第8話 家族のステータス
二年後。僕は4歳になっていた。
僕は、ひたすら身体を鍛えられていた。パパによって剣術を、ママによって魔法を。二人とも勇者っていうことはあるっていうことがわかるくらい強い。まあ、教え方がうまいとは思わないが。
そのおかげで剣術も魔法もかなりの数、手に入れることができた。スキルレベルとステータスの上がり方はまだおかしいが。
お金を稼ぐための開発も順調に進んでいる。
まず大きかったのは、親たちが進んで本を読み聞かせてくれたことだ。その中には、図鑑みたいなもののあったから、メニューの知識も増えた。
ステータスはこんな感じになっていた。
ステータス
シン・サトウ Lv1
HP63(5310)
MP520(100000000)(カンスト)
攻撃46(3610)
防御56(4610)
魔攻39(2910)
魔防33(2310)
俊敏78(6810)
-戦闘スキル-
無属性適性
剣術 Lv1(Lv10)
無属性魔法 Lv3(Lv10)
水属性魔法 Lv1(Lv10)
(創造魔法 Lv10)
(封印)
身体強化 Lv1(Lv10)
(自然回復力上昇 Lv10)
(HP自動回復 Lv10)
(ダメージ軽減 Lv10)
-非戦闘スキル-
(システム:メニュー Lv100)
魔力回復速度上昇 Lv2(Lv100)
(成長率上昇 Lv100)
(スキル取得基準低下 Lv100)
(鑑定 Lv100)
(看破 Lv100)
(偽造 Lv100)
(隠蔽 Lv100)
魔力操作 Lv1(Lv100)
(スタミナ自動回復 Lv100)
(スタミナ消費軽減 Lv100)
借金 109500ルア
はっきりと言っておかしい。なんでこんなことになってんの?借金は順調に増えていってるし。
それに、非戦闘スキルの充実っぷりがやばい。俺、無敵なんじゃね?と思っていまうほどだ。
え?何をしてるかって?
そりゃあ、走らされて、木剣を振らせられて、詠唱させられているだけだが?している量もそんなに多くないし、はっきり言って子どもが遊んでいる程度のことしかしてないし。
問題は、その程度のことでここまでステータスが上がっていることだ。やっぱり成長率上昇がおかしい。
それと開発を進めていた間に創造魔法も手に入れた。これもすごかった。だって、リンスなんかも生成できるんですもの。え?それじゃメニュー先生がいら───。
『なにか、言いましたか?』
イイエ、ナンデモアリマセン。
という具合に、メニューの図鑑の機能がいr───。
『それ以上言ったら、どうなるかわかってますね?』
という具合に、メニュー先生が自我を持ち始めてしまったわけですね。まあ、前の時点でも自我はありましたけど。
というか、いらn『ニコッ』とかが禁句になっているんですよね。なぜでしょう?
まあ、メニュー先生についてはこれくらいでいいとして。
『よくないでしょう。もっと私の実用性があるでしょう』
ああ、そういえば、鑑定を組み込んでみたんですよ。そしたら、これも結構便利になったんですよ。なんと、相手に気づかれることなく、鑑定を使うことができるんですよ!それで、両親のステータスを見てみたら、自分がどれだけおかしいかがわかりましたよ。
ステータス
リヒト・サトウ Lv293
HP75682
MP46783
攻撃65249
防御59861
魔攻39620
魔防35274
俊敏90625
-戦闘スキル-
剣術 Lv10
身体強化 Lv10
火属性魔法Lv7
ダメージ軽減Lv8
二刀流
聖属性
限界突破
-非戦闘スキル-
鑑定 Lv63
魔力回復力上昇 Lv39
ステータス
ナナ・サトウ Lv267
HP45386
MP89365
攻撃12658
防御40835
魔攻106239
魔防43281
俊敏46095
-戦闘スキル-
火属性魔法 Lv10
水属性魔法 Lv10
風属性魔法 Lv10
土属性魔法 Lv10
氷属性魔法 Lv7
雷属性魔法 Lv6
聖属性魔法 Lv10
回復魔法 Lv10
封印
-非戦闘スキル-
鑑定 Lv49
魔力回復力上昇 Lv79
魔力操作 Lv67
レベルアップでどれくらいステータスが上がるかわからないが、ほんとばれたらやばいんじゃない?やっぱり、今まで以上に警戒しないと。と新たに決意を固めていた。
封印についてなんだが、なぜ持っているかって言うと。
ある日、というか両親のステータスを見たあとのことなんだけど。
ヘルプ先生。この封印ってどんなスキルなんですか?
『えーと。よくわからないので調べてみますね』
やっぱり、ヘルプ先生にもわからないこともあるんですね。まあ、他人のスキルですし、当たり前か。
『あ、わかりました。そのままの意味で封印することができるようです。封印の仕方はいろいろあるようですが』
ふーん、そうなんだ。でもなんで持っているんだろう?
『多分ですけど、魔王の封印のときにでも使うとかで、王国が覚えさせたんじゃないでしょうか?』
なるほど。それなら納得です。
『あ、それとよくわからりませんが、封印を覚えましたよ』
へっ?どういうこと?
『ほら、スキル取得基準低下ってスキルレベルが上がってきたじゃないですか?そのせいで、ちょっとしたことでスキルが覚えられるようになったんですよ。まあ、適性はあるんで覚えられないのもありますが』
もうほんとどうなってんの。もうやだ。
『そんなこと言わないで。スキルを常時発動させておかなければいいんですよ』
そんな手があったのか?!なら、すぐにそうしてください。
『わかりました。そのようにしておきますね』
それからは、なんでも勝手に覚えたりはしなくなったので良かったですが。そんなことがあって封印を覚えたんですよ。まあ、使う場面があるとは思いませんが。
それより妹が僕にベタベタなんですけど、ほんとどうしよう?
なんか、僕の側から離れたがらないんだよね。でも怯えてるとかではなくて、僕が怪しいみたいでことあるごとにいろいろ聞いてくるから落ち着いてネットも見れないよ。ほんと、ネットをする時間を取られるのがいやだ。
妹も順調にチートになってきてるんだけどね。ちなみに妹のステータスはこんな感じだ。
アイリ・サトウ Lv1
HP264
MP5500
攻撃106
防御98
魔攻149
魔防125
俊敏116
-戦闘スキル-
火属性魔法 Lv3
水属性魔法 Lv3
風属性魔法 Lv3
土属性魔法 Lv3
氷属性魔法 Lv2
雷属性魔法 Lv2
聖属性魔法 Lv2
闇属性魔法 Lv1
回復魔法 Lv3
-非戦闘スキル-
MP上昇 Lv100
MP回復力上昇 Lv100
魔力操作 Lv9
という感じなってるんだけど、2人揃って魔法系になっているから、パパが少し拗ねていたりする。
まあ、気にしたってしょうがないけど。
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