第四十八話 斬馬刀
ミノタウロスは、その
「あ……あぁ……!」
コバキは、
(これほどのバケモノか!こいつはヤバイ……オレだけでも
コバキは、
コバキの考えは、まとまらない。
ミノタウロスの
「───!!」
コバキの視線は、斬馬刀の煌めきに吸い寄せられている。
「何をしてる!!」
「何をぼんやりしてる!後ろへ廻れ!」
幸村がコバキに
「あ……あぁ!お前ら、後ろへ!囲め!」
コバキは仲間たちに
ミノタウロスは、前にいる幸村とコバキに斬りかかる。
「うわっ!アブねー!!」
コバキは
「ゴアァ!」
ミノタウロスは叫ぶと、後ろに振り向きざまに斬馬刀を振る。
「危ない!さがって!」
危険を感じて
「ギャアァ!!」
僧衣の男に、斬馬刀がめり込んだ。男は横に飛ばされ動かなくなった。
「くそ!
コバキは立ち上がり、衝撃で
(このままでは、全員殺られるな……)
幸村は、千子村正を
「後ろから斬りかかれ!
幸村は、ミノタウロスに斬りかかる。ミノタウロスは斬馬刀で受けると、斬り返す。幸村、体をかわすと突きを入れた。
「
幸村は、明らかに押されている。
「みんな!早く!」
ミラナはレイピアでミノタウロスの
「オオォ!!」
コバキも
「グガァ!!」
狙い違わず、左眼に
「いいぞ、才蔵!」
幸村は、ミノタウロスの
コバキの仲間たちも背後からの
「ゴアァァ!!!」
ミノタウロスは、横薙に斬馬刀を振る。その
才蔵は
だが、すでに流れは幸村たちにある。
「いける!このまま押しつつめ!」
言うと、幸村は
コバキとその仲間たち、ミラナ、才蔵の背後からの攻撃も激しくなった。
ミノタウロスが、ついに膝をついた。
「よし、これでとどめだ!」
幸村は、ミノタウロスの
「グウゥ!!」
「どういうつもりだ!?」
コバキと目があった。
コバキ、ニヤリと笑った───
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