ら、儂を馬鹿にしておるのか!!」
完全に舐められていることに気付いたのか。
幼女が、その場で地団駄を踏む。
いやまあ、その場と言うのは、要するに変態の肩の上ということなのだけど、良くそんな場所で立てるな。変態も大丈夫か。
「あーもう、可愛いですねー。えっとー、何処から来たのかなー? お父さんやお母さんとはぐれちゃったのかなー?」
「はぐれとらんわ! 儂は自分の力でここまで来たのじゃ!」
「それはすごいですねー。でもここは危ないですし、たまに変態さんとか出て来ちゃうから、お姉さんと一緒にいようねー。大丈夫だよー。後でお姉さんがお家まで連れて行ってあげるからねー!」
「お主のような、頭の軽そうな女を頼るとでも思うたか!?」
「はいはい、難しい言葉も知っていて偉いですねー」
「話を聞け貴様ぁー!!」
細やかな金髪を振り乱しながらコハネに食って掛かる幼女と、そんな幼女をあっさりと受け流すコハネ。
見ている分には大変愉快な光景なのだけど、そもそも俺達は配達の途中だし、コントめいたやり取りをしている場合ではない。
更にもう一つ、気になる点があった。
幼女が着ている服装だ。赤と白を基調とした毛皮の衣装、そして特徴的な大きな布袋を背負っている、その姿。
この時期、そして今日というこの日に、その衣装を知らない奴なんて、まずいないだろう。
「恐れ敬え! 儂はサンタクロースじゃ!!」
そう。
それは、サンタクロースの衣装。
「はいはい、サンタクロースの格好が似合ってますねー! クリスマスプレゼントに買って貰ったんですかー?」
「だから話を聞け貴様ぁー!!!!!!」
クリスマスの日に、プレゼントを配達して回るサンタクロース。
それこそが、新たに現れた幼女の正体だった。
つづく
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