第30話「特訓」
この場にいる全員の想いは一つだった。それはデスフラッシュ大佐の想いを守ること。それはすなわちデスフラッシュ大佐を守ることでもあった。
ブルー(死なないで!九条君!)
ピンク(九条君!戻ってきてください!)
この場にいる者達の想いは光となってコケティッシュシスターズの二人へと集まっていた。
スクイッドエスタム「これは………。」
キラーレディ「………。」
ブルー・ピンク「「九条君!」」
全員の光を集めた二人から改太へとその光が注がれる。眩い光が溢れて目を開けていられない。その光が収まるとそこには………。
ちみ改太「………何これ?」
改太の眠るベッドの上に体長10cmほどの小さな改太が浮かんでいた。ベッドにはもちろん元の大きさの改太が眠っている。その眠っている改太の胸の上の辺りにデフォルメされた小さな改太が浮いているのだった。
スクイッドエスタム「コケティッシュシスターズの二人も魔法科学への適性があったようだね………。改太君は二人に起こされたんだよ………。意識だけ…。」
ちみ改太「スクイッドエスタム?ここは………。何で皆いるんだ?今どういう状況?」
ブルー「九条君!」
ピンク「よかった…。本当によかった!」
二人は改太に声をかけその体に触れる。しかしちみ改太には触れられずすり抜けてしまうのでベッドに眠っている体を撫で回していた。
ちみ改太「うひゃひゃひゃ!くすぐったい!やめて!あひゃひゃひゃ!」
感覚は繋がっているのか本体の方を触られるとちみ改太がくすぐったがり笑い出した。
キラーレディ「あなた達離れなさい!改太様に触ってもいいのは私だけです!」
咄嗟に本音の出たキラーレディは二人から改太の体を庇おうとしつつ自分も改太の体を撫で回してこっそり堪能していた。
スクイッドエスタム「三人とも落ち着こうか?改太君の意識が顕在化して話せるようになったからって舞い上がるのは理解できるけど今はそんな場合じゃないよ。」
スクイッドエスタムが止めに入りようやくちみ改太と落ち着いて話が出来るようになったのだった。
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ちみ改太「………なるほどな。こいつは厄介だな。」
現在の状況を聞いた改太は合体した拠点群のデータを眺めながら呟いた。
ブルー「その…。ごめんなさい!」
ピンク「私達のせいでこんなことになってしまって…。」
一通り説明が終わったところでコケティッシュシスターズの二人が改太に頭を下げる。
ちみ改太「そんなに気にすることないよ。あの時二人が正常な判断を出来なくなっていたのはクポのせいだから。俺も迂闊だったからお互い様ってことで水に流そう。これから二人にも協力してもらわないといけないからギクシャクしてたらそれこそ今後に差し支えるでしょ?」
改太は笑いながら二人に応える。
ピンク「ですが…。」
ブルー「………本当にクポのせいなの?」
ちみ改太「うん。そうそう。クポが合体して強力になったから二人への支配力が上がったんだよ。だからあの時二人はクポのせいで正常な判断が出来なくなっていた。俺もまさかそこまでクポが強化されるとは思ってなかったから二人への処置が不十分だった俺の落ち度でもあるんだ。だから気にしないで。」
それを聞いた二人もコンクエスタムの怪人達も少し感情が落ち着いた。何しろ二人の勝手な行動のせいで作戦は大きく狂い危うくデスフラッシュ大佐まで命を落とすところだったのだ。
二人は自責の念に押し潰されそうになり、コンクエスタムの者達は二人が許せなかった。二人に直接危害を加えていなかったのはそれをデスフラッシュ大佐が望まないことをよくわかっていたからであり本音を言えば二人に危害を加えたり罵ったりする寸前だったのだ。
しかし本当に二人の行動はクポが原因だったのか………。改太は自分がこんな状態になってしまったせいで二人とコンクエスタムの者達の間にただならぬ気配が漂っていることに当然気付いていた。
そして改太の言葉によって多少とは言え両者のわだかまりはとけた。果たして二人の行動がクポのせいであったのか改太がこの場をとりなすためについた嘘だったのか。本当のところは改太にしかわからないことであった。
キラーレディ「あの…、改太様はどうしてこのような姿に?」
キラーレディがおずおずと尋ねる。気にはなっていたが自分が口を挟んで聞いていいのかわからず迷っていた。しかし愛しい改太の体のことであり聞かずにはいられなかったのだった。そしてそれは多数の怪人達も知りたかったことだった。
ちみ改太「あ~………。スクイッドエスタムから聞いた話とデータから考えて………。」
改太は自分の推測を皆に話した。
