第十九話 軍議
ジュギフがウェダリアに
その
リザードマン
「ウグッ!」
オークの一人が
あたりを見まわす。すると北の茂みから、もう
その茂みから、ウェダリアの
また、その
その
「もう
ジュギフ
「この
集まったオーク、ダークエルフの千人隊長たち
北部方面軍は、ガズマスの兵六千と、ザクマの兵四千の
「うむ、そうか……。これは困った
ガズマスは言った。
「そうですな。千人隊長たちの言うこと、もっともであると思います。もしガズマスさまのお許しがいただけるならば、ここはウェダリア城を攻め、我が
ガズマス、大きく
「うむ、そうか。それならば、やむ
ガズマスは言った。
(よしよし。ここでウェダリア城を落とし、
ガズマスは
(バカめ。ガズマス。のって来おった。閣下の
ザクマも、内心ほくそ笑む。
ザクマとガズマスの目が合った。お互い笑みを浮かべる。
「ところでザクマよ、
ガズマスは言った。
(ウェダリアに
ガズマスは思った。オークとしては、極めて高い思考力をガズマスは
「え!?」
ザクマは、
(く、ガズマス。オレの兵力を削ぐ狙いか。
ザクマは、すぐに気がついた。
ガイロクテイン侯爵配下のなかで、生き残ってきたガズマスは、その
「そうですな。たいへん
ザクマは思う。
(ガズマスの兵を借りることで、こちらの
「む……そうか。ザクマはつつしみぶかい男よの。では、我が兵を貸すとしよう……ゴフ……ゴフ……」
ガズマスは言った。
(ち、ザクマめ。
ザクマ、ガズマスの目を見て考えている。
(いざとなれば、ガズマスは力づくでオレの手にいれた魔導器を奪ってくるやもしれん。どのみち、こちらが兵数は劣る。いざとなれば
ザクマが酷薄に笑った。だが、すぐにその
「さて、それでは軍議の
ガズマス、うなずき言う。
「うむ、ウェダリアを攻める。日は
千人隊長たちも、ガズマス、ザクマを見てうなずく。
「では明日、我が軍はウェダリア城を攻める。ということでよろしいですな」
ザクマは、ガズマスに言った。
「うむ、そうしよう」
ガズマスはニヤリと笑った。
明日、ウェダリアを攻める───
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます