第6話「立ち直る二人」
変身を解いたコケティッシュシスターズの二人、聖香と静流は静流の家で塞ぎこんでいた。コンクエスタムのせいで子供達が犠牲になりそうだった。それなのに自分達は子供達から敵意を向けられていた。それがどうしてもわからない。自分達は皆を助けようとしたのにどうして?そのことだけが頭を占めていた。
すると二人の目の前の空間が歪み30cmほどの奇妙な熊のぬいぐるみのようなモノが出てきた。
クポ「二人とも何やってるクポ?さっさとコンクエスタムの怪人達を始末するクポ。」
現れたモノはクポと呼べと名乗った。魔法の国から来た妖精で正義感と才能のある子に魔法を授けて悪と戦う力をくれる。聖香と静流もクポに魔法の力を授けられて魔法少女になった。
一体何と戦うというのかと思った二人であったが聖香が魔法を授けられて二日目、静流が魔法を授けられたその日に着ぐるみのようなものを着た者が暴れて人々を襲い町を破壊していたのだ。
初めての変身に戸惑い苦戦していた聖香の下へその日魔法少女になった静流が駆けつけ二人で着ぐるみを倒した。その着ぐるみのような者は秘密結社コンクエスタムの怪人だと教えられた二人はコンクエスタムと戦う覚悟を決めた。
その後変身を解いた二人はお互いが聖香と静流であることを初めて知り翌朝静流の家の車で一緒に登校しながら今後について話し合ったのだった。
聖香「でも………、私達がしていることって本当に正しいのかな?」
静流「そう…ですね……。私達は誰にも歓迎されていませんでした。」
クポ「何言ってるクポ?色々間違ってるクポ。まずあのバスや子供達がコンクエスタムの仕込みだったとは考えないクポ?あれは子供達に見せかけた怪人だったかもしれないクポ。それでコケティッシュシスターズの心を挫く作戦だったとすれば二人はまさにその罠に嵌ってるクポ。」
クポの言葉を聞いて二人はお互いに顔を見合わせた。
聖香「とてもそうは見えなかったけど………。」
静流「仮にあのバスの子供達がそうであったとしても、私達が誰にも望まれず期待されていないことの否定にはなりません。」
クポ「あの子供達が本当に普通の子供達だったとしても犠牲になったから何だって言うんだクポ?コンクエスタムの怪人達を放置すればもっと大勢の人間が死ぬクポ。目の前の一人の命を救おうとして数千人、数万人の犠牲が出るのなら本末転倒クポ。多少の犠牲が出たとしてもコンクエスタムの怪人達を始末することこそが正義クポ。」
聖香「それは………。」
静流「………。」
二人は答えられない。クポの言っていることも確かに正しい。大局的に見ればより多くを救える方法こそがベストなのだろうとわかる。だけど二人の感情として今目の前で苦しんでいる人々を見捨てることはできそうになかった。
クポ「まったく…二人にはがっかりクポ。その程度の覚悟しかなかったクポ?でも教えてやるクポ。二人はもう引き返せないクポ。魔法の力を受けた者は魔法を返して終わりじゃないクポ。どうなるかは返してからのお楽しみクポ。どうするクポ?魔法を返して地獄を見るかこれからはきちんと戦うか好きな方を選ぶクポ。」
聖香「―ッ!」
静流「ヒッ!」
愛くるしいぬいぐるみのはずのその瞳は今は虚ろで恐ろしい瞳に見えた。二人はその目を見て息を呑む。
聖香「やっ、やる。やるから…。」
静流「………。」
静流は声が出せず必死に首を縦に振る。
クポ「精々頑張るクポ。きちんと敵を始末しないと自分達もどうなるかよく考えるクポ。」
それだけ言うとクポの周囲の空間が歪み飲み込まれるように消えていき歪みが消えると最初から何もいなかったかのようにクポの姿も消えていた。
クポが現れたのは魔法を授けられた時と今の二回だけだった。魔法を授けられてからクポは自分達の前には現れなかったのだ。それなのになぜ今急に出てきたのか。今まではコンクエスタムの怪人達を倒していた。バスで怪人を倒せなかったから警告のために出てきたのかもしれない。
そう思うと二人は余計に背筋が凍った。見られている。監視されている。逃げ出すことも手を抜くこともできない。もう自分達は死ぬまでクポのために戦わさせられるのかもしれない。二人は言葉を交わさなくとも同じことを考えていたのだった。
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もしかしたらクポが何かしてくるかもしれない。その恐怖はあったが今日はもう帰ることにして二人は別れた。そもそも今日はもうすでに一度変身して戦っているのだ。疲労しているのに今から無理に戦いに行っても実力も発揮できずに負ける可能性がある。自分達が負けて殺されれば手駒が減るのだからクポも勝ち目のない無茶は言わないだろうと判断したのだった。