改太がコケティッシュシスターズに施した魔法科学はクポから二人への干渉を遮断するためにその上位の命令系統として改太をトップに置き繋げてしまうというものだった。
つまり改太が最上位の命令系統として存在している以上それより下位のクポが二人に命令しようとしても改太が全てそれを却下していたのだ。その上でクポには命令がうまくいっていると錯覚させるために偽装したデータを送り返し誤魔化していた。
魔法科学への適性があった二人はこの場にいたコンクエスタムの者達全ての願いである改太の復活と改太の想いを守るという想いを集めて改太との繋がりを通じて改太へと逆にその想いを流し込んだのだ。
その想いの力を原動力としてデスフラッシュ大佐に内蔵されている装置が動き出し改太は目を覚ます………はずだった。
しかし本来一方通行であった回路を逆流させて想いの力を流し込んだこととコケティッシュシスターズの二人がいくら適性があるとはいっても自覚もなく初めて力を使ったことで完全にはうまくいかず改太の意識だけが今のように映し出されて顕在化するという形になってしまったのだった。
何より改太の体は完治しているわけではなかった。仮に本体のまま意識が目覚めていても改太は動くことすらままならなかっただろう。
幸か不幸か意識だけが体から分離して目覚めたことで今のちみ改太は体の不自由に縛られることなく自由に行動することが出来るようになっていたのだった。
しかしそれはそれで問題もあった。この状態では改太は何一つ物理的に干渉することは出来ず知恵を貸す以外に役に立つことが出来ない状態だった。
それでもデスフラッシュ大佐が戻ったことでコンクエスタムの者達は落ち着きを取り戻しいつも通りの力を発揮出来るようになっていた。そこにいるだけで皆に安心感を与える改太=デスフラッシュ大佐の存在はそれだけで仲間に力を与えている。
キラーレディ「それで改太様のお体は大丈夫なのでしょうか?」
キラーレディの疑問は尤もだった。他の者達もそれは気になっていた。
ちみ改太「あ~…。うん。大丈夫………。たぶん。」
改太は皆を安心させようとそう言ったがそれが余計にキラーレディの不安に火をつけた。
キラーレディ「まさか改太様のお体は危険なのですか?!それとももうこの意識がお体に戻れないとか?!」
キラーレディは思いつく限りの不安を口にし出した。それを聞いたコケティッシュシスターズの二人にも不安が伝播していく。
ブルー「そんな!九条君はもうこのまま戻れないの?」
ピンク「いえ。そもそも長時間意識が体を離れるなんて…。魂が体から抜けているようなものなのではないですか?この状態が長く続いたら体の方が先に死んでしまうのではないですか?」
一度灯った不安は一気に燃え広がり三人はパニック寸前になっていた。
ちみ改太「ちょっと落ち着いて!体は回復に向かってるし意識が離れてても問題はないから!ただ………。」
三人「「「ただ?」」」
ちみ改太「今のところこの状態の意識を体に戻す方法がないのは確かだよ………。だけど分離出来たってことは戻す方法もある。それはクポを始末してから研究すればいい。まずはクポを倒すことが先決だ。でなきゃ安心して何にも出来ないでしょ?」
三人「「「………。」」」
その言葉を聞いて三人は一先ず落ち着きを取り戻そうと深呼吸を繰り返した。
スクイッドエスタム「デスフラッシュ大佐の言う通りまずはクポを始末しないと何も落ち着いて出来ない。………だけどさっきこの二人に協力してもらうって言ってたよね。まさかあれを使うつもりなの?」
三人が騒いでいる間中黙って聞いていたスクイッドエスタムは三人が落ち着いてきたのを見計らって声をかけた。
ちみ改太「ああ。あれを使う。今の巨大化したクポとあの拠点群が合体したら倒すのは苦労するはずだ。だから確実に敵を始末するためにはあれを使うのが一番確実だろ?」
ブルー・ピンク「「あれ?」」
コケティッシュシスターズの二人だけが首を傾げる。しかし『あれ』が何のことか察しがついたコンクエスタムの者達は色めき立った。
ちみ改太「ああ。俺のとっておきのあれだ。あれを使うために準備を進める。コンクエスタムの者達はあれを動かす準備をしてくれ。キラーレディとスクイッドエスタムは俺と一緒にこの二人を鍛えるぞ。」
怪人達「「「「「ははっ!」」」」」
改太の指示を受けた怪人達は即座に行動を開始した。
スクイッドエスタム「二人を鍛えるってまさか………。」
キラーレディ「………この二人を鍛えてあれを任せると言われるのですか。」
ちみ改太「ああ。俺がこんな状態で乗れない以上は魔法科学に適性のある二人に任せるしかないだろ?」
ブルー・ピンク「「???」」
