第十七話 交渉
「……ガズマス
「おー!そうか、それは
(いくさが
ザクマは、
「
同席している親衛隊の中でオークは、
オーク、ダークエルフの親衛隊たちが
それを
「ただし、降伏の
「多くの『魔導器』!?グフイ!!!グヒイ!?!」
ガズマスは驚いた。
魔導器とは、シナジノア島にかつて
それゆえ魔導器は、
ジュギフでは、特に優れた
「
と言う
魔導器を多数ウェダリア王家が持っているという、この
しかし、
(魔導器だけは持ち出させてくれ?おかしい、
そこに
「
幸村は
「む!」
「グヒイ!!」
ザクマ、ガズマスは声を上げた。
幸村の左手の
「拙者にはよくわかぬが、この魔力によって拙者の身を守ってくれる品らしい。ミラナ女王は、
幸村が佐助に
佐助は静かに
ザクマ、ガズマスは、あっけにとられた。魔導器の指輪が目の前に十一個も。
幸村は言う。
「拙者が
幸村は、
「
ガズマスの興奮は
ザクマも気は高ぶっているが、
「……
幸村は応える。
「
「では、
「しかし、貴軍の
ガズマスがテーブルを叩くと言う。
「
幸村はガズマスを見て、静かにうなずくと言う。
「では、失礼ながら」
幸村は、ゆっくりと剣を抜き、ザクマとガズマスによく見えるように刀身を
「……おぉ……お……おぉ……」
ザクマ、ガズマスから
(ウェダリア王家に伝わる
ザクマは目を細めて見ている。
まさに今、目にしている剣こそ一国に値すると言って良い名品であった。
幸村は、剣を
ザクマは、ウェダリア王家が
(……コイツら、殺るか……)
ザクマは思った。幸村らを生きて返さなければ、これらの魔導器はすぐ手に入る。だが軍使を殺すことは、ガイロクテイン侯爵がもっとも嫌うことの一つ。知られれば
(……いかん、
ザクマは
「いや
「わかりました。失礼いたす。良いお
幸村、佐助は引き上げていく。ザクマは親衛隊と共に門まで送り届けた。
立ち去る幸村たちを
「ガズマス様と二人で、お話する。
ガズマスを
ガズマスは
「ザクマよ、あいつら良い物もってたよな〜。どうする?考えがあるのだろう?
ザクマも口元を歪めてニヤリと笑うと言う。
「
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