そして翌日学院へと向かう。今日は聖香と静流は一緒に登校していない。学院でお互いの顔を見て無事だったことにほっとする。
そして九条改太も登校してきていた。
聖香「おはよう九条君。」
改太「おはよう………新道さん何かあったの?」
改太は振り返りながら聖香に挨拶をしてそこで固まった。聖香の顔をマジマジと見つめている。
聖香「え?なんでもないよ?」
聖香(私の顔を見ただけで察するなんて九条君って私のことよくわかってくれてるんだ…。)
ここに来るまで聖香と挨拶をした者達はまるで聖香の心労に気付いていなかった。それなのに改太は振り返ってすぐに気付いた。改太が自分のことを気にかけてくれているとわかって聖香の心は温かい気持ちになった。
静流「おはよう九条君。」
改太「おはよ………大丈夫?祁答院さん休んだ方が良いんじゃない?」
改太は静流にも声をかけられ返事をしようとしてそちらを振り返って慌てた。明らかに静流の様子は暗く疲れているようだったのだ。
静流「うっ、ううん。大丈夫だから。気にしないで。」
改太「そっ、そう?本当に大丈夫?無理はしないようにね?」
静流「ええ。ありがとう。」
全部静流に持っていかれたーーーっ!改太の心配は全て静流に持って行かれてしまった。聖香はそう思ったがそれは口には出来ない。それに静流が単なる仮病ではなく本当に弱っていることを自分もわかっている。なにしろ自分も同じ気持ちなのだから………。
その後教室に入り授業が始まったが今日の授業はまるで頭に入らない二人だった。
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学校が終わった後に二人は一度家に帰ってからいつもの場所で落ち合った。今日も毎日の日課になっているパトロールに出かけるのだった。
今日はパトロールに出かけるとすぐにデスフラッシュ大佐と昨日の怪人を見つけることが出来た。路地裏で変身したコケティッシュシスターズはデスフラッシュ大佐の前に躍り出る。
ブルー「待ちなさいデスフラッシュ大佐。」
ブルーが声をかける。いつもの口上とは違う。デスフラッシュ大佐も落ち着いて応じる。
デスフラッシュ「場所を変えようか?」
ブルーとピンクは頷き合う。
ピンク「いいでしょう。」
こうして四人はぞろぞろと町を出て郊外の採石場へ辿り着いたのだった。
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採石場につくとまずコケティッシュシスターズが声をかけた。
ブルー「昨日のことは謝るわ。」
ピンク「出来ることならこれからは人を巻き込まないところでの決着を望みます。」
二人はデスフラッシュ大佐を見据える。コンクエスタムからすればそんな条件を飲まなければならない理由はない。二人もまさかデスフラッシュ大佐がそんな条件を飲むとは思っていない。
何しろ街中で人々を盾にしたほうがコンクエスタムは有利に戦えるはずなのだから。でも二人はその提案をせずにはいられなかった。そして返ってきた答えに自分達自身が驚きを隠せなかった。
デスフラッシュ「人に被害が出ないところでならいくらでも相手をしてやる。だから街中でいきなり襲い掛かってくるような真似はするな。」
二人はまたお互いの顔を見合わせた。言ってはみたが飲むとは思っていなかった提案に予想外すぎる返答が返ってきてまだ頭の理解が追いつかない。
ブルー「ほっ、本当に?」
ピンク「貴方達がこの条件を飲むメリットはなんですか?」
自分達で提案しておきながら承諾されるとこんな質問をしてしまう。
デスフラッシュ「人を巻き込んだり町を破壊するつもりはない。そういう心配のないところでならお前達の相手をしてやると言っているんだ。」
少しイラッとした空気を出しながらデスフラッシュ大佐が答える。コケティッシュシスターズの二人は必死に頭を働かせる。
そして導き出した答えは『コンクエスタムにとっても占領する町や人に被害を出したくないから被害を出さないところでコケティッシュシスターズだけを始末したい』というものだった。これならばなんとか整合性がある。
ブルー「利害の一致ね。」
ピンク「そういうことなら良いでしょう。それでは………。」
ブルー「正義の光がある限り!」
ピンク「悪の栄えたためしなし!」
ブルー「コケティッシュブルー!」
ピンク「コケティッシュピンク!」
二人「「コケティッシュシスターズが成敗します!」」
ブルー「覚悟しなさい!コンクエスタムの怪人達!」
ピンク「貴方達の悪事もこれまでです!」
いつもの口上とポーズをとったコケティッシュシスターズの二人が高らかにデスフラッシュ大佐を指差し宣言するのだった。