何の話をしているのかわからない二人はおいてけぼりであった。改太達は話が纏まったのか行動に移ろうとしていた。
ちみ改太「とにかく二人にはこれから魔法科学を扱えるように訓練に励んでもらう。辛いと思うけど我慢してね。」
ブルー「訓練って…。」
ピンク「あまり時間はないのですよね?間に合うのですか?」
ちみ改太「大丈夫大丈夫。それじゃ今から八時間みっちり訓練に励んでもらおうか。」
ブルー・ピンク「「八時間!?」」
二人は驚きの声を上げていたがちみ改太は気にすることもなくふらふらと飛んで移動し始める。後ろからキラーレディとスクイッドエスタムに追い立てられて二人は改太の後に付いて移動するのだった。
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目を覚まし現状を把握した俺は現状を打破し得る方法を必死に考えていた。奥の手はあるがそれはあくまで俺が健在であればこそ使える奥の手だったんだ。俺がこの様じゃ使える手はほとんどない。これじゃお手上げだった。
でもコケティッシュシスターズの二人にも魔法科学への適性があるとわかって一つだけ可能性がうまれた。俺の代わりに二人に俺の奥の手に乗ってもらう。それで巨大クポと拠点群を始末してもらう。
ただそのためには二人に魔法科学を扱えるようになってもらわなければならない。もちろん俺やスクイッドエスタムのように魔法科学を理解して新しいものを発明するような能力は必要ない。そもそもそれだけの技術と知識を得ようと思ったら一日や二日でなんて出来るはずはない。
二人にこれから教えるのは謂わば魔法科学の使い方だ。電気の知識や家電製品の設計能力がなくても一般人が家電製品を扱えるのと同じことで説明書を読み指示通りに操作するだけならこの二人にもすぐに出来る。
ただ家電製品と違ってそれを使う者にもある程度の魔法科学への適性がないとうまく扱えないという制限がかかっている。だから魔法科学への適性が高いこの二人にやってもらうしかない。
怪人達の着ぐるみはただ着るだけのまさに着ぐるみなので魔法科学への適性が低くても誰にでも扱えるように調整してある。だからその分性能が低いとも言える。
俺やスクイッドエスタムの能力が高いのは魔法科学への適性の低い者でも扱える汎用性を持たせない代わりにその分性能を上げているからだ。
そして俺の奥の手は汎用性を一切捨てている。何しろ元々は俺専用と思って開発していたものだ。他人が乗ることになるとは思っていなかった。ただ開発の過程で二人乗りになったために相方としてスクイッドエスタムが乗り込むことになっていたのだ。
だけど今は俺がこの状態で物理的に一切干渉出来ない。だから俺とスクイッドエスタムが乗るはずだったあれに二人に代わりに乗って戦ってもらう。
ちみ改太「二人には今からこの装置に入ってもらう。」
ピンク「あの…、これは?」
ブルー「言ったら悪いけど何か怪しいんだけど………。」
二人は装置を見て顔を引き攣らせている。そりゃそうだ。その装置の見た目は継ぎ接ぎだらけのただの鉄製の箱にしか見えない。そこに扉だけがついている。怪しさ満点だ。だけど今はそんなことを言ってる場合じゃない。
ちみ改太「入ったらわかるから。ほら早く。」
俺は二人を強引に装置の中へと入らせた。まだ納得はしていなかったようだけど俺に強く言われたら逆らえないのかしぶしぶ装置の中へと入る。
キラーレディ「倍率はどういたしますか?」
近くの操作パネルの前に座っているキラーレディが俺にそう聞いてくる。
ちみ改太「う~ん………。そうだなぁ。今の二人なら十倍くらいは耐えられるかな。」
キラーレディ「畏まりました。」
キラーレディがパネルを操作していく。装置が起動して低い唸りを上げていた。
スクイッドエスタム「それじゃボクの方も動かすね。」
ちみ改太「ああ。頼むよ。」
スクイッドエスタムは隣の別の装置を起動させる。この装置たちはさっき言った通り魔法科学の訓練のための装置だ。
まずこの装置は意識を仮想空間のような場所へと移動させることが出来る。そしてその仮想世界で魔法科学の訓練を行うわけだがさらにいくつかの仕掛けがある。
一つ目がキラーレディの言った倍率というやつだ。何の倍率か?それは仮想空間と現実世界の時間の流れの違いだ。今は十倍に設定してある。つまり仮想空間では現実世界の十倍の時間を過ごせる。二人には八時間の訓練と言ったが十倍の時間を仮想空間内で過ごして訓練してもらう。
たかが八時間やそこらで魔法科学の訓練が終わるわけはない。もちろん十倍に引き延ばして八十時間にしたとしても当然時間は足りないけどないよりはマシだ。
もちろんこれはリスクがある。普通の人間が脳内だけ何十倍にも引き延ばされて活動させられたら耐えられずに脳が死んでしまう。簡単に言えば自分が普段十分かけて考えていることを一分で無理やり考えさせられているのと同じことだからな。
だから装置自体にも脳への負荷を軽減するシステムが組み込まれているし今の二人のように魔法科学で強化されている状態ならば普通の人間よりは耐えられる。本当はもっと限界ギリギリまで時間を延ばしたいところだけどこの後少し休憩したらすぐに戦いに出なければならない二人が万全の状態で戦えるようにするためにもあまり無茶は出来ない。
もう一つの機能がスクイッドエスタムが起動させた方の装置だ。こちらは謂わば教官用だな。スクイッドエスタムがこちらの装置を使って仮想空間内で訓練している二人に干渉して色々と試練を与えたりアドバイスしたり一緒に行動したりと色々出来る。
それならば二人が入った装置と同じものに一緒に入ればよかったかと言うと少し違う。確かに三人で同じ装置に入れば二人の手助け自体は出来る。でもそれは二人と同じ条件で二人と同じ訓練をスクイッドエスタムも受けなければならないと言う意味でもある。
教官が訓練生と一緒になって同じ訓練をするなんて無駄だ。教官はそんなことに無駄な労力や時間を使うくらいならその分を別のことに使うべき立場の者だというのは誰でもわかるだろう。
さらにこちらの装置を使えば色々と操作出来る。簡単に言えばチートコードを自由自在に使えるようなものだ。だから教官用は別の装置になっている。
教官用の装置をスクイッドエスタムが使うことで単なるプログラムだけでは十分でない訓練をより適切に修正しながら二人を導いてくれるだろう。
俺は二人の訓練をモニターで見ながらコンクエスタムの怪人達の方にも指示を出す。あれを使うために皆が懸命に整備を進めていた。
それから地上の町の避難誘導も進めている。クポと拠点群の監視も続けながら外に残っている人たちをコンクエスタムの者達が誘導して避難させていた。
決戦が始まったらどれほど被害が出るかわからない。それに俺達の姿も見られてしまう恐れがあるからな。出来るだけ人を避難させて俺達の存在が明るみに出ないように気をつけなければならない。
結界が破られるまでの時間は推定残り十一時間三十二分。時間との勝負だ。俺達は出来る限りの準備を行いその時を待っていたのだった。
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ブルー「どこが八時間よ………。」
ピンク「もうクタクタです………。」
装置から出てくるなり二人は恨み節を炸裂させていた。そりゃそうだ。八時間の訓練って言われてもげんなりするのにそれが蓋を開けてみれば八十時間だったのだから二人が文句を言いたくなるのもわかる。だけど実際には八時間しか経っていないんだから俺は嘘はついてない。
ちみ改太「まだ八時間しか経ってないよ。」
ブルー「それはわかってるわよ………。」
ピンク「実時間で八時間だったとしても私達は八十時間も訓練させられたのですから疲れるのも当然です………。」
ちみ改太「もう少ししたらすぐに出撃だからゆっくり休んで。スクイッドエスタムとキラーレディも休んでね。いざ戦闘が始まった時に疲れててミスしましたじゃ話にならないからね。」
キラーレディ「はい。」
スクイッドエスタム「わかってるよ。」
まぁ実のところこの二人は慣れているので心配していない。プロフェッショナルは休める時にきちんと休んで万全の状態で本番に臨む。むしろ気になるのはコケティッシュシスターズの方だ。八十時間の訓練の後なのに気持ちが昂ぶって休めずに疲れたまま本番に臨んでしまって負けましたでは困る。二人にきちんと休むように促すために敢えてキラーレディとスクイッドエスタムにも言ったのだ。
ちみ改太「それじゃ二人も着替えてシャワーでも浴びて休むといいよ。」
ブルー「………うん。」
ピンク「はい…。」
さっきまではまだ訓練だったから気が楽だったのだろうけどこれから本番ということを意識しだしたのか二人は緊張の面持ちで固かった。
ちみ改太「ほらほら!そんなに固いとゆっくり休めないぞ!」
本当は短時間でゆっくり休めて十分回復出来る装置の中で休ませるからどんな状態でもきちんと回復出来るはずではあるけどやっぱり気持ちというのも人間にとっては大きな影響がある。体調自体は万全でも気持ち次第で発揮出来る能力と結果に差が出るのはスポーツの世界などでもよく目にするだろう。
とにかく二人をリラックスさせてゆっくり休めるように手を尽くしてから仮眠室へと案内したのだった。
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