魔獣使いのサモナーを探せ 01
『緊急クエスト 魔獣使いのサモナーを探せ』
あれ? 急に目の前に文字が浮かんできた。声じゃない?!
「おおっ!?」
「渋い声で驚かないでください、バリトンさん」
「ゲームらしくなってきたぁ」姐さん大興奮?
腕を胸に添えるようなガッツポーズで胸が……
「胸がでかいっすね」あ、また言っちゃった。
「こら、この変態アホ野郎、どこみてんだよっ」
グーで頬を殴られました。
「ぐはぁっ」ひぃー痛いよー。
「まぁ、殴られて当然よねぇ」
「あれ、ポニテ姉さん意外に冷静ですね」立ち直りの早い、俺。
「それはそうとぉ、
そうなんだ、それが今しなきゃいけない事で。
「連れて行けるなら利用しない手はないわ」
「姐さんそれはわかりますが、自分は
手に持つ鞭を皆に見えるように前に出した。
「ちょ~っといいかなぁ、私に貸してぇ」
「え? ポニテ姉さん?」
ひょいっ、と自分の手から、鞭を奪い取るように手にした姉さん。
身体をそらし、スレンダーな姿を強調させ蠱惑のポースを取り、叫ぶ。
「おいで、
「ガウッ」 魔獣は一吠えすると、あれよという間に身体に変化が現れる。
鬣を逆立て凛々しい巨躯の魔獣が、なんとも可愛らしい猫と化したではないか!
「「「なんでやねん!!!」」」
俺たちは、思いっきり叫んでいた。
「ど、どうなってるんでしょう?」
「バリトンさん、俺もなにがなんだかわからねぇ」
「敵に回したら、やばい気がするわ」
「姐さん、可愛い見た目に騙される男多数と思われ」
「ちょっと、ちょっとぉ、ひどくない? この可愛い姉さんに向かってぇ」
「いやいやいや。 召喚獣手なづけられるなら早く言ってよ」
「
「それってどういう事なのでしょう」
「私のお店の常連さんに似てた気がしてぇ」
「ん? なんのお店?」姐さんナイス。
バリトンさんも気になるのか姐さんに向けてサムズアップしてるな。
「そんなにぃ、聞きたいのぉ?」
「「「是非!」」」
「カジュアルSMのお店なのぉ。 私、そこで女王様やっててぇ」
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