第五十七話 最後の忍術
「行くわよオ!」
「来たぞ!押し返せ!」
佐助たちは押され出した。
「佐助さん!これマズく
「口を動かしてる暇があったら槍を振るえ!」
「佐助さん、
ダニエルは
「そうだな。
佐助は鋭い槍の
「おまえら〜!
馬に乗った
「え……おまえは!ガズマス!?」
「オレはガスマスの弟、ガズトキよ!おまえが兄の
ガズトキは
「あっ!」
ダニエルは馬から転がり落ちてその斬撃をかわすが、馬は首から先をもっていかれ
「ふん!
ガズトキは言うと、戦斧を佐助にむけて力まかせに振る。
「いかん!」
佐助も馬から転げ落ちる。ガズトキの戦斧が佐助の馬を吹き飛ばした。
「おい!猿飛佐助が
ガズトキは
「佐助さん!
ダニエルは叫ぶ。だがウェダリアの騎兵たちにその
「おまえの
ガズトキはダニエルに、ニタニタとした笑みを投げかけた。
「くっ……しくじったな」
佐助は言うと、懐の
「グ!!」
佐助は
「佐助さん!」
ガズトキの凄まじい戦斧の斬撃を、なんとかかわしながらダニエルが
「ここまでだな!あとは頼む!これが猿飛佐助、最後の忍術よ!」
佐助は言うと、懐から丸く黒い玉を
「あ!
佐助の首をあげようとしていたジュギフの騎兵たちが
導火線は
「ハハハ……
佐助は力無く笑った。
「コイツ!ふざけるな!」
「佐助さん!」
「バカが!いつまでよそ見をしている!おまえの相手はこのオレよ!」
ダニエルはガズトキの声に、ハッと前を見る。戦斧を
「さて、おまえと遊ぶのもこんなところにするか」
ガズトキが言った。
その時、
「敵将、猿飛佐助を討ち取ったぞ!」
佐助のいたあたりから声があがった。ダニエルは素早くそちらに目をやる。佐助の首らしきものが、槍の
「
ウェダリアの騎兵たちに
「おい!踏みとどまれ!下がるな!戦え!」
ダニエルは叫ぶ。だが、恐怖に囚われた兵たちの
「オラァァァ!!おまえも
ガズトキが戦斧を振り上げる。その姿を見た時、ダニエルの
「うあ!うあ!うあァァァァァ!!」
ダニエルは戦斧の
ウェダリアの騎兵隊は、崩れ去った。
「ウフフ……押し切ったわね」
蘭丸は潰走していくウェダリア騎兵を見て、ほくそ笑んだ。
「いかん!騎兵が崩れたか!!」
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