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二人は蛸のような怪人と戦う。手が六本あり吸盤もあるので迂闊に近寄れない。そこでブルーは距離を取って戦うことを選んだ。
ブルー「コケティッシュストーン!」
採石場に転がっている岩を掴んでは投げ掴んでは投げ蛸の怪人に岩の雨を降らせた。それを見たピンクも距離を取って作戦を変える。
ピンク「コケティッシュランドスライド!」
岩を避けているうちに端に追い詰められていた蛸の怪人の上からピンクが崖を崩して生き埋めにした。土砂に飲み込まれた蛸の怪人はそのまま完全に埋まってしまった。
ブルー「次は貴方の番よ!」
ピンク「デスフラッシュ大佐お覚悟願います!」
しかしデスフラッシュ大佐は腕を組んだまま動かない。二人が不審に思った瞬間…。
オクトパスエスタム「よっこいしょ。」
気の抜けるような言葉と共に蛸の怪人が何事もなかったかのように土砂の中から這い出てきたのだった。
ブルー「そんなっ!」
ピンク「あれで無傷だなんて………。」
ブルー「ピンク!こうなったらあれを使うわよ。」
ピンク「わかったわブルー。」
ブルー「コケティッシュ!」
ピンク「オクトパス!」
二人「「ポット!」」
二人の魔法によってそこに蛸壺のようなものが出現する。
オクトパスエスタム「こっ、これはぁぁぁ~~~!」
驚愕に目を見開くオクトパスエスタム。ふらふらと壷に吸い寄せられていく。そしてとうとうオクトパスエスタムは壷の中に入ってしまった。
ブルー「今よ!」
ピンク「いくわよ!」
ブルー「マジカルッ!」
ピンク「コケティッシュッ!」
二人「「ダイナマイトッ!&オクトパスポットボム!」」
蛸壺の中にも爆薬が仕掛けてあった。二人の必殺技と同時に蛸壺内の爆薬も爆発する。その二つの相乗効果によってこの必殺技はいつもの2.5倍の爆発力が生まれていた。例え土砂に埋もれても平気な蛸の怪人であろうとこの爆発には耐えられるはすがない。
事実煙が晴れるとそこには蛸の怪人は跡形もなくなっていた。
ブルー「次は貴方の番よデスフラッシュ大佐!」
ピンク「今度こそお覚悟!」
二人はまだ余裕がある。今日はピンクも止めないのでデスフラッシュ大佐と対峙する。
デスフラッシュ「見事だコケティッシュシスターズ。君達の相手はまた今度にさせてもらう。さらばだ!」
しかしデスフラッシュ大佐はまるで消えるようにその場からいなくなった。二人はその姿を見送る。戦う覚悟はあったが深追いは禁物だ。
ようやく立ち直ったコケティッシュシスターズ。戦えシスターズ。負けるなシスターズ。二人の双肩に地球の平和がかかっている。
~~~~~デスフラッシュ~~~~~
幼稚園バスでの戦いが終わってから俺達は秘密基地へと帰投した。今回はオクトパスエスタム君はやられてないから次もオクトパスエスタム君が俺と一緒に囮役だ。
今回の戦闘データなどを整理している時に観測班から連絡が入った。俺は急いで作戦指揮所へと向かった。
デスフラッシュ「どうした?」
キラーレディ「祁答院静流の自宅の中に時空震を感知致しました。」
デスフラッシュ「おお!例のなぞの物体は出現したのか?」
キラーレディ「はい。前回のデータと同じ物が時空震によって出来た空間から現れました。」
聖香と静流に魔法を授けたと思われるモノはその後現れた様子はない。観測班の記録していたデータ上には他に時空震の記録がなかったんだ。だけど今日コケティッシュシスターズが初めて怪人を倒さずに逃げ出したことで向こうも動いたらしい。
これを逆探知できれば敵の尻尾が掴めるかもしれない。ただしこれは大変な危険を伴う。もし向こうの方が魔法科学の技術力が高ければこちらが探知しようとしていることに気付かれるかもしれない。そして探知しようとしていることがばれればさらに逆にこちらの居場所も突き止められてしまう恐れがある。ここは慎重に進めなければならない。
デスフラッシュ「失敗してもいいから向こうに気取られないように細心の注意を払え。」
キラーレディ「はっ!」
キラーレディを中心とした観測班のメンバー達が必死に静流の家に現れたモノの解析と追跡を行う。暫く観測班たちの作業音のみが響き渡っていた。
キラーレディ「再び時空震による転移空間の発生を確認。対象は転移空間へと入り消失致しました。」
デスフラッシュ「どうだ?何かデータは取れたか?」
キラーレディ「はい。現在も解析と追跡を継続中です。」
その返事を聞いて俺は驚いた。
デスフラッシュ「何?まだ追跡中なのか?大丈夫なのか?」
キラーレディ「はい。問題ありません。」
本当に問題ないのか?それは気になるが専門家達が大丈夫だと言っているのなら俺はそれを信じるしかない。
キラーレディ「………。申し訳ありません。見失ってしまいました。」
デスフラッシュ「気付かれたのか?」
キラーレディ「いえ。最初から追跡を警戒して迂回やダミーを混ぜたルートにて移動しているようです。」
デスフラッシュ「…そうか。こっちが見つかるような無茶はくれぐれもしないようにな。今回とれたデータを解析しておいてくれ。」
キラーレディ「………はい。今回で敵の手の内もわかりました。次は逃がしません。」
頼もしい言葉を言うキラーレディに頷き返して俺は作戦指揮所を後にしたのだった。
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翌日学院に登校すると聖香はやつれた顔をしていた。
改太「新道さん何かあったの?」
聖香「え?なんでもないよ?」
明らかに聖香は無理をしている。怪人に負けたことが尾を引いているとは思えない。聖香がこれほどやつれるなんてそんな簡単な話ではなくもっと尋常じゃない何かのような気がする。
静流「おはよう九条君。」
改太「おはよ………大丈夫?祁答院さん休んだ方が良いんじゃない?」
静流にも声をかけられて振り返った俺は更に驚いた。静流は病気のように顔色が悪く暗い顔をしている。声にも元気がない。明らかに体調が悪いと一目でわかる。それでも聖香も静流も今日一日ちゃんと授業を受けて帰ったのだった。
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学校が終わると俺はすぐに秘密基地へと急いだ。基地でデスフラッシュ大佐に変身した俺は観測班のデータを確認してからオクトパスエスタム君を連れて町に出かけた。恐らくではあるが今日はたぶんすぐにコケティッシュシスターズの二人が現れるだろう。
根拠はない。だけど確信はある。二人に魔法科学を授けて以来現れなかった敵が昨日現れたということは二人と何かあったのは間違いない。そして今日二人はあんなに顔色が悪かったのにそれでも授業をきちんと受けてすぐに帰った。
だから俺はあの二人はすぐに町に繰り出すだろうと確信があったのだ。そしてその確信は当たる。
ブルー「待ちなさいデスフラッシュ大佐。」
ブルーが声をかけてくる。今までのような問答無用な雰囲気はない。そこで俺はコケティッシュシスターズに場所を移すことを提案して前から目を付けていた郊外の採石場へと移動したのだった。
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採石場に着くとすぐに二人から提案があった。街中で戦いたくない。それは俺達の意見とも一致する。もちろんすぐさま承諾する。
が、二人は何度も訊ねかえしてくる。少しイラッとしてきっぱり言い切るとようやく納得したようだった。
そして二人のいつもの口上が始まる。それが戦闘開始の合図だった。
二人はオクトパスエスタム君の吸盤を警戒して中々近寄れない。これでは決着はつきそうにないかと思って眺めていたらブルーが採石場の岩を投げ始めた。無茶をする………。
そしてその岩を避けているオクトパスエスタム君が採石場の切り立った崖の下に来たところでピンクが崖を崩してオクトパスエスタム君を生き埋めにしてしまった。ほんとこの二人無茶しすぎだろ!あとで採石場の人たちに怒られても知らないぞ!
ブルー「次は貴方の番よ!」
ピンク「デスフラッシュ大佐お覚悟願います!」
二人は俺を指しながらそう言う。だけど俺は動かない。当然だ。あの程度でコンクエスタムの怪人がダメージなど受けるわけはない。オクトパスエスタム君は年寄り臭い掛け声を出しながら崩れた土砂の中から這い出してきたのだった。
コケティッシュシスターズの二人は驚いている。そこで何か新しい必殺技を使うつもりのようだ。
って、ええええぇぇぇっ!それってただの壷じゃね?なにこれ?これが必殺技?しかも俺のセンサーにはその壷の中に爆薬が詰まっていることが丸見えになっている。当然オクトパスエスタム君のセンサーでもわかっているだろう。
それなのにふらふらとオクトパスエスタム君は壷の中に入っていく。俺にはわかった。もう飽きてきたからこれでやられた振りをするつもりなのだと………。
案の定壷に入ったオクトパスエスタム君に向かって二人はいつもの必殺技を撃ち出す。壷の爆薬と一緒に爆発してその威力はいつもより強い。だけどオクトパスエスタム君はまったくの無傷だ。
爆発に紛れてしれっと逃げ出した。俺だけが二人の前に取り残される。はぁ………。
デスフラッシュ「見事だコケティッシュシスターズ。君達の相手はまた今度にさせてもらう。さらばだ!」
二人は俺と戦う気だったようなので俺は逃げ出した。途中で先に逃げ出したオクトパスエスタム君と合流して基地へと帰投したのだった。
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