迷宮をクリアせよ 二層目 (3/10改稿)
「ほえぇぇ…… 二層目は森かぁ。 どれだけ広いんだ、ここ?」
MAP的には、一層目と同じ
明るい木々の間に道が開けている。 MAP画面を出してみると、取り敢えず一本道らしい。 相変わらず、グレーの部分があるから進んでみるしかないな。
時間は、っと 1:09:56 と見えた。
そよそよとたなびく風が心地よい。 ここが
ふと、前を見ると何かが近づいてくるようだ。 おっと、「
「グルルルル」 え?
「フンフンフン」 あれ、匂い嗅いでる? まさか?
あれ? 目があった? 「ガオンッ」
そうなるとアイツの反対側に行くしかない。
急に
でかい奴に近づくなんて俺も気が変になったか?
「グルルルル、ガウゥ」
俺の姿は見えてはいないようだが、近づく気配は感じるのか俺の方を向いている。
対象を探して戸惑っているようにも見える。 これなら行けるか?
狼の手前まで全速で走ってつぶやいていた。 「
そして、続けて「
狼を飛び越えて俺の体の3倍強の所に着地。 距離、約7メートルってとこか、を取ることが出来た。おいおい、素敵すぎるぜ、魔法さんよ。
***
「被験者 No000125、第一ポイント通過しました」
「まさかのダブルスペルか」
「今までの被験者ではこの対応はなかったですね」
「RPG経験者とはいえ、ここまでの判断力と適応力は素晴らしい」
「竹刀を選択しているせいか戦闘回避しようというのが見て取れます。 信じられません」
「もういいだろう、試験は終了とする」
「え、まだ時間が残っていますが」
「おいおい、試験の趣旨を理解していないのか?」
「せっかくですし、この後どう対応するかも見てみたいんですが」
「やめておけ、被験者にはこれは夢だと信じさせる事を忘れるな」
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