ex01【情報/the term】

【組織情報】

◆【血鬼祓国際機関Valtist International Organization 】略称:V.I.O

・一九〇四年、ベルリンにて設立された対吸血鬼対策機関。その後二十年間で世界各国に支部を設立した。


◆【月鬼隊げっきたい

・一九〇〇年、日本にて設立された対吸血鬼対策機関。東京を本部とし、京都・札幌に支部が設立される。一九四五年に『血鬼祓国際機関』日本支部として再設立。正式名称は【血鬼祓国際機関】日本・東京支部だが、今でも【月鬼隊】と呼ぶ隊員は多い。


◆私立轟哭高校

・市内で最大の進学校。区外からも多くの生徒が通う。一学年七クラス。



【吸血鬼・血鬼祓情報】

吸血鬼ヴァンパイア

人間の姿をしながら、人間の血液中のCEを吸い生きながらえる亜人。

人間が食す物を食べることもできるが、栄養にはならず体内に吸収されないままそのまま体外へ排出される。

人間の数倍の筋力を持ち、また再生能力も高い。(【急速再生】には劣る)

一八八四年、ドイツのベルリンで、初めて確認された。以後、世界各地で発見されるようになった。

現代兵器は一切通用しないが、唯一銀には耐性が低いため、多少の傷を負うことがある。確実にダメージを与えるには、CEを使用しなければならない。

放出されるCEの色は青。

自然のCEを使役することができるが、栄養としては吸収できない。

なお、基本的な寿命は人間の二倍と言われているが、詳細は不明。


血鬼祓バルトツィスト

吸血鬼を殺すことが可能な唯一の存在。『血鬼祓国際機関』本部により開発されている薬品『バクス』を投与することで体内のCEを一定量目覚めさせる。それによりCEを操ることが可能になり、身体能力も大幅に強化される。ただし、使用可能なCEの量は個人によって異なり、回復力も乏しく腕など切断されてしまえば元通りになることはない。

世間には公表されていない存在であり、新規隊員はすべて吸血鬼の被害を受けた青少年・少女のみ。

戦闘中、目覚めたCEに反応し、休眠しているCEが目覚め、当人の使用可能なCE量(【臨界点】)を超えると吸血鬼化が起こるため、戦闘可能時間が定められている。(並みの隊員でも一時間は戦闘可能の為、それほど気にされてはいない。ちなみに、朝霧舞は二時間、星詠秋奈は二時間半戦闘可能である)

放出されるCEの色は赤色。


◆コンダクト・エナジー・粒子(Conduct Energy粒子)

地球上すべての物体に宿る、自由自在にその性質を変化させる四次元エネルギー。

生物としては人類のみ、血液中に休眠状態で含まれている。

吸血鬼は体内に大量のCEを保有、同時に人間の血液からCEを補血する。また、自然のCEを使用できるが、あくまでも戦闘のみの使用に限り、栄養として取り入れることは不可能である(自然物のCEは人間に含まれるものと多少構造が異なっているため)。

CEには体内に覚醒状態で含まれていると、さらに新たなCEを取り込もうとする、これが【吸血衝動】へとつながる。吸血鬼の場合はどうということはないが、人間にその【吸血衝動】が現れた場合は精神崩壊が引き起こされる可能性がある。

色は状態によって異なり、休眠状態→無色透明 半覚醒状態→赤 覚醒状態→青となる。


◆【刃機じんき

血鬼祓が使う、吸血鬼を攻撃するための武器。CEを硬化銀に変化させたのち、さまざまなタイプの武器に精製させられる。タイプは刀、槍、大剣の三種類。普段は使用者の体内のCEと同化しているが、使用者が使用する意思を見せれば、CEが対外へ放出・形成させられる。

なお、刃のカラーリングは各々オーダーメイド可能。


◆『斬鬼ざんき

日本が独自に開発・量産した刃機。日本刀の形を模しており、その軽さと、攻撃の手早さから国内でのシェアは九十パーセントを誇る。現在では中国、イギリス支部へ輸出を始めている。


◆【血能アビリティ

CEの連度が高くなると、その者のみに使える超能力のようなものが使用できるようになる。その力は強大で、吸血鬼であれば組織の首領、血鬼祓では部隊の隊長・副隊長へなれるほどのものである。


◆【黒鬼オーガ

月鬼隊の隊服。色は基本黒で、銀色の装飾が施してある。衝撃吸収可能な特殊ゴム素材で作られており、CEによるダメージを抑えることができえる。基本はジャケットだが、オーダーメイドでパーカー等にでき、スカート・ズボンも追加で注文可能。


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