第3話「なぜかヒロインは敵のいるところに居合わせる」
翌日俺はちょっと憂鬱な気分で学院に向かった。あの二人の顔を見れる気がしない。それなのに学院にはすぐに着いてしまうし二人にはすぐに見つかってしまう。
聖香「おはよう九条君。…あれ?どうかした?」
改太「おはよう。なんでもないよ。」
聖香「そう?」
俺が気まずそうな雰囲気を出しているのに気付いたのだろう。っていうかこいつ敏感すぎだろ!俺は認識阻害眼鏡〝いつからそこに………めだたーぬ〟を掛けているのに!
静流「おはよう九条君。」
改太「おはよう祁答院さん。」
聖香「ちょっと九条君。何で私の名前は呼ばないのに静流の名前は呼ぶわけ?」
改太「え?別に何も意味はないけど?そんなこと考えてもなかったし。」
聖香「つまり無意識にも私の名前は呼びたくなくて静流の名前は呼ぶってこと?」
改太「だから違うってば…。」
静流「二人とも朝から仲良しね~。」
聖香「ちょっと静流!?別に私は九条君と仲良しなんかじゃないからね。」
改太「そっか。新道さんから見れば俺なんて所詮は『九条君なんか』ってわけだ。」
聖香「あっ!ちがっ!そうじゃなくって…。………ごめんなさい。」
あ…。やりすぎたかな。聖香がしょんぼりして謝ってきた。
改太「あ~。俺のほうこそごめん。別に新道さんを責める気で言ったんじゃないんだ。ちょっと言い方が悪かった。ごめん。」
聖香「ううん。私のほうこそ…。」
静流「二人ともいい雰囲気だねぇ。でも私もいるんだけどなぁ。私も入れてくれる?」
聖香「あぁ!ちがっ!違うからね!そんなんじゃないから!」
静流「ふぅ~ん?」
改太「何か今日は祁答院さんの方がちょっと意地悪してるね。」
静流「え?あっ!………えっと。」
聖香「静流は皆の前では猫被ってるからね。こっちが本当の静流だよ。」
静流「ちょっと聖香!」
聖香「あははっ!さっきのお返し。」
静流「もうっ!」
こうして始業のチャイムがなるまで二人と話した。よかった。昨晩悶々と考えてたのが馬鹿らしくなるくらいあっさりと二人と話せた。
でもこれは別の意味もある。この二人はいつもと変わらない。つまりあんなことをやったのは昨日が初めてじゃないってことだ。普通あんな経験を初めてすれば今日こんな風に普通にしてられるはずがない。何か気持ちが落ち着かず興奮してたりソワソワしたり普段と違う違和感があるはずだ。二人にはそれがまったくない。つまり昨日が初めてじゃなくて、もうあれが日常になりつつあるほど何度も経験しているってことだろう。
そんなことを考えている間に今日も退屈な授業が始まっていた。
=======
退屈な授業が終わった。やっと帰れる。あの二人はやっぱり今日一日平然としていた。それに何かヒントになるものはないかと思って注意してたけどあの魔法少女に関することは何もわからなかった。まぁこんな学院の中で魔法少女についての話なんて堂々と出来るわけないとは思うけど………。
とにかく急いで帰って今日も二人のデータ整理と対策会議と………やるべきことを頭の中で整理しながら帰っているとすぐに基地に着いた。
デスフラッシュ大佐に変身した俺は広間で皆と会議をする。もちろん昨日コケティッシュシスターズにやられた(ことになっている)スパイダーエスタム君もちゃんといる。当然無傷だ。マジカルコケティッシュダイナマイトの直撃を受けても火傷一つ、薄皮一枚怪我してない。
それにしてもあの二人は平然と街中であんな必殺技を使ってたけどあれは街中で使って良い威力じゃない。いくら結界があるとは言ってもあの二人があんなものを街中で平然と使えるような女の子とは思えない。あの必殺技の実体はただの高エネルギーの塊を直接撃ち出して着弾と同時に爆発させてるだけだけどあの二人は魔法だと思ってるんだろう。魔法だから周囲に被害がないとか聞かされていたらあっさり使うと思う。
デスフラッシュ「とにかくあの二人についての調査を進めなければならない。それと平行してコンクエスタムの目的達成のために活動もしなければならない。誰か良案がある者はいるか?」
バットエスタム「はいっ!」
デスフラッシュ「うむ。バットエスタム君。」
バットエスタム「はっ!あの二人組を探すのと慈善活動を行うこと。そしてあの二人組に絡まれても活動に支障が出ないようにこちらも二人一組となって街に繰り出せばどうでしょうか?」
デスフラッシュ「うむっ!それはいいな。じゃ今日は慈善活動組は二人一組になってバラバラに出かけるとしよう。」
スパイダーエスタム「はーい。」
デスフラッシュ「おいおいスパイダーエスタム君。」
スパイダーエスタム「なんですか?」
デスフラッシュ「君は昨日あの二人組にやられたことになってるじゃないか。君が慈善活動に参加したら色々とまずいんじゃないかね?」
スパイダーエスタム「えぇ~…。そんなー。」
デスフラッシュ「はい。ぐだぐだ言わない。君には代わりにあの二人の戦闘データ整理と観測班のサポートを頼むよ。今日は代わりにウツボカズランが慈善活動に出てくれ。」
ウツボカズラン「了解っす。」
デスフラッシュ「それじゃペアはあみだくじで決めようか。」
こうして俺達はペアを作って街へと繰り出したのだった。
=======
俺は今バットエスタムとペアになって街を歩いている。目的はもちろん困っている人がいないか、いれば俺達が手助けできないか探しているんだ。とはいえそうそう困ってる人がいるはずもなく当て所なく彷徨っているだけだ。そしてそんな時に限ってヒーロー、ヒロインはやってくるものだ。
ブルー「待ちなさい!」
来たよ。来ちゃったよ。しかも俺のペアにばったりだよ。
ブルー「正義の光がある限り!」
ピンク「悪の栄えたためしなし!」
ブルー「コケティッシュブルー!」
ピンク「コケティッシュピンク!」
二人「「コケティッシュシスターズが成敗します!」」
ブルー「覚悟しなさい!コンクエスタムの怪人達!」
ピンク「貴方達の悪事もこれまでです!」
昨日と寸分違わぬセリフでブルーとピンクは俺達の前に降り立ったのだった。
=======
俺は〝いつも君の隣に………つながる君〟を起動してバットエスタム君と会議を開く。
デスフラッシュ『どうする?俺達の前に現れちゃったよ。』
バットエスタム『そうですねぇ…。昨日はスコーピオンエスタムの言葉にのせらてノリで戦うことになりましたけど、やっぱり説得した方がよくないですか?話し合えばわかってくれるんじゃないでしょうか?』
デスフラッシュ『うぅ~~ん………。俺はこの二人を説得できる自信はない。そう言うならバットエスタム君が説得してくれたまへ。』
バットエスタム『えぇ!そんな話術もってないですよ。』
デスフラッシュ『でも君が言い出したんじゃないのかね?ん?』
バットエスタム『わかりましたよ~………。それじゃ説得してみます。』
デスフラッシュ『任せた。』
俺は念話を打ち切った。あとはバットエスタム君に任せることにする。俺達が念話している間にあの二人は周囲に結界を張っていた。ちょっとやばそうだな。いきなり襲われるかもしれない。
バットエスタム「あ~…、君達。どうして俺達に絡むんだい?俺達は何も悪いことはしていないよ?」
ブルー「悪いことはしてないですって!白々しい!あなたたちがどれだけ悪事を働いているか私達にはわかっているのよ!」
ピンク「そうですね。今ここでたまたま悪事を働いていなかったからといってあなた方を見逃してはもっと大変なことになることはわかっています。ですからこのまま見逃すというわけにはまいりません。」
バットエスタム「………。」
バットエスタム君が涙目で後ろで見守っていた俺を振り返る。そんな目で見ても知らん。きっと彼女達の狙いは君だ。頑張って戦ってくれたまへ。
俺はもう戦いは避けられないと覚悟して少し下がって観戦モードになったのだった。
=======
ブルーとピンクがいきなりバットエスタム君に襲い掛かる。今回は二人とも武器を持っているようだ。って、え?!ブルーが持ってる武器………。それって鉄パイプじゃね?魔法少女の武器が鉄パイプ?こえぇよ!良い子の皆が泣いちゃうよ!鉄パイプで血塗れになりながら怪人を撲殺する魔法少女ってどんな魔法少女だよ!
俺が心の中で突っ込みを入れてる間にも戦いは進んでいた。ブルーが鉄パイプを振り回してバットエスタム君を追い掛け回す。だけどバットエスタム君は空を飛んで逃げる。長時間飛ぶこともできるけど一度攻撃をかわしてブルーの後ろに降り立つ。ブルーはすぐさま振り返りまた殴りかかる。また飛んでよけて降り立つ。
そんな単調な戦いが繰り返されていた。その単調な作業に慣れてバットエスタム君が油断していたところへピンクが攻撃を加える。近くの民家の屋根の上から様子を窺っていたピンクは飛び上がり武器を真下に向けながら上空からバットエスタム君に迫る。その武器は!バールのようなもの………。
なんだよこの魔法少女達!ほんとにこえぇよ!それも真っ直ぐな方を下に向けてバットエスタム君に飛び掛るって突き刺す気満々だよね?!スプラッターになっちゃうよ!子供に見せられないよ!危うしバットエスタム君!
=======
あぶない!ってバットエスタム君が気付いてないわけもなく余裕で回避できるはずだ。だけどバットエスタム君は避けない。その顔を見て俺はバットエスタム君の考えていることがわかった。このままじゃ埒が明かないからこれを食らって負けたことにしようとしているんだ。
だけど果たしてそううまくいくかな?俺の予想ではスパイダーエスタム君の二の舞になるぞ。と思っていたら案の定………。
カキンッ!
と軽い音がしてピンクの持っていたバールのようなものがバットエスタム君の頭に当たる。だけど当然突き刺さらない。そして動きの止まったバットエスタム君にブルーが鉄パイプで殴りかかるけどこちらも
カキンッ!
という軽い金属音をさせただけで弾かれた。どう見てもバットエスタム君にダメージはない。まぁこれでダメージがあったらあったで脳みそぶちまけたり血塗れになったり大変な絵面になるからダメージがなくて良いんだけど………。
ブルーとピンクは必殺攻撃が通用しなくて驚いているか落ち込むかしているのかと思ったが俺が考えたリアクションと違うリアクションをしていた。
ブルー「やったわ!さすがピンク!」
ピンク「ううん。ブルーがひきつけてくれたお陰よ。さぁ。弱っている今のうちにとどめを!」
ブルー「わかってるわ。いくわよ。マジカルッ!」
ピンク「コケティッシュッ!」
二人「「ダイナマイトッ!」」
わざと二人の武器を食らったバットエスタム君が弱って動きが鈍っていると思っている二人は距離を取ってまた例の必殺技を使った。
ドッカーンッ!
と、きのこ雲が起こる。バットエスタム君はこれ幸いと爆煙に紛れて逃げ出した。もちろん二人の必殺技をわざと体に受けて周囲になるべく被害が出ないようにしていたがダメージはない。
ブルー「やったわ!」
ピンク「うんっ!特訓頑張った甲斐があったね!」
どうやら特訓してきたらしい………。それで思いついたのが鉄パイプとバールのようなものを持って武装することか………?
ともかく今日はまだ二人の胸のブローチは点滅していない。まだエネルギーに余裕があるということだろうか。俺まで戦うことになったらいやなので逃げ出すことにする。
デスフラッシュ「おのれコケティッシュシスターズめ!覚えてやがれ!」
俺はやられ役の三下っぽいセリフを残して逃亡を図ったのだった。
=======
コケティッシュシスターズはまだ余力があったはずだが俺を追ってこなかった。尤も俺を追ってきたところで追い返すなり振り切って逃げるなりいくらでも手はあったがブルーもちょっとは考えて行動するようになったということだろう。
俺は秘密基地に帰投しながら今後について頭を悩ませるのだった。バットエスタム君はもちろん無事だ。怪我一つ負ってない。こちらの人的被害はない。破壊された町もコケティッシュシスターズが魔法科学で補修して帰るだろうから問題ないはずだ。
そんなことは問題じゃない。問題なのは彼女達が俺達コンクエスタムを目の敵にして襲い掛かってくることだ。こちらとしてはあの二人と戦わなければならない理由はない。だけどこのまま襲われ続けるようなら何か手を考えないといけないだろう。
さらにその背後関係だ。今回の戦闘データでもあの二人に魔法科学を与えて加担している背後関係は掴めていない。観測班の報告でも他に何も反応がなかったと報告がきている。つまり現時点では現場に現れているのはあの二人だけで黒幕は現場には来ていないということだろう。
これらは早急に考え対処する必要がある。
バットエスタム「ひどいじゃないですかデスフラッシュ大佐。」
デスフラッシュ「何がひどいというのかね?爆発に紛れてこれ幸いと俺を放って逃げ出したバットエスタム君の方がひどいんじゃないかね?ん?」
バットエスタム「それは………。でもそうしないと終わらなかったでしょう?」
デスフラッシュ「まぁね。………ただ君の武器でやられた振りした時の大根役者っぷりはスパイダーエスタム君並にひどかったけど………。」
バットエスタム「ええ?俺の方がマシでしょう?スパイダーエスタムさんのはほんとひどかったですよ?」
スパイダーエスタム「へ~………。バットエスタム君はそう思ってたんだ?ふぅん?」
基地の通路の向こうから歩いてきていたスパイダーエスタム君がバットエスタム君の言葉を聞いて後ろから声をかける。
バットエスタム「うぇ!スパイダーエスタムさん…。あのその…。」
スパイダーエスタム「いいんだよ~?慌てなくてもあっちでゆっくり聞こうか?」
スパイダーエスタム君に肩を抱かれてバットエスタム君は連れていかれた。俺には何も出来ないが頑張れっ!
………ここは楽しくて良いところだ。あの二人はなんとかしなければならない。なるべく手荒な手段にならないようにどうにかする方法はないか俺の頭はフル回転していたが妙案は未だに浮かばなかった。
~~~~~コケティッシュシスターズ~~~~~
今日も二人でパトロールに出かける。ここ連日毎日のようにコンクエスタムの怪人が出没している。
聖香「いたっ!静流!」
静流「うん。」
二人で顔を見合わせて頷き合う。デスフラッシュ大佐が怪人を連れて街中を歩いている。何を企んでいるのか知らないけどここで食い止めなくちゃ!私達は路地裏に入って簡易結界を張ってから変身する。
聖香「コケティッシュパワー!」
静流「フォームチェンジ!」
二人の体が光に包まれ着ていた服は光となって消えて魔法で現れたドレスが二人の体を包み込む。光が収まるとドレスフォームに着替えたコケティッシュブルーとコケティッシュピンクが立っていた。
そしてデスフラッシュ大佐と怪人の前に躍り出る。
ブルー「待ちなさい!」
私達は再びデスフラッシュ大佐と対峙したのだった。
=======
バットエスタム「あ~…、君達。どうして俺達に絡むんだい?俺達は何も悪いことはしていないよ?」
蝙蝠のような怪人が超音波攻撃で私達の精神を攻撃してくる。
ブルー「(ピンク。騙されちゃだめよ。これは超音波による精神攻撃よ。)」
ピンク「(わかってるわ。ここでコンクエスタムの野望を食い止めなくっちゃ。)」
小声で話して頷き合う。結界はもう張ってある。町への被害は気にすることはない。あとはこの蝙蝠の怪人をやっつけて今日こそはデスフラッシュ大佐もやっつけるのよ。
蝙蝠の怪人の超音波攻撃を凌いだ私達は反撃開始とばかりに戦う体勢を整えたのだった。
=======
前回の苦戦から私達は新たな力を手に入れるために猛特訓をしてきた。そして手に入れた新たな力。ここでデスフラッシュ大佐を倒すために使うわ。
ブルー「(あれを使うわピンク。)」
ピンク「(ええ。いいわよブルー。)」
ブルー「コケティッシュスティック!」
ブルーがコケティッシュスティックを手に蝙蝠怪人に挑みかかる。その隙にピンクが蝙蝠怪人の隙を狙うために隠れる。
ブルーの攻撃は全て空を切る。伊達に空を飛べる怪人ではないようだ。だがブルーは諦めず必死に食らいつく。ピンクは気持ちが焦りながらも慎重にチャンスを待つ。
まだ飛び出してはだめ。ブルーが頑張ってくれている。ブルーの頑張りを無駄にしないためにも私がしっかり決めなくちゃ!
ピンクは必殺武器コケティッシュステッキを構えながらその時を待ち続ける。ようやく蝙蝠怪人に隙が生まれた。
ピンク「ここだわ!コケティッシュステッキ!」
ピンクは飛び上がりステッキを下に向け蝙蝠怪人へと飛び掛ったのだった。
=======
飛ぶことに慣れている蝙蝠怪人は自分が上をとられると思っていなかったのだろう。ピンクが上から迫っていることに気付いていなかった。
ブルー(いけるっ!)
ピンク「やぁぁぁっ!」
ピンクのステッキが蝙蝠怪人を捉える。完璧にヒットしたピンクのステッキの威力に蝙蝠怪人の動きが止まる。
ブルー「たぁぁぁっ!」
そこへブルーのスティックも迫り蝙蝠怪人を捉えた。これで完全に蝙蝠怪人の動きが止まった。
ブルー「やったわ!さすがピンク!」
ピンク「ううん。ブルーがひきつけてくれたお陰よ。さぁ。弱っている今のうちにとどめを!」
ブルー「わかってるわ。いくわよ。マジカルッ!」
ピンク「コケティッシュッ!」
二人「「ダイナマイトッ!」」
二人の必殺技が炸裂する。怪人を浄化する魔法の直撃を受けて蝙蝠怪人は跡形もなく浄化されて消えていた。
デスフラッシュ「おのれコケティッシュシスターズめ!覚えてやがれ!」
デスフラッシュ大佐が逃げ出す。後を追おうかと思ったブルーだったがピンクと顔を見合わせて思いとどまった。確かに前回よりも魔法の力は残っているけど深追いは禁物だった。早くコンクエスタムを壊滅させるのに越したことはないがここで無理をして失敗してしまっては元も子もない。今回は被害を未然に防げただけでも良しとしようと二人は引き上げていったのだった。
ブルー「待ってなさいデスフラッシュ大佐。あなたたちの野望は私達が必ず食い止めるわ。」
ピンク「世界の平和は私達が守ります。」
コンクエスタムによって破壊された町を魔法の力で元に戻してから二人は本来の姿に戻った。そこには年端もいかない二人の少女の姿があった。
まだ少女とも呼べるようなこの二人の双肩に地球の未来はかかっている。戦えコケティッシュシスターズ。地球の平和を守るため!
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます