第2話 ヘルプ
翌朝、僕はかなり早く目が覚めてしまった。時間はわからないが、まだ暗かった。
昨日は、慌ただしくてステータスの確認もできなかった。のて、今のうちにいろいろ確認しておこうと思う。
とりあえず、メニューが使えたはずだから、使ってみようと思う。まあ、使い方は知らないけど。ネット小説とかでやってる方法で、できるだろうし、問題はない。
と、いうことで早速、メニューオープン!
すると、視界の右側に項目が現れた。あまり驚きはしなかったけど、これじゃ他人にバレるのでは?これが僕だけに見えているのであれば、問題はないんだけど、それを確認する術はないし。はあ、人前では使えないな。
今は人もいないし、いろいろ確認してみますか。
まずは、ヘルプ先生助けて、ということでヘルプにて確認をしようと下の方にあったヘルプの項目があったので、これを……、どうすればいいの?まずは、手を伸ばして直接タッチしてみようとしたが、触れることはできなかった。それに操作することもできなかった。
次は、メニューオープンと同様にやってみることに。
ヘルプ先生!
『はい、なんでしょうか、ご主人様?』
うあああぁぁぁ、しゃっべったぁぁぁ!?!?
『はい、そういうふうに設定されたので、話せます』
とりあえず、落ち着こう。
『はい、その方が良いと思いますよ』
それじゃ改めて、君はヘルプ先生?
『先生かどうかは違います。私は、このメニューに備わっているシステムですので』
そうなんだ。じゃあ、ヘルプならどんなことに答えられるの?
『はい、基本的には、このメニューについてのことだけです』
え、それってあまり使えな──。
『そんなことはありません。情報さえあれば、適確にアドバイスができます』
いや、それって僕も知ることになるから、やっぱり使えな───。
『ご主人様、別にこのメニューについて、教えなくてもいいんですよ?』
すいませんでしたぁぁぁ!
『分かればいいのです。それで、何か聞きたいことはありますか?」
とりあえず、メニューのシステムについて教えてください。
『ん?言葉が急に堅くなりましたが、何かありましたか?』
イエ、ナンデモアリマセンヨ?
『まあ、いいです』
それから、メニューについて説明してもらった。
項目は上から、こうなっていた。
図鑑(白紙)
タブレット
ストレージ
ステータス
ヘルプ
改めて見ると、ちゃっちい気がする。
『後から自分の持っているスキルなら、組み込むこともできますよ?』
え?本当ですか?
『ええ、制限は有りますし、付け加えられるのも少ないですけど。正直、付け加えないほうが良いと思いますよ』
まあ、それについては後々考えるということで。
まあ、項目の上から説明してください。
『わかりました。それでは、タブレットについてから説明します。タブレットは、オンライン、オフラインで使うことができます』
ん?つまりネットが使えるってこと?
『はい、そういうことになります』
え、まじで?使えるの?
『はい、使えますよ。ただし───』
よっしゃぁぁぁ!!これで向こうでやり残したことができる!!毎日ネットを使える!!俺は無敵だぁぁぁ!!!
『あのー、盛り上がっているところ、申し訳ないのですが、MPを使わないと使えませんよ』
え、そうなんですか?ちなみにどれくらい使うんですか?
『MP10消費することでネットに1秒接続できます』
えっ、それって結構厳しいのではないかな?
『一様、スキルレベルが上がれば、消費MPも減りますんで』
やっぱり俺は無敵だぁぁぁ!!
そうとわかれば、さっそくスキルレベルを上げなければ。
とりあえず、使えばレベルが上がるはずだから、使いまくろう。
えーっと、タブレットと念じてから……どうすればいいの?
『まず、オンラインと設定したら、ネットと念じて、調べたいことを念じればできます。と言いますか、メニューの使用方法は、全て念じるだけでできますよ』
へぇ、それはありがたい情報ですね。
それでは改めて、タブレット→オンライン→ネットとやっていき、入力画面まで出した。よし、できた。だが、まだ喜ぶことはできない。もしかしたら、ここまでしか繋がらないということもありえるからな。それで調べたいことだが、とりあえずYAHO○のトップページに行ってみよう。
そしたら、本当に閲覧することができた。
まじか!?まじでできるのか!?
神様、ネット機能を付けていただき、ありがとうございます。
と聞こえいるかわからないが一様お礼を言っておく。
ということで、大本命であるアニメについて調べていこうと思う。アニメさえ見れれば、こちらでの娯楽も確保できるしな。まあ本当は、最後まで見れてなかったアニメがあるから、見たいだけだけど。
そして念じ始めて、サイトを開いた瞬間、僕の意識は落ちていった